往復書簡 2


 若手教師(20代)との往復書簡です。
杉渕先生、はじめまして。

私は、R(25歳)といいます。
昨年度より正規採用になり、2年目に突入しました。
昨年度は4年生、今年度は1年生の担任をさせていただいております。
昨年度は子どもたちと共にただがむしゃらに過ごしていました。
分かりにくい授業ばかりだったのに、子どもたちはいつも真剣に耳を傾けてくれていました。
子どもに恵まれた一年間だったなと感じました。

今年度は1年生ということで、昨年度とは勝手が違いました。
それでも、25人の子どもたちは自分の話すことを一言ももらすまいと、頑張ってくれています。
でも、もっともっと伸ばすにはどうしたら良いのだろうか???と思っていました。
そんな時に、陰山先生の出された「土堂小メソッド」の中に、
「授業作りのプロフェッショナル」杉渕先生と書かれていました。
興味をもった自分は、アマゾンで杉渕先生の出された本を購入しました。
その本をヒントに少しずつ取り組んでいます。
今、子どもたちと取り組んでいるのは、「無言清掃」と「すぐ立つ、すぐ座る」の二つです。
後者は、杉渕先生のホームページに書かれていたことで、そのページを見た翌日にやってみました。
何度も練習をしたら、すぐに変わりました。
それから数日たった今、授業のテンポが少しずつ良くなってきたように感じます。

ホームページ上に書かれあった子どもたちの言葉から、いかに杉渕先生がすごい実践をされているのかがよく分かります。
杉渕先生のように、子どもたちをより良い方向へと感化させることのできる教師になりたいと思い、このメールを書きました。
こんな私でも、ねっけつ君のお仲間に入れていただくことができるのでしょうか・・
・?

お忙しいとは思いますが、是非、お返事ください。
どうぞよろしくお願いします。



 R 様

  はじめまして。
  杉渕です。

  メールありがとうございました。
  教師になってから3年間どう過ごすかで、一生が決まります。
  がんばってください。

  教師の成長=子どもの成長 です。

  ねっけつ君の仲間に入ってください。

  よかったら、6月19日杉渕学級を見に来ませんか。
  生を見るのが一番だと思います。

 杉渕先生、こんばんは。

早速、メールが届き一人感激していました。
6月19日のお誘い大変ありがとうございます。
あいにく、その日は友人の結婚式の日と重なってしまい、参観することができませ
ん。
とても残念に思います。
是非、先生の素晴らしい実践を生で見てみたいです。

ねっけつ君の仲間にも誘っていただき嬉しく思います。

一つ、お聞きしたいことがあります。
子どもたちの座席なのですが、やはりコの字型の方がよいのでしょうか・・・?
今は、男女隣り合わせにした形態にしています。
座席一つでも大きな変化があるのでしょうか。
教えてください。
 
 
  R 様

  こんにちは。
  杉渕です。

  座席配置は、教師の思想があらわれます。
  決定的といっていいほどです。
  あとは、自分で考えてください。
  実践してみてください。
 
 杉渕先生、こんばんは。
 Rです。
 学校公開の折には、二日間授業を参観させていただきありがとうございました。
 私のつたない質問にもしっかりと耳を傾け、貴重なご指導をいただくことができました。


 本当に充実した二日間になりました。

 早速、今日から色々と取り入れてやってみました。
 子どもたちの反応も上々で、どの子も集中してやっていました。
 長々と書いてしまいましたが、ザッと目を通していただけたら幸いです。
 よろしくお願いします。

<今日やってみたこと>
@朝の時間のスリム化
 8:20 〜 8:30 読書(日課)
 8:30 〜 8:35 朝の会
 (内容) (1)朝のあいさつ
       (2)健康観察 
        身だしなみのチェック(ティッシュ・ハンカチ)        (3)連絡
 ただ、今日は提出物の確認や防犯ブザーのチェックがあったので、5分伸びてしまった。

 8:35 〜 8:55(基礎学力の時間):勝手に自分でやっています。(日課はあるのですが・・・。)
  @音読A10マス
 【月・火・木・金】はこんな感じでやっていこうと思っています。どうでしょうか・・・?

A始業・終業のあいさつの仕方
 杉渕先生のクラスを真似してやっていこうと思っています。
 立つスピードはいいのですが、その後のあいさつが揃いません。
 どうしても立った後に間が空いてしまい、だらっとなってしまいます。
 今日からスタートしたので、長い目で見守っていこうと思っています。

B音読の声を変える
 「おはよう!」でやってみました。
 (1)普通の声
 (2)やや高い声
 (3)高い声
 (4) (1)〜(3)を連続して
 (5)不機嫌そうな声で
 (6)口に物が入っている感じで
 (7)遠くの人に向かって
 (8)床に向かって
 (9)口をはっきりとあけ、音は出さずに
 (10)大好きな人とすれ違った時
 (11)ちょっと苦手な人とすれ違った時
 (12)赤ちゃんに向かって
 (13)隣の人の耳元で
 (14)鼻をつまんで
 (15)自分の手に向かって
 (16)自分の足に向かって
 (17)ちょっとかっこつけの人のように
 (18)体育会系の人のあいさつの仕方で
 (19)ヤクザ座りをしながら
 (20)あくびをしながら
 (21)ダースベーダーの声で(かぶり物をして)
 (22)窓の外にいる先生に向かって
 (23)ペ・ヨンジュンに向かって手を振りながらあいさつをするおばちゃんたちのように
 (24)上空の雲に向かって
 (25)上空の飛行機に向かって
 (26)北アルプスに向かって                     ここまで考えてみました。

 この中から、(1)〜(4)、(21)〜(23)をやりました。
 子どもたちがやる(4)は気持ちが悪かったです。
 (21)・(23)は大ヒットでした。ダースベーダーのかぶり物を出した時の歓声はすごかったです。
 どの子もニコニコでやってくれました。
 こっちも楽しんでやっていました。
 ただ、音読の声は、まだまだです・・・。すごく先は長いです。
 やや高い声(音読の声)にすると、声量が落ちてしまいます。難しいです。

 算数の時間にも音読を取り入れてやってみました。続けていきたいです。

<今日の、うちのクラスのやや問題の二人の児童(Wくん、Hくん)の様子>
@音読は、すごく一生懸命やっていた。
 特に、1・2年の全漢字音読の読みは気合が入っていた。すごくいい感じでした。
A10マスで最高タイムを出す。(二人とも)
 おまけをしたが、4秒台のタイムでやっていました。(+0)
 すごい集中力だったので、これを継続させたい。
B図工の時間はやや集中がとぎれてしまった。
 二人とも、図工は・・・。特に絵を描くことは大の苦手のようです。
C給食の時間は、二人ともあいさつの前に完食できました。
 (今日のおまけ)
 掃除の開始までに全部食べられたら、ポケモンシール1枚。
 あいさつ前までに全部食べられたら、ポケモンシール2枚。
 先生より早く食べ終わったら、ポケモンシール3枚。

 自分は、丸つけなどをしながら相当遅く食べ始めました。
 二人とも自分の様子をチラチラ見ながら一生懸命食べていました。
 Wくんは、クラスでも5番くらいの早さで食べ終わり、
 Hくんも頑張り、二人とも自分より早くに食べ終わっていた。
 その後、Wくんは歯磨きも済ませ、座って待っているかと思えば、
 友だちの食器や牛乳瓶を片付け始めていたのです。
 途中、嫌になったのか止めてしまったが、
 「友だちの為に何かをやろう!」という姿を見たのは初めてでした。
 Wくんは、ポケモンよりもデュエルマスターズの方が最近はいいようです。
 ポケモン作戦はしばらくは有効だと思うが、もうしばらくしたら、
 別の作戦を考えねばと思っています。

D掃除の時間
 机運びを二人で真剣にやっていた。
 時間前に終わったので、どういう行動をとるのかな?と思って見ていると、
 Hくんはオルガンを動かして、その下を一生懸命に雑巾をかけていた。
 それが終わると、友だちの椅子の脚についているほこりなどを黙々と取っていた。
 Wくんは、・・・・・・。プラプラしている様子だった。
 明日は何か手段をうたねば。

E音楽会に向けてのピアニカ練習
 土・日しっかりと練習をした様子が分かりました。

今日はすご〜くいい感じでした。この調子ならば・・・。

  R 様
  こんばんは。
  杉渕です。

  先日は、参観ありがとうございました。
  こうして、すぐ実践し報告してくださるのが一番うれしいです。
  がんばってくださいね。

 杉渕先生、こんばんは。
 Rです。

今日は、失敗の連続でした。
3時間目、校内の研究会だったので、クラスを自習にして行きました。
課題は、音読(1・2年の全漢字音読)をやってから、
計算プリント(97−50、32−6の類)を班ごとで行うというものでした。
戻ってみると、一人の児童(Kくん)が同じ班の児童のところを何度も叩いていたのです。
事情を聞いてみると問題の分からなかったKくんは、同じ班の人の答えを見ようとしたようです。
でも、それを拒絶され、癇癪を起こしてしまったようです。
で、その班の人に、答えを隠すのではなく、「どこが分からないの?」と聞くように言いました。
Kくんには一緒に問題をやり、何とかその場は落ち着かせることができたのですが、
全員で答え合わせをしてみると、半分の児童が理解できていませんでした。
自分自身の指導法に猛反省。
1年生のくり上がりのたし算とひき算が定着できていませんでした。
たし算は、10マスをやっていることもあり、まだまだいいのですが、ひき算は壊滅状態でした・・・。
手を使いながらやる子が何人かいて・・・。
今後、筆算もあり、何とかしなければいけません。
フラッシュカードを使いながら、繰り下がり・繰り下がりなしのひき算の定着をしていった方がいいのでしょうか・・・?
今後の見通しが持てずにいます。教えてください。お願いします。


その後、「1年生の頃はできていたじゃないか〜〜〜」という思いが顔に出てしまい、クラスの雰囲気は最悪に・・・。
そうすると、給食の時間に二人もこぼす子が出てしまいました。
全て自分の責任だと強く感じました。

音読、頑張っています。
今日も「おはよう」をやりました。昨日と違うバージョンをやったのでノリノリでした。

子どもたちがイキイキしながらやっているのがよく分かりました。
その後、「スイミー」をやりました。
「広い海のどこかに小さな魚のきょうだいたちが、楽しくくらしていた。」
ここだけをやりました。
最初に、「広い」を考えました。
@どのくらい広い?手でやってごらん。
A教室よりも?
B学校よりも?
C地球よりも?
D宇宙よりも?
E先生とどっちが広い?
F先生の心の中は「広い?」「狭い?」 → 一斉に「狭い〜〜〜」
子どもたちには、少しイメージ不足のようでした・・・。先生のお考えも教えてください。

続けて、「海」を考えました。
@深い? 浅い?
Aきれい? 汚い?
B温かい? 冷たい?
C先生は、温かい? 冷たい? → こちらも一斉に「冷たい〜〜〜」
D季節は?
E朝・昼・夜?
F天気は?
G場所は?
H波はある?
Iその波は高い? 低い?

「広い海」だけをまず自分が行い、何回か繰り返してから、一人ずつやってみました。



口がしっかりと開き、やや高い声の子が何人もいました。いい感じでした。
「インサイドパス」使ってみました。
そっちの方が逆に恥ずかしいようで、これを使ったのは、クラスいちのお調子ものでした。
他全員は、頑張ってやってくれました。

「小さな」は、子どもたちのイメージを聞きました。
子どもたちは、「ビー玉」をイメージするのがいいということになりました。
「楽しく」も子どもたちに、イメージを聞くと
「去年行った遠足」という意見が多かったです。

そうして、やってみたら、かなり進歩したように思いました。(自分程度の目線ですが・・・。)
子どもたちもイメージしながら精一杯に声を出してくれていたので、
自分もしっかりと準備しなくちゃいけないという気になりました。続けたいです。

杉渕先生、教えてください。
やや高い声でやると、どうしても声量が小さくなってしまいます。
また、気持ちを込めて読むとスピードがすごく落ちてしまいます。
どうしたらいいのでしょうか・・・??


<今日のWくん・Hくん>
@Wくん、朝の着替えが遅い。
 「1分制限、よ〜〜い」と言ったらもの凄い勢いでやっていました。
 1分で着替え終わりました。できるじゃないか〜〜〜。
A10マス・音読ともいい感じでした。
B知能テストの集中力もあった。数日前とは大違いのように感じます。
 あいさつの時も当番や自分の方に注目し、立ち遅れることがほとんどなくなりました。


C給食
 昨日と同様に、シール作戦でやってみました。
 二人とも自分よりも早くに食べ終わり、シールを3枚持ち帰っていきました。
D掃除
 先生に教えていただいたように、
 早く終わった時には、割り箸にティッシュを巻きいたもので、ドアの溝をやるように言いました。
 みんなの前で贈呈式も行いました。
 
 結果は、凄かったです。
 二人で黙々とやっていました。
 掃除が終わるとWくんが、
 「先生、ティッシュがやぶけてしまいました。もっと頑丈なのを作ってください。」


 と言ってきました。すごいやる気です。

 先生に教えていただいた通りにやったら、180度違う方向にいくのを肌で感じました。
 本当にありがとうございました。
 こんにちは。
 杉渕です。

  焦りは、禁物です。

  引き算については、私の本を読んでください。
  詳しく出ています。
  また、主婦の友社から出ている「10マス計算ドリル」
  を見てください。
  ここに出ているカードが有効です。

  いいことをたくさん

  今、音読が好調のようです。
  音読をメインにするといいでしょう。

> やや高い声でやると、どうしても声量が小さくなってしまいます。
> また、気持ちを込めて読むとスピードがすごく落ちてしまいます。
> どうしたらいいのでしょうか・・・??

  今の次点で、声量を求めないこと。
  声は小さくなって当然です。

  スピードは、教師に合わせるといいでしょう。
  先生のスピードに合わせて言わせる練習をしましょう。

杉渕先生、おはようございます。

お忙しい中お返事いただき嬉しく思います。
「10マス計算ドリル」早速注文します。
焦らずじっくりと、音読・計算(+、−)に取り組んでいきたいと思っています。

今後ともよろしくお願いします。

杉渕先生、おはようございます。
変な時間にすみません。

私のようなメールにしっかりと目を通し、返信してくださることが何よりも嬉しいです。


励みになります。

<今日の国語の授業>
@(1・2年の全漢字音読):5分
 かなりスピードアップしてきたように思います。
 一人一人の口がしっかりと開いてきました。
Aスイミー:10分
 今日は、スピードに重点を置き、指導しました。
 自分が勉強不足だったので、左程変化がありませんでした。
 しっかりと考えずに行うといい指導はできませんね。
 自分のスピードにも忠実に従おうと頑張っていた子どもたちの姿が励みになりました。


 次こそは・・・。
B漢字指導:30分
 (1)漢字たし算・ひき算
  ・糸+田
  ・糸+会
  ・糸+泉
  ・門+耳
  ・門+日
  ・十+日+十+月(IQサプリの問題より)
  ・森−林
  ・明−月
 (2)新出漢字の指導
  この部分のテンポがなかなか上がりません。
  自分の指導を書きます。どうすればテンポよく指導ができるのか教えてください。


  (あかねこ漢字スキルを使いながら指導しています。)
  <今日の指導から>
  @「紙という字を書きます。書き順をよく見ていてください。」
  A「先生と一緒に、黒板に向かって3回書きます。声をしっかりと出してやりましょう。」
  B「次に、ストップウォッチに向かって書きましょう。」
  C「前の時計に向かって書きましょう。」
  D「先生の手に向かって書きましょう。」
  E「文を読みます。先生の後に続いて読みましょう。」
   2つの文を一度読む。
  F「やや高い声で、みんなたちだけで読みましょう。」
  G「もう一度読みましょう。」
  H「お手本を3回なぞってから、練習をしましょう。」 
   紙を5回ほど鉛筆を使って練習する。
  <早く終わった子への課題>
  ・文のところを読ませた。
  でも、遅い子との差が激しく、何度も黙々と読んでいた。
  今日習う他の場所の字の文を教師に言われずに読んでいる子がいたが、そういう子は少数。
  自分が誉めたことで少しは変化があったが・・・。
  遅い子は、もの凄く遅かった。
  最も早い子と最も遅い子の差は約4分以上。
  
  こんな感じで一文字を行っています。
  結局今日は、3文字しか行うことができませんでした。

  そこで、自分なりに考えてみました。<遅い子への対応>
  @まず、遅い子をもっと注意深く観察してみる。
  A原因を探る。
  B「やる気」の問題なのか、それとも、「書くスピード」が問題なのか。
  C声がけを行ったか。
  Dその子のいい部分を探そうとしていたのか。
  E悪い部分にばかり目がいっていたのではないか。
  F書くスピードが遅いならば、「あいうえお」を早く丁寧に書かせる練習を行う。


  Gどの部分でつまずくのかをよく観察する。
  Hもし、そういう部分がある時には、その部分を赤鉛筆で書き、なぞらせる。
  I全部こちらで赤鉛筆を使って書き、なぞらせる。

  どうでしょうか???


 算数のひき算は、本「子どもの学力がぐんぐん伸びる家庭楽習」に出ているやり方で今日
 やってみました。
 「0、1、2」の合成分解をやりました。半分以上の子がすらすらと言えませんでした。
 繰り返しやっていくしかないですね。
 主婦の友より出版している本を今日注文しました。
 届くまで本のやり方に沿いながら取り組んでいきたいと思っています。

<今日のWくん・Hくん>
@昨日は、朝、10マスを机の上に用意できずにいたが、
 今日は二人ともしっかりと机の上に置いてあった。
 でも、そのことを知りながら、誉め言葉をかけることを怠ってしまった。
 できていた時には、しっかりと誉めてあげたい。

A暑さのせいか、集中力に欠ける時間があった。(Wくん・Hくんだけでなく、半数の児童)
 しかし、それは、自分の責任。
 授業が間延びしているからだ。(自分がしゃべりすぎ、Kくんの発言が原因??)
 
 クラスの児童が「○○だと思う。ここは、こうだと思う。」と意見を頑張って出してくれます。
 ただ、いつも発言を頑張るKくんが言うと、
 担任に似て説明下手で何を言っているのか分からなくなる時があります。
 Kくんの話に耳を傾けているもののやっぱり分かりません。
 「あのさ〜、こうでさ〜」と説明が長すぎて、聞いている方(他の子)はだれてしまっています。
 今日もそうでした・・・。一気に集中を失っていました。
 Kくんが発言をすると、「あ、またか・・・。」と思ってしまう自分がいます。
 でも、その心を変えていくことが第一かなとも思います。
 「Kくんの姿が自分の姿なんだ」とこの文章を書きながら思いました。
 Kくんへの指導を考えねば・・・。

B給食・掃除
 二人とも、時間を意識しながら食べることができるようになってきた。
 「焦る」ということを覚えたのかもしれない。
 回路がつながってきたか・・・。

 掃除のやる気はすごい。特にWくん。
 黙々と掃除をしていた。終わった時の彼の額には、うっすらと汗が・・・。
 「さすが、W掃除大臣」というと照れながら「やめろよ〜〜」と言ってきた。
 また頑張ってくれそうだ。期待がもてる。
 バリエーションを増やしていきたい。

<三日間やってみて気付いたこと>
音読をどの時間でもきっちりととるようにしてから、給食の食べっぷりがよくなったような気が・・・。
早く食べ終わる子が増えてきたように感じる。
声を出すということは凄く疲れ、空腹にさせるのかもしれないと感じた。

  R 様

  こんにちは。
  杉渕です。

>
> <今日の国語の授業>
> @(1・2年の全漢字音読):5分
>  かなりスピードアップしてきたように思います。
>  一人一人の口がしっかりと開いてきました。

  量を少なく、時間も短くするといいでしょう。
  最初は、1分くらいがいいと思います。


> Aスイミー:10分
>  今日は、スピードに重点を置き、指導しました。
>  自分が勉強不足だったので、左程変化がありませんでした。
>  しっかりと考えずに行うといい指導はできませんね。
>  自分のスピードにも忠実に従おうと頑張っていた子どもたちの姿が励みになりました。


  もっと短く。
  あまり、あれこれやらないこと。
  1つのことをくり返すこと。
  たとえば、強弱。
  子どもたちができそうなものから、実践してください。
  スピードは、後回し。
>
>  次こそは・・・。
> B漢字指導:30分
>  (1)漢字たし算・ひき算
>   ・糸+田
>   ・糸+会
>   ・糸+泉
>   ・門+耳
>   ・門+日
>   ・十+日+十+月(IQサプリの問題より)
>   ・森−林
>   ・明−月
>  (2)新出漢字の指導
>   この部分のテンポがなかなか上がりません。
>   自分の指導を書きます。どうすればテンポよく指導ができるのか教えてください。


  長すぎます。
  5分で構成しましょう。

>
>
>   (あかねこ漢字スキルを使いながら指導しています。)
>   <今日の指導から>
>   @「紙という字を書きます。書き順をよく見ていてください。」
>   A「先生と一緒に、黒板に向かって3回書きます。声をしっかりと出してやりましょう。」
>   B「次に、ストップウォッチに向かって書きましょう。」
>   C「前の時計に向かって書きましょう。」
>   D「先生の手に向かって書きましょう。」
>   E「文を読みます。先生の後に続いて読みましょう。」
>    2つの文を一度読む。
>   F「やや高い声で、みんなたちだけで読みましょう。」
>   G「もう一度読みましょう。」
>   H「お手本を3回なぞってから、練習をしましょう。」 
>    紙を5回ほど鉛筆を使って練習する。
>   <早く終わった子への課題>
>   ・文のところを読ませた。
>   でも、遅い子との差が激しく、何度も黙々と読んでいた。
>   今日習う他の場所の字の文を教師に言われずに読んでいる子がいたが、そういう子は少数。
>   自分が誉めたことで少しは変化があったが・・・。
>   遅い子は、もの凄く遅かった。
>   最も早い子と最も遅い子の差は約4分以上。
>   
>   こんな感じで一文字を行っています。
>   結局今日は、3文字しか行うことができませんでした。
>


  同時にあれもこれもやらないこと。
  まずは、読むだけ。



>   そこで、自分なりに考えてみました。<遅い子への対応>
>   @まず、遅い子をもっと注意深く観察してみる。
>   A原因を探る。
>   B「やる気」の問題なのか、それとも、「書くスピード」が問題なのか。
>   C声がけを行ったか。
>   Dその子のいい部分を探そうとしていたのか。
>   E悪い部分にばかり目がいっていたのではないか。
>   F書くスピードが遅いならば、「あいうえお」を早く丁寧に書かせる練習を行う。
>
>
>   Gどの部分でつまずくのかをよく観察する。
>   Hもし、そういう部分がある時には、その部分を赤鉛筆で書き、なぞらせる。
>   I全部こちらで赤鉛筆を使って書き、なぞらせる。
>
>   どうでしょうか???

  あまりに多くのことをやらせるからです。
 
>
>
>  算数のひき算は、本「子どもの学力がぐんぐん伸びる家庭楽習」に出ているやり方で今日
>  やってみました。
>  「0、1、2」の合成分解をやりました。半分以上の子がすらすらと言えませんでした。


  こんな簡単なことが…と思ったことでしょう。
  想像以上にできないと思います。
  ここがスタートです。
  まずは、「0、1、2」をくり返しおこなってください。
  すぐ次に進まないこと。



杉渕先生、こんにちは。
Rです。

新河岸小で相当の刺激を受け、最初の1週間が終わりました。
この1週間、とにかく音読。暇さえあれば、音読。
そして、10マス、フラッシュカードとやってきました。

たった4日間ですが、集中力のないWくんが凄い変わってきました。
10マスには前から興味をもっていたのですが、彼は音読にも興味をもっていたことが分かり、
喜々とした表情で授業を受けているように感じました。
そして、Wくんにとっては最難関だと思われていた給食・掃除への取り組みも変わってきました。
給食・掃除・10マス・音読に力を入れて取り組んだことで、様々な面で相乗効果がみられました。
@授業中に落ち着いて話を聞くことができるようになった。
A無駄話をすることが少なくなってきた。
B進んで意見を言うようになった。
C進んで本を借りにいくようになった。
D登校時間が早くなった。(前までは、始業ギリギリが多かったです)
Eできないことにも進んで挑戦するようになってきた。(ピアニカ・歌)
Fノートを丁寧に書くようになった。

あとは、Hくんを・・・。
@グループ活動をしている時にも、一人指しゃぶりをしてそっぽを向いてしまうことが多い。
A友だちの注意を素直に受け入れず、反発しもめごとを起こしてしまうことが多い。
B教師の話には耳を傾けようとするが、他の児童の意見には耳を傾けようとしないことが多い。
こういうHくんをどう導いていけばよいのでしょうか・・・?
教えてください。
Wくんが伸びている分、余計にHくんも・・・と求めてしまっているのかもしれません。



金曜日の日は、先生に教えていただいた通りに1つひとつの活動を短くしてみました。

<朝読書が終わり、一時間目までの時間の中で、>
@朝の会(健康観察含む) 8:30〜8:33
A0・1・2の合成分解 8:35〜8:37
B10マス(+0)一列ずつ、8秒制限 8:39〜8:45
 表は一列ずつ、裏は2列連続(16秒制限)で行いました。
C音読(2年全漢字音読)8:46〜8:48
 (1)番号1〜番号8まで (全員で)1分間に3回行うことができました。
 (2)番号1〜番号8までを超高速読み(30秒)
D漢字クイズ 
 (1)フラッシュカードで部首を答えさせる。(2回繰り返す)8:49〜8:51

  『木へん、さんずい、しんにょう、魚へん、日へん、糸へん、くさかんむり、門がまえ』
 (2)漢字たし算、漢字ひきざん 8:51〜8:55
  日+月、門+耳、糸+会、糸+泉、木+黄、くさかんむり+早、森−林、鮪、鮭
  1つひとつ答えさせたので時間がかかってしまった。一斉にやってもよかった。

こんな感じでやってみましたがどうでしょうか?


ただ、教科の時間だとなかなかスピーディーにいきません。
この部分の課題を克服していきたいなと思っています。

杉渕先生、こんばんは。変てこな時間にすみません。
小田切です。

お忙しい中メールを返信していただきありがとうございました。
今日の朝この流れでやってみて、
よかったこと、よくなかったこと、わかったこと、わからないこと、考えなければいけないことが
何となく見えてきたような気がします。
『子どもたちよりも早く教室へ行く』
そのためには、家を何時頃出ればよいのか。やらなければいけないことは何か。
準備しておくものは何か。
この1つをとって見ても色々と見えてきました。
続けていきたいです。

<今日の考察>
☆よかったこと
・子どもたちの朝の世界を見ることができたこと。
・クラスの中でも比較的大人しく、引っ込み事案な子がトランプが好きだということが分かった。
(特に、神経衰弱)
・ファイルと10マス、ひき算の紙を用意していない子に配ったことは良かった。
→あいさつ後に全員が一斉に始めることができた。
・廊下掃除をしていたことで、自分のクラスだけでなく、他のクラスや学年の子があいさつをしてくれた。
→すごくいい気分になった。続けていきたい。
・掃除をしたこと。
→個人的に清々しい気分になることができた。

☆よくなかったこと
・読書の前に自分のやることが多すぎて、あれもこれもは無理だった。
→先生のメールに書かれていた通りでした。もっと厳選を。
・トランプをやったことはよかったのだが、場所が悪かったのか全員が集まってきてしまい、
 その子自身の活動(着替え、提出物を出す)が後手に回ってしまった。
 「着替え終わったり、宿題を出した人以外はきてはいけません。」と言ったが、全く効果なし。

☆わかったこと
・うちのクラス(おおよそですが・・・)の中で誰があいさつをしっかりとできるのか。

 先生よりもだれが早く言うことができるのかを確認することができた。
・教室に入ってきてからの行動に無駄が多い。(昨年1年間の負の部分が染み付いてしまっている。)
 何をするわけでもなく、フラフラと動いている子。
 着替えをせずに、友だちとじゃれあっている子。
 着替えをするのにも時間がかかる子。(帰りはもの凄い早いのに・・・。)
・連休明けで、ボケボケな人たち。
→合成分解はほとんど答えられず。最初に戻ってしまった。
 
☆わからないこと、考えなければいけないこと
・着替えが遅い子にどういう対応をしていかなければいけないか。
・子どもたちの無駄な時間をどうやって減らしていけばよいか。
→一人の子に絞って、よく観察をしてみる。
 「早く着替えなさい。」絶対に無理。直球勝負は通用しなくなっている??
 やる気を引き出したり、着替えなければいけない、早く準備しなければいけないという必要感にせまる  
 ようなものはあるのかを確認する。
・トランプはどんな感じで行うのがいいのか。
→今日は一ヶ所だったが、何ヶ所でもできるように何個か用意をしておけばいいのではないか??
・子どもたちは、10マスや合成分解をすることで、満足感ややる気をもっているのだろうか。
→声がけが必要。
 『10マス』(+0)2週目に突入。5秒制限で何個かやらせてみる。

その上で、再度朝の流れを考えてみました。

○朝、子どもたちを教室で迎える。(7時30分には行っている。)
○教室には誰もいないはず・・・。いた・・・。Dくん
○電気をつける。
○窓を開ける。
○黒板をきれいに消す。
○黒板に「10マスの紙とひきざんの紙とファイルをよういしておくこと。ぜんぶ(+0)」と書く。
○給食の配膳台をふく。
○オルガンの上をふく。
○子どもたち全員の机の上をふく。
○自分の机の上をふく。
○廊下をはく。
○作業をしている間に、子どもたちが続々と入ってくるだろう。
○子どもたちが声をかける前に「おはよう」と声をかける。
○子どもたちが先に言ったら、「おはよう、○○さん。いいあいさつだったよ。」と言う。
○あいさつをしても小さい声の子もいるだろう。それもよし。
○あいさつをせずに入ってきた子には、「○○さん、おはよう」と声をかける。
○自分がいる前で10マスやファイルの用意をしようとしたら、うんと誉める。
○「黒板のところ、よく見たね。すごい。」と言う。

○その後、けん玉やトランプ(スピード・神経衰弱)を子どもたちと一緒に行う。
○トランプは複数個用意しておく。
○やりたいと言った子に貸す。
○一番早く登校したのに、次の行動に移らないDくんには、
 「早く着替え終わったら、先生とけん玉の勝負をしよう。それとも、トランプどっちがいい?」と聞く。
○どちらかは答えるだろう。
○「それなら、今から2分以内に着替えておいで。待っているから。」と伝える。
○2分で着替え終わってやってくるかもしれない・・・?
○一緒に遊ぶ。
○まずは、Dくんから攻めていこう。
○大物はまだまだいるが・・・。Wくん、Oくん、Nくん、Kくん、Mくん、Mさん、Yさん
○全体的に時間のロスは多い。
○自分が教室にいることで、少しはプレッシャーを感じて欲しいが・・・。全く今日はなかった。
○しばらくは、じっくりと観察。
○怒るなよ〜〜〜。怒るなよ〜〜〜。我慢しろ。
○良いところを1つでも見る目をもとう。
○10マスの用意もせずに、図書館や外にいった場合にも呼び止めるようなことはしない。
○8時10分ころより、見回り開始。
○落し物がないかどうか、10マスとファイルの用意ができているか。
○落し物があった時は、さっと拾う。
○さりげなく、机の上に置いておく。
○用意できていない子のところには、紙(10マス・ひき算の紙)、ファイルを置いておく。

○8時15分になったら自分が読書開始。
○月・金は職員朝会なので、8時15分には職員室へと向かう。
○火・木は子どもたちと一緒に読書をする。(読む本は杉渕先生の本)
○水は、集会活動なので、また変わってくる。

○戻ってきたら始める。(8時30分)
○一度見回し、始める。(すぐに始めてみる。)
○立つように、合図を出す。
○音を出さずにさっと立てているのかを確認する。
○出来ている時には、一言誉める。「素晴らしい!」
○出来なかった時には、何も言わない。
○あいさつ「おはようございます」 声が揃うかどうか・・・。最近、揃ってきている。

○立ったままですぐに始める。
○「0の合成分解をします。」(教師)
○「0の合成分解をします。」(子ども)
○「0は、」(教師)
○「0と0」(子ども)
○「1の合成分解をします。」(教師)
○「1の合成分解をします。」(子ども)
○「1は、」(教師)
○「1と0、0と1」(子ども)
○「2の合成分解をします。」(教師)
○「2の合成分解をします。」(子ども)
○「2は、」(教師)
○「2と0、0と2、1と1」(子ども)
○これをあと1回行う。
○その後、カードを見せた瞬間に言わせる。
○「0」 → 「0と0」
○「1」 → 「1と0、0と1」
○「2」 → 「2と0、0と2、1と1」
○@全員A男子B女子C1・2班D3・4班E5・6班F全員の順に行う。
○しゃがんで待っていさせる。
○その時に、心の中で答えを言うように伝える。
○全員が終わった後で、席に座らせる。

○終わったら、すぐに「ようい、ドン」
○おまけの意味で当然ストップウォッチは遅れて押す。
○8秒制限で行う。(今日は7列)
○ほとんどの子ができるようになってきているが、とにかく繰り返して行う。
○答え合わせは行わない。
○早く終わった子には、次の列を目で追うように伝える。
○8秒経ったらすぐにスタート。
○ストップウォッチは遅れて押す。
○7列終わった時に、「次は5秒制限」と言う。
○歓声は起きるだろうか・・・。起きてほしい。
○「嫌だ〜〜」と言いつつも、ニコニコしている子がいて欲しい。
○かなりおまけをしてあげる。
○「ようい、ドン。」と言ってから、心の中で少しゆっくりに「1・2」と数えてからストップウォッチを押す。
○こんな感じで表面を進めていく。

○裏面に突入。
○「ダブル、15秒。ようい、ドン」
○遅れて押す。
○次の列はすぐにスタート。「ダブル。ようい、ドン」と進めていく。
○裏面は全て、2列ずつ行う。
○最後の二列は、10制限で行う。
○かなりおまけをしてあげる。
○「ようい、ドン。」と言ってから、心の中で少しゆっくりに「1・2」と数えてからストップウォッチを押す。
○裏面を終了したところで、「作戦タイム」の時間を設ける。
○「苦手なところを鉛筆で印をし、声に出して読みましょう。10秒間集中して行うこと。」と言う。
○10秒後にワンポイントアドバイスを。
○「紙から鉛筆が離れている人がいます。離さないで行いましょう。」と言う。

○次は、ひき算の問題(1年生の初期のもの:繰り下がりなし)を行う。
○「ひきざん、一分勝負。ようい、どん」
○遅れて押す。
○要注意の子のところへ見回りにいく。
○一分後、答え合わせ。
○答えは自分の方で言う。(後々は子どもに言わせたい。)
○終了したところで、「作戦タイム」の時間を設ける。
○「苦手なところを鉛筆で印をし、声に出して読みましょう。10秒間集中して行うこと。」と言う。
○10秒後、全てをファイルに閉じこませる。
○ファイルに閉じこむのを待つ。
○全員用意できたのを確認し、立たせる。

○次に、1・2年全漢字音読を行う。
○紙を机の上に用意させ、静かに待っていさせる。
○その間に、今日行う問題番号を伝える。
○問題数は少なくして行う。何度も繰り返し行うことができるようにする。
○1・2年全漢字音読とも、3個くらいを目安にする。
○全員が用意できたのを確認し、立たせる。
○立ったらすぐに言わせる。
○2、3回繰り返して音読を行う。
○1回目は全員。
○2回目は男女交互。
○3回目は、先生と交互。  など・・・
○その後、超高速読み。(30秒制限)、自分も一緒に行う。
○1年全漢字音読が終わったら、一端座らせる。
○全員が用意できたのを確認し、立たせる。
○立ったらすぐに言わせる。
○1年全漢字音読同様なやり方で行う。(3個)
○2年全漢字音読の超高速読みが終わったら、ファイルを各自のロッカーに片付けさせる。
○何分に終了したのかを記しておく。

○次は、日直の健康観察。
(ここは、省けません。。。。)保健の先生に毎日提出をしなければいけませんので・・・。

○時間が余れば、音楽会前なので1回でもいいので歌いたい。
○「トイレに行きたい人は行きましょう。」とだけ伝え、朝の時間を終わりにする。

どうでしょうか・・・???
 
  R 様

  こんばんは。
  杉渕です。
>
> 「一時間目始まりまでの時間の使い方」にしぼって考えてみました。


  いいと思います。
  焦点化する。
  定点観測する。
> 男子の数名の児童が遅れてきたり、準備が遅かったりするので何とかしたいと思っています。
> そこで、以下のようにやってみたいと思います。
> 目を通していただけたら、幸いです。
>
> ○朝、子どもたちを教室で迎える。(7時30分には行っている。)
> ○教室には誰もいないはず・・・。
> ○窓を開ける。
> ○黒板をきれいに消す。
> ○黒板に「10マスの紙とひきざんの紙とファイルをよういしておくこと。ぜんぶ(+0)」と書く。
> ○給食の配膳台をふく。
> ○オルガンの上をふく。
> ○子どもたち全員の机の上をふく。
> ○自分の机の上をふく。
> ○教室の隅・後ろをはく。
> ○教室の後ろをはく。
> ○作業をしている間に、子どもたちが続々と入ってくるだろう。
> ○子どもたちが声をかける前に「おはよう」と声をかける。
> ○子どもたちが先に言ったら、「おはよう、○○さん。いいあいさつだったよ。」と言う。
> ○あいさつをしても小さい声の子もいるだろう。それもよし。
> ○自分の机を拭き終わるのは、何分くらいなのかをきちんと計ってておく。
>  ☆子どもたちは、すぐに着替え始め、提出物を出し始める。
>  ☆どっちを先に行うかは、分からない。
> ○はき終わり、教室の中を見回す。
> ○服やら持ち物やらが散乱しているかもしれない。
> ○注意をするのではなく、自らが拾う。
> ○服が落ちていたら、名前を確認してからたたむ。
> ○本人がいたら、「○○さん、落ちていたよ」とだけ言う。
> ○「ありがとう!」と言えたら、もの凄い勢いで「よく言えたね」と誉める。
> ○ハイタッチもありか。頭くしゃくしゃもありか。ブンブン握手もありか。
> ○言えなかったとしても、よし。
> ○名前が確認できなかったら、たたんで自分の机の上に置いておく。
> ○連絡袋がおちていたら、名前と中身を確認する。
> ○名前が書いてあったら、誉める「きちんと名前が書いてあるね。」と言って渡す。
> ○名前がなかったら、中身を見て確認をする。
> ○渡す時には、「○○さん、落ちていたよ」とだけ言う。
> ○その後、時間があれば、けん玉やトランプ(スピード)を子どもたちと一緒に行う。
>
>
> ○自分がいる前で10マスやファイルの用意をしようとしたら、うんと誉める。
> ○「黒板のところ、よく見たね。すごい。」
> ○10マスの用意もせずに、図書館や外にいった場合にも呼び止めるようなことはしない。
> ○8時10分ころより、見回り開始。
> ○落し物がないかどうか、10マスとファイルの用意ができているか。
> ○筆箱も机の上にあるのかどうか・・・。
> ○用意できていない子のところには、紙とファイルを置いておく。
> ○ついでに、(+0)も書いておく。
> ○筆箱が出ていない子の場合にも用意しておく。
> ○筆箱の中身も確認しておく。
> ○鉛筆や赤鉛筆があるのかどうか確認しておく。
> ○鉛筆や赤鉛筆が削っていない時には、削ってあげる。
> ○鉛筆・赤鉛筆・消しゴムが無いときには、自分の物をその子の机の上に置いておく。
>


  できることをやってください。
  無理すると続きません。
  楽しんでできるものを。
>
> ○8時15分に読書を始めている子をすかさず誉める。
> ○「○○さん、時計を見てしっかりと動くことができたね。」
> ○「○○さん、他の人よりもたくさん本を読もうとしていてすごいなぁ〜。」
> ○「○○さん、いい姿勢で本をよんでいるねぇ〜。」
> ○他の子も動き始めるだろう。
> ○動き始めた子にもすかさず誉める。
> ○月・金は職員朝会なので、8時17分には職員室へと向かう。
> ○火・木は子どもたちと一緒に読書をする。(読む本は杉渕先生の本)
> ○水は、集会活動なので、また変わってくる。

  私の場合は、何もいわずに読書します。
>
> ○戻ってきたら始める。(8時30分)
> ○一度見回し、始める。
> ○用意の出来ていない子はいないはず・・・。
> ○用意のできていない子がいたとしたら、それは遅刻の子。
> ○怒らず「1分間待つから、その間に用意しなさい。」と伝える。
> ○他の子には、「目で答えを追っていなさい。」と伝える。
> ○一分後始める。

  すぐに始めてしまうのも一方法です。

> ○開始時間を確認しておく。
> ○立つように、合図を出す。
> ○音を出さずにさっと立てているのかを確認する。
> ○出来ていなかったら、もう一度行う。
> ○あいさつ「おはようございます」 声が揃うかどうか・・・。
> ○終わったら、すぐに「ようい、ドン」

  1日でしようとしないこと。
  1ヶ月かけるつもりで。
  何度もくり返さないこと。

> ○おまけの意味で当然ストップウォッチは遅れて押す。
> ○今は、8秒制限で行う。
> ○ほとんどの子ができるようになってきているが、とにかく繰り返して行う。
> ○答え合わせは行わない。
> ○次の列に移るまでに5秒。
> ○早く終わった子には、次の列を目で追うように伝える。
> ○5秒後、スタート。「ようい、ドン」
> ○ストップウォッチは遅れて押す。
> ○こんな感じで表面を進めていく。

  次の列には、すぐに入ったほうがいいでしょう。
>
> ○裏面に突入。
> ○「ダブル、15秒。ようい、ドン」
> ○遅れて押す。
> ○次の列には、5秒後にスタート。「ダブル。ようい、ドン」と進めていく。
> ○裏面は全て、2列ずつ行う。
>
> ○次は、ひき算の問題(1年生の初期のもの:繰り下がりなし)を行う。
> ○「ひきざん、一分勝負。ようい、どん」
> ○遅れて押す。
> ○要注意の子のところへ見回りにいく。
> ○一分後、答え合わせ。
> ○答えは自分の方で言う。(後々は子どもに言わせたい。)
> ○全てをファイルに閉じこませる。


  途中で、「作戦タイム」をとるといいでしょう。
  ・苦手なところの練習
  ・教師のワンポイントアドバイス。

  いずれも、10秒程度で。
>
> ○ファイルに閉じこむのを待つ。
> ○全員用意できたのを確認し、立たせる。
> ○「0の合成分解をします。」(教師)
> ○「0の合成分解をします。」(子ども)
> ○「0は、」(教師)
> ○「0と0」(子ども)
> ○「1の合成分解をします。」(教師)
> ○「1の合成分解をします。」(子ども)
> ○「1は、」(教師)
> ○「1と0、0と1」(子ども)
> ○「2の合成分解をします。」(教師)
> ○「2の合成分解をします。」(子ども)
> ○「2は、」(教師)
> ○「2と0、0と2、1と1」(子ども)
> ○これをあと1回行う。
> ○その後、カードを見せた瞬間に言わせる。
> ○「0」 → 「0と0」
> ○「1」 → 「1と0、0と1」
> ○「2」 → 「2と0、0と2、1と1」
> ○@全員A男子B女子C1・2班D3・4班E5・6班F全員の順に行う。
> ○しゃがんで待っていさせる。
> ○その時に、心の中で答えを言うように伝える。
> ○全員が終わった後で、席に座らせる。


  10マスより先に、これをするといいでしょう。
>
> ○次に、1・2年全漢字音読を行う。
> ○紙を机の上に用意させ、静かに待っていさせる。
> ○その間に、今日行う問題番号を伝える。
> ○問題数は少なくして行う。何度も繰り返し行うことができるようにする。
> ○1・2年全漢字音読とも、8か9個くらいを目安にする。
> ○全員が用意できたのを確認し、立たせる。
> ○立ったらすぐに言わせる。
> ○できなかったときには、もう一度行う。
> ○2、3回繰り返して行う。
> ○1回目は全員。
> ○2回目は男女交互。
> ○3回目は、先生と交互。  など・・・
> ○その後、超高速読み。(30秒制限)、自分も一緒に行う。
> ○1年全漢字音読が終わったら、2年全漢字音読を同じようにして行う。
> ○2年全漢字音読の超高速読みが終わったら、ファイルを各自のロッカーに片付けさせる。


  最初は、数を少なく。
  1つから初めてもいいと思います。
  欲張らないこと。
>
> ○次は、日直の健康観察。
> ○保健係のハンカチ・ティッシュのチェックに移る。
> ○ハンカチ・ティッシュを忘れた子は、忘れ物カードに記入させる。
> ○カードを自分のところに持ってきた時に、ハンカチ・ティッシュを貸す。
> ○笑顔で、「どうぞ!」
> ○たまにおふざけで、「世界に一枚しかない、超高級ハンカチでございます。」
>  などと言って渡す。
> ○笑顔で渡すことができるかが勝負。


  私はしたことがありません。
>
> ○ここまでで、8時55分になるのではないか・・・。
> ○「トイレに行きたい人は行きましょう。」とだけ伝え、朝の時間を終わりにする。
>
>


  がんばってください。




 杉渕先生、こんばんは。

 Rです。

毎日が超多忙にも関わらず、早朝にメールの方をいただきありがとうございました。
先生からのアドバイスを参考に朝の時間を再度組み直すことができました。
その通りにやってみたら、早速もの凄い効果が・・・。
驚きと同時に、子どもたちの変化が手にとるようにわかり、嬉しくなりました。
教師のちょっとしたやり方1つでああも変わるものかと・・・。

<今日の考察>
☆よかったこと・うれしかったこと
・昨日は、ものずごく着替えの遅かったDくんが自分が教室に入った時には、
 着替え終わり一人でピアニカの練習をしようと準備をしていた。
 → (低音パートの副リーダーにしたことをすっかり忘れていた。)
   早朝練習を行おうと待っていたとのこと。
 → 昨日一日を見て一人の子を判断しえてはいけない。Dくんに悪いことをした。
・廊下掃除を行っていた時に、転がってきたボールを取って、隣のいつも生意気な子に渡したら、
 「小田切亮先生、ありがとう!」と言ってくれた。
 → 朝からもの凄くいい気分になった。彼に対しても生意気という一点でしか見ていなかった。
   反省させられた。
・8時15分になった時、トランプをしていた子どもたちの中の一人の児童
(誰だか分からなかったが、声 から判断すると、Oくん)が、
 「音楽が流れた。読書しよう。」とみんなに声をかけてくれていた。
・今日はボケていなかった。
 → 合成分解の声が揃ってきた。いい感じだ。
・10マス(+0)を5秒制限に変えたこと。すごい集中力だった。
・先生から教えていただいた通りに、次の列にはすぐにいった。
 初めは私語が少しあったが、途中から一切なくなった。
 鉛筆の音と「はい」という声しかない環境になった。
・ほとんどの子が早目に着替え終わり、思い思いの活動をしていた。
 子どもたちの方が自分よりも無駄のない動きだった・・・?
 汗をびっしょりとかいた子も多く、いい顔をしている子がたくさんいた。
→ 帰りの会の時に、Wくん(クラスで最も集中力がなく、着替えが遅い)に聞いてみた。
  「Wくんって着替え早いんだね。今日、びっくりしちゃったよ。早く着替えて何したの?」
  「ドッチボール」と答えた。
  「今日のように早く着替えるとどう??」と聞くと、
  「ドッチボールがたくさんできるから、すごくいい。」と答えてくれた。 
  明日も期待したい。でも、元に戻っているかもしれないが。
・全員の机に10マスの紙を机の上に置いておいた。
→ ファイルは自分たちできちんと用意してあった。(ほぼ全ての子)


☆よくなかったこと
・教師がボケていた。
 朝すべきことを忘れ、教室に行く時間が遅くなってしまった。(7時45分ころ)


☆わかったこと
・着替えの遅いMさんを廊下掃除をしながら、長い時間ではなかったが観察してみた。

 Mさんの視線の先には、トランプで遊んでいる子どもたちだった。
 トランプの子たちを見ながら、手が止まっていた・・・。
 Mさんは、「トランプをしたい。」という思いがある。
 でも、入れてもらえるのかな?どうかな?ということを考えていたのかもしれない。

 廊下掃除を終え、ぼけーっとしていたMさんに「音楽が流れている間に着替えてごらん」と伝えた。
 もの凄いスピードで着替えていた。50秒くらいだった。
 その後は、トランプの子たちのところへ自ら行った。
→ Mさんは着替え終わった後のことばかりを考え、手が止まってしまうのかもしれない・・・。
  やる気になればできない子じゃない。
   時々、彼女の回路をつなげてあげる必要がある。(人の話を聞いているようで、実は聞いていない・・・。)
・着替えの遅い子には、音楽作戦がものすごく有効。どの子にも有効。
 着替えの遅い子に対して、「○○くん、音楽が流れている間に着替えてごらん。1分勝負。スタート」と言ったら、
 他の子まで凄い速さで着替えていた。
→ 続けていきたい。 
(原因は分からないが、音の効果は凄いと思いました。適切なアドバイスありがとうございました。)
・教師が何も言わず行うと、子どもたちは気付き行動をしてくれた。(8時15分になる少し前から読書開始)
→ 教師の行動を見て感じてくれる子が多い。本当に有難い。
・トランプは複数用意しなくてもよい!!1個で十分。
→ 自分が職員室からもう一個持っていくのを忘れてしまったのですが、
  1個のトランプを使って子どもたちで考えながらゲームをしていた。
  今は、神経衰弱かババ抜きが流行中。女子の中ではスピード。
・音読は多くやらなくても良い!!!
→ 今日は3個だけだったが、何回も繰り返して行うことができた。
   繰り返していくうちに、声が揃い、綺麗な声になってきたように感じた。
   しばらくは、少しずつの音読を継続していきたい。
・ひきざんの問題は多すぎた。
→ 10問で30秒でやってみました。それでも、完答できない子はいた。(2・3人)



☆わからないこと、考えなければいけないこと
・今日はたまたま上手くいったが、一過性のものにしてはいけない。
 継続して子どもたちが、やる気をもって取り組めるようなバリエーションの用意。
 (着替え、10マス、音読)


その上で、再度明日の朝の流れを考えてみました。

『前日までに行うこと。』
・10マス・ひきざんのプリントを机の上に置いておく。
・黒板をきれいに消す。

○朝、子どもたちを教室で迎える。(明日こそは、7時30分には行っている。)
○教室にはいるはず・・・、Dくん。(今日も頑張ってくれるといいが・・・。)
○電気をつける。
○窓を開ける。
○給食の配膳台をふく。
○オルガンの上をふく。
○子どもたち全員の机の上をふく。
○自分の机の上をふく。
○廊下をはく。
○作業をしている間に、子どもたちの様子を観察する。
○子どもたちが声をかける前に「おはよう」と声をかける。
○子どもたちが先に言ったら、「おはよう、○○さん。いいあいさつだったよ。」と言う。
○あいさつをしても小さい声の子もいるだろう。それもよし。
○あいさつをせずに入ってきた子には、「○○さん、おはよう」と声をかける。
○誰の声がいいか、誰があいさつをしないか、くわしく調べる。

○Wくん、Oくん、Nくん、Kくん、Mくん、Mさん、Yさんたちには、
 「着替え一分勝負。」と言って、CDをかける。曲は、音楽会で歌う「歌えバンバン」

○実は着替えの早い子たちだったので、ちょっと追い込んでみる。
○「脱いだ服もきちんと袋に入れないとだめ〜!」と言う。
○時間は当然おまけをしてあげる。

○その後、けん玉やトランプ(スピード・神経衰弱)を子どもたちと一緒に行う。
○今は、低音パートの子がピアニカの練習を自分たちだけで行っているので、
 自分もピアニカを使って一緒にその練習に参加をする。高音パートを弾く。
○弾きながらでも観察を行う。
○全体的に時間のロスは多いはず・・・。
○自分が教室にいることで、少しはプレッシャーを感じて欲しい。
○しばらくは、じっくりと観察。
○怒るなよ〜〜〜。怒るなよ〜〜〜。我慢しろ。
○良いところを1つでも見る目をもとう。
○8時10分ころより、見回り開始。
○落し物があった時は、さっと拾う。
○さりげなく、机の上に置いておく。
○健康観察の記入。

○明日は、集会活動なので、8時15分に整列。
○自分は何も言わず、廊下で待っている。一番後ろで。
○どう、動くだろう?? 楽しみ・・・。
○上手くいかなかったら、分析してみればいい。
○子どもを絶対に責めない。

○戻ってきたら始める。伸びるだろう・・・。(8時45分開始か・・・)
○すぐに始める。
○立つように、合図を出す。
○音を出さずにさっと立てているのかを確認する。
○出来ている時には、一言誉める。「素晴らしい!」
○出来なかった時には、何も言わない。
○あいさつ「おはようございます」 声が揃うかどうか・・・。最近、揃ってきている。

○立ったままですぐに始める。
○「0の合成分解をします。」(教師)
○「0の合成分解をします。」(子ども)
○「0は、」(教師)
○「0と0」(子ども)
○「1の合成分解をします。」(教師)
○「1の合成分解をします。」(子ども)
○「1は、」(教師)
○「1と0、0と1」(子ども)
○「2の合成分解をします。」(教師)
○「2の合成分解をします。」(子ども)
○「2は、」(教師)
○「2と0、0と2、1と1」(子ども)
○これをあと1回行う。
○その後、カードを見せた瞬間に言わせる。
○「0」 → 「0と0」
○「1」 → 「1と0、0と1」
○「2」 → 「2と0、0と2、1と1」
○@全員A男子B女子C全員の順に行う。
○しゃがんで待っていさせる。
○その時に、心の中で答えを言うように伝える。
○全員座らせる。
○個人戦スタート。1こずつ。
○次の子は立って用意するよう伝える。(言わなくてもやってくれると嬉しいが・・・。)

○テンポよくめくっていく。

○全員終わったら10マスを始める。
○すぐに「ようい、ドン」
○おまけの意味で当然ストップウォッチは遅れて押す。
○8秒制限で行う。(今日は5列)
○ほとんどの子ができるようになってきているが、とにかく繰り返して行う。
○答え合わせは行わない。
○早く終わった子には、次の列を目で追うように伝える。
○5秒経ったらすぐに次へスタート。
○ストップウォッチは遅れて押す。
○5列終わった時に、「次は5秒制限」と言う。
○歓声は起きるだろうか・・・。昨日は大歓声だった。
○「嫌だ〜〜」と言いつつも、ニコニコしている子がいて欲しい。→ 昨日はいた。女子数名。
○かなりおまけをしてあげる。
○「ようい、ドン。」と言ってから、心の中で少しゆっくりに「1・2」と数えてからストップウォッチを押す。
○こんな感じで表面を進めていく。

○裏面に突入。
○「ダブル、15秒。ようい、ドン」
○遅れて押す。
○次の列はすぐにスタート。「ダブル。ようい、ドン」と進めていく。
○裏面は全て、2列ずつ行う。
○途中から10秒制限で行う。(3回目から)
○かなりおまけをしてあげる。
○「ようい、ドン。」と言ってから、心の中で少しゆっくりに「1・2」と数えてからストップウォッチを押す。
○裏面を終了したところで、「作戦タイム」の時間を設ける。
○「苦手なところを鉛筆で印をし、声に出して読みましょう。10秒間集中して行うこと。」と言う。
○10秒後にワンポイントアドバイスを。
○「明日からよういでスタートしてもいいよ。」と伝える。

○次は、ひき算の問題(1年生の初期のもの:繰り下がりなし)を行う。
○今日は、「@からDまででいいよ。余裕のある人はIまでやろう。」
○「30秒間」
○「よういで、始めてもいよ。」
○「ようい、ドン」
○遅れて押す。
○要注意の子のところへ見回りにいく。
○30秒後、答え合わせ。
○答えは自分の方で言う。(後々は子どもに言わせたい。)
○終了したところで、「作戦タイム」の時間を設ける。
○「苦手なところを鉛筆で印をし、声に出して読みましょう。10秒間集中して行うこと。」と言う。
○10秒後、全てをファイルに閉じこませる。
○ファイルに閉じこむのを待つ。

○次に、1・2年全漢字音読を行う。
○紙を机の上に用意させ、静かに待っていさせる。
○その間に、今日行う問題番号(1年:KL , 2年:PQ)を伝える。
○問題数は少なくして行う。何度も繰り返し行うことができるようにする。
○全員が用意できたのを確認し、立たせる。
○教師の合図で音読開始。(今日は、声を揃えて読ませることに重点をおく)
○2、3回繰り返して音読を行う。
○1回目は全員。
○2回目は男女交互。
○3回目は、先生と交互。  など・・・
○その後、超高速読み。(10秒制限)、自分も一緒に行う。
○1年全漢字音読が終わったら、一端座らせる。
○全員が用意できたのを確認し、立たせる。
○教師の合図で音読開始。
○1年全漢字音読同様のやり方で行う。
○2年全漢字音読の超高速読みが終わったら、ファイルを各自のロッカーに片付けさせる。
○何分に終了したのかを記しておく。

○「トイレに行きたい人は行きましょう。」とだけ伝え、朝の時間を終わりにする。


これでやってみます。
最近は、子どもたちよりも自分自身が一番楽習をしているはず!! 
そのいい流れを何とか子どもに波及させたいです。 励みます!!


  R 様

  こんにちは。
  杉渕です。

> <今日の考察>
> ☆よかったこと
> ・子どもたちの朝の世界を見ることができたこと。
> ・クラスの中でも比較的大人しく、引っ込み事案な子がトランプが好きだということが分かった。
> (特に、神経衰弱)
> ・ファイルと10マス、ひき算の紙を用意していない子に配ったことは良かった。
> →あいさつ後に全員が一斉に始めることができた。
> ・廊下掃除をしていたことで、自分のクラスだけでなく、他のクラスや学年の子があいさつをしてくれた。
> →すごくいい気分になった。続けていきたい。
> ・掃除をしたこと。
> →個人的に清々しい気分になることができた。


  発見がある
  これが大事ですね。
  子どもを多面的にとらえることができます。
>
> ☆よくなかったこと
> ・読書の前に自分のやることが多すぎて、あれもこれもは無理だった。
> →先生のメールに書かれていた通りでした。もっと厳選を。
> ・トランプをやったことはよかったのだが、場所が悪かったのか全員が集まってきてしまい、
>  その子自身の活動(着替え、提出物を出す)が後手に回ってしまった。
>  「着替え終わったり、宿題を出した人以外はきてはいけません。」と言ったが、全く効果なし。


  そうです。
  優先すべきことは、他にあります。
>
> ☆わかったこと
> ・うちのクラス(おおよそですが・・・)の中で誰があいさつをしっかりとできるのか。

  よくわかるでしょう。
  ・いつも
  ・ときどき
  もっと調べること。
>
>  先生よりもだれが早く言うことができるのかを確認することができた。
> ・教室に入ってきてからの行動に無駄が多い。(昨年1年間の負の部分が染み付いてしまっている。)
>  何をするわけでもなく、フラフラと動いている子。
>  着替えをせずに、友だちとじゃれあっている子。

  何をしていいかわからないのです。

>  着替えをするのにも時間がかかる子。(帰りはもの凄い早いのに・・・。)

  音楽をかけて、1分間で着替えさせる。
  ※最初は、2分。

> ・連休明けで、ボケボケな人たち。
> →合成分解はほとんど答えられず。最初に戻ってしまった。

  すぐ戻るでしょう(笑)
  連休明けの授業は、工夫が必要です。
  リハビリ。
>  
> ☆わからないこと、考えなければいけないこと
> ・着替えが遅い子にどういう対応をしていかなければいけないか。


  前述したように、音楽をかける。
  教師もいっしょに着替える。

> ・子どもたちの無駄な時間をどうやって減らしていけばよいか。

  まずは、教師の無駄な時間を減らすこと(笑)
  たーくさんあると思います。

> →一人の子に絞って、よく観察をしてみる。
>  「早く着替えなさい。」絶対に無理。直球勝負は通用しなくなっている??
>  やる気を引き出したり、着替えなければいけない、早く準備しなければいけないという必要感にせまる  
>  ようなものはあるのかを確認する。


  当然です。
  はやく着替えると得する。
  はやく着替えると楽しい、氣持ちがいい
  このような取り組みをすべきでしょう。

  1日に何度も着替えさせる。
  これも有効です。


> ・トランプはどんな感じで行うのがいいのか。
> →今日は一ヶ所だったが、何ヶ所でもできるように何個か用意をしておけばいいのではないか??

  どうでしょうね?

> ・子どもたちは、10マスや合成分解をすることで、満足感ややる気をもっているのだろうか。
> →声がけが必要。
>  『10マス』(+0)2週目に突入。5秒制限で何個かやらせてみる。

  やる氣にさせる工夫をすること。
>
> その上で、再度朝の流れを考えてみました。
>
> ○朝、子どもたちを教室で迎える。(7時30分には行っている。)
> ○教室には誰もいないはず・・・。いた・・・。Dくん
> ○電気をつける。
> ○窓を開ける。
> ○黒板をきれいに消す。
> ○黒板に「10マスの紙とひきざんの紙とファイルをよういしておくこと。ぜんぶ(+0)」と書く。
> ○給食の配膳台をふく。
> ○オルガンの上をふく。
> ○子どもたち全員の机の上をふく。
> ○自分の机の上をふく。
> ○廊下をはく。
> ○作業をしている間に、子どもたちが続々と入ってくるだろう。
> ○子どもたちが声をかける前に「おはよう」と声をかける。
> ○子どもたちが先に言ったら、「おはよう、○○さん。いいあいさつだったよ。」と言う。
> ○あいさつをしても小さい声の子もいるだろう。それもよし。
> ○あいさつをせずに入ってきた子には、「○○さん、おはよう」と声をかける。
> ○自分がいる前で10マスやファイルの用意をしようとしたら、うんと誉める。
> ○「黒板のところ、よく見たね。すごい。」と言う。
>
> ○その後、けん玉やトランプ(スピード・神経衰弱)を子どもたちと一緒に行う。
> ○トランプは複数個用意しておく。
> ○やりたいと言った子に貸す。
> ○一番早く登校したのに、次の行動に移らないDくんには、
>  「早く着替え終わったら、先生とけん玉の勝負をしよう。それとも、トランプどっちがいい?」と聞く。
> ○どちらかは答えるだろう。
> ○「それなら、今から2分以内に着替えておいで。待っているから。」と伝える。
> ○2分で着替え終わってやってくるかもしれない・・・?
> ○一緒に遊ぶ。
> ○まずは、Dくんから攻めていこう。
> ○大物はまだまだいるが・・・。Wくん、Oくん、Nくん、Kくん、Mくん、Mさん、Yさん
> ○全体的に時間のロスは多い。
> ○自分が教室にいることで、少しはプレッシャーを感じて欲しいが・・・。全く今日はなかった。
> ○しばらくは、じっくりと観察。
> ○怒るなよ〜〜〜。怒るなよ〜〜〜。我慢しろ。
> ○良いところを1つでも見る目をもとう。
> ○10マスの用意もせずに、図書館や外にいった場合にも呼び止めるようなことはしない。
> ○8時10分ころより、見回り開始。
> ○落し物がないかどうか、10マスとファイルの用意ができているか。
> ○落し物があった時は、さっと拾う。
> ○さりげなく、机の上に置いておく。
> ○用意できていない子のところには、紙(10マス・ひき算の紙)、ファイルを置いておく。

  ・最初は、全員分配っておく。
  ・前の日に配っておく。

  などの方法もあります。
>
> ○8時15分になったら自分が読書開始。
> ○月・金は職員朝会なので、8時15分には職員室へと向かう。
> ○火・木は子どもたちと一緒に読書をする。(読む本は杉渕先生の本)
> ○水は、集会活動なので、また変わってくる。
>
> ○戻ってきたら始める。(8時30分)
> ○一度見回し、始める。(すぐに始めてみる。)
> ○立つように、合図を出す。
> ○音を出さずにさっと立てているのかを確認する。
> ○出来ている時には、一言誉める。「素晴らしい!」
> ○出来なかった時には、何も言わない。
> ○あいさつ「おはようございます」 声が揃うかどうか・・・。最近、揃ってきている。


  教師が、すぐあいさつしはじめてしまうこと。
  だんだん、できるようになってきます。
>
> ○立ったままですぐに始める。
> ○「0の合成分解をします。」(教師)
> ○「0の合成分解をします。」(子ども)
> ○「0は、」(教師)
> ○「0と0」(子ども)
> ○「1の合成分解をします。」(教師)
> ○「1の合成分解をします。」(子ども)
> ○「1は、」(教師)
> ○「1と0、0と1」(子ども)
> ○「2の合成分解をします。」(教師)
> ○「2の合成分解をします。」(子ども)
> ○「2は、」(教師)
> ○「2と0、0と2、1と1」(子ども)
> ○これをあと1回行う。
> ○その後、カードを見せた瞬間に言わせる。
> ○「0」 → 「0と0」
> ○「1」 → 「1と0、0と1」
> ○「2」 → 「2と0、0と2、1と1」
> ○@全員A男子B女子C1・2班D3・4班E5・6班F全員の順に行う。
> ○しゃがんで待っていさせる。
> ○その時に、心の中で答えを言うように伝える。
> ○全員が終わった後で、席に座らせる。

  個人でもやらせること。

>
> ○終わったら、すぐに「ようい、ドン」
> ○おまけの意味で当然ストップウォッチは遅れて押す。
> ○8秒制限で行う。(今日は7列)
> ○ほとんどの子ができるようになってきているが、とにかく繰り返して行う。
> ○答え合わせは行わない。
> ○早く終わった子には、次の列を目で追うように伝える。
> ○8秒経ったらすぐにスタート。
> ○ストップウォッチは遅れて押す。
> ○7列終わった時に、「次は5秒制限」と言う。
> ○歓声は起きるだろうか・・・。起きてほしい。
> ○「嫌だ〜〜」と言いつつも、ニコニコしている子がいて欲しい。
> ○かなりおまけをしてあげる。
> ○「ようい、ドン。」と言ってから、心の中で少しゆっくりに「1・2」と数えてからストップウォッチを押す。
> ○こんな感じで表面を進めていく。
>
> ○裏面に突入。
> ○「ダブル、15秒。ようい、ドン」
> ○遅れて押す。
> ○次の列はすぐにスタート。「ダブル。ようい、ドン」と進めていく。
> ○裏面は全て、2列ずつ行う。
> ○最後の二列は、10制限で行う。
> ○かなりおまけをしてあげる。
> ○「ようい、ドン。」と言ってから、心の中で少しゆっくりに「1・2」と数えてからストップウォッチを押す。


 「ようい」でスタートさせてもいいでしょう。
  速い子は「ドン」でなく「ド」でスタートします。

> ○裏面を終了したところで、「作戦タイム」の時間を設ける。
> ○「苦手なところを鉛筆で印をし、声に出して読みましょう。10秒間集中して行うこと。」と言う。
> ○10秒後にワンポイントアドバイスを。
> ○「紙から鉛筆が離れている人がいます。離さないで行いましょう。」と言う。

  いずれの話ですが…
  二人組でおこなう。
  ・計算する子  見る子
  交互におこなう。
  どこが速くて、どこが遅いかを見させます。→作戦タイム
>
> ○次は、ひき算の問題(1年生の初期のもの:繰り下がりなし)を行う。

  あまり多くを望まないこと。
  苦しい子はいませんか?
  何問ですか?

> ○「ひきざん、一分勝負。ようい、どん」
> ○遅れて押す。
> ○要注意の子のところへ見回りにいく。
> ○一分後、答え合わせ。
> ○答えは自分の方で言う。(後々は子どもに言わせたい。)
> ○終了したところで、「作戦タイム」の時間を設ける。
> ○「苦手なところを鉛筆で印をし、声に出して読みましょう。10秒間集中して行うこと。」と言う。
> ○10秒後、全てをファイルに閉じこませる。
> ○ファイルに閉じこむのを待つ。
> ○全員用意できたのを確認し、立たせる。
> ○次に、1・2年全漢字音読を行う。
> ○紙を机の上に用意させ、静かに待っていさせる。
> ○その間に、今日行う問題番号を伝える。
> ○問題数は少なくして行う。何度も繰り返し行うことができるようにする。
> ○1・2年全漢字音読とも、3個くらいを目安にする。
> ○全員が用意できたのを確認し、立たせる。
> ○立ったらすぐに言わせる。
> ○2、3回繰り返して音読を行う。
> ○1回目は全員。
> ○2回目は男女交互。
> ○3回目は、先生と交互。  など・・・
> ○その後、超高速読み。(30秒制限)、自分も一緒に行う。
> ○1年全漢字音読が終わったら、一端座らせる。
> ○全員が用意できたのを確認し、立たせる。
> ○立ったらすぐに言わせる。
> ○1年全漢字音読同様なやり方で行う。(3個)
> ○2年全漢字音読の超高速読みが終わったら、ファイルを各自のロッカーに片付けさせる。
> ○何分に終了したのかを記しておく。
>

  いろいろな方法があります。
  終わった子から、立って読ませます。

  全員立ったところで、一度着席。

  教師の合図で起立。
  全員で声をそろえて読む。

  全員そろうのを待ったほうがいいとき
  すぐ始めたほうがいいとき

  区別しましょう。


> ○次は、日直の健康観察。
> (ここは、省けません。。。。)保健の先生に毎日提出をしなければいけませんので・・・。


  朝すればいいことでは?
  なぜ、子どもがするのでしょうか?
  ※まじめにする必要があるのでしょうか(笑)
>
> ○時間が余れば、音楽会前なので1回でもいいので歌いたい。
> ○「トイレに行きたい人は行きましょう。」とだけ伝え、朝の時間を終わりにする。
>
> どうでしょうか・・・???


  どうというより…
  実践して、感じることが大切です。

  実際は、違いますからね。



杉渕先生、こんばんは。
お忙しいところすみません。
Rです。

朝の活動にリズムが生まれてきました。
大げさな言い方かもしれませんが、「朝、教師が子どもたちを迎えてあげる」(この表現しか浮かびませんでした。)
ということがすごく大切なんだなと思いました。
子どもたちの世界が見えてきます。
あいさつの様子が見えてきます。
子どもたちの弱点も見えてきます。改善しなければいけないところも見えてきます。
と同時に、今まで知らなかった子どもたちの良いところも見えてきます。
何かしら考え、実践することがこれ程大切なことなのかということに初めて気付きました。
とにかく続けれるように励んでいきたいです。

<今日の考察>
☆よかったこと
・全校音楽の放送が8時15分に流れ、廊下に並ぶ時、
自分が真っ先に飛び出して廊下で待っていたことは凄く効果があったと思う。 
→子どもたちに早く並ばせたかったら、どのくらいのスピードでいけばいいのかを教師が見せていけばいいと思った。
  子どもたちに対して「出来て当たり前!!」という思いがこちら側にあると腹が立つ。
  でも、「出来なくて当たり前。少しずつ早くしていこう!」という思いでいると、


  出来ない子に対してもなぜか腹が立たなかった。
  早く廊下へ並ぶ場面はいつでも作ることができる。
  ゆっくりと克服していきたい。

・ひき算の問題を減らし、5問・30秒でやってみた。
 昨日10問を完答できなかった子のうち、一人が突破した。
 負担はかなり軽減されたはず??(こう思っているのは教師だけかもしれません。)



・(朝の時間ではないが・・・)
 掃除の時間に、自分のクラスの分担場所(図工室)の前の廊下がすごく賑やかだったので、
 黙々とその場所全てをはいたこと。
→ 途中からぴたっと話声がなくなった。先生から教えていただいた通りでした。

☆よくなかったこと
・今日は他にも良いところがあったはずなのに、思い出せない。
 良いことがあったときには、メモをすぐにとらないといけない。
 完全に忘れてしまった・・・。書けない。
 
☆わからないこと、考えなければいけないこと
・着替えは早くなった。でも、その後の提出物の出し方に手間がかかる。
 前での机にいっては、「ああだ、こうだ」としゃべってばかりいる。この時間が無駄。


 自分にもこういう時間が放課後あるような・・・。やはり担任に似てしまうのか・・・。
→ ここを改善するための作戦を考えよう。

・Mさんの観察(もっとくわしく見る)
→ 着替えが遅い。一分勝負を仕掛けるまでは、完全にぼうっとしている。
  準備が終わった後、どういう行動をとるのか。(今日は図書館に行った。)
  遊ぶとしたら、誰と遊ぶのか。(休み時間は途中まで一人だったので、トランプに誘った。)
  
・今、10マスで(+0)に取り組んでいます。ほとんどの子が5秒を切るようになってきました。
(一人の子だけ切れない時があります・・・。)
次の(+1)に入っていいのでしょうか?それともこのまま継続していけばいいのでしょうか?
このあたりのタイミングが分かりません。
自分としては、やはり早く進みたいという思いがあるので、先へ先へ進めたいと思ってしまうのですが。
教えてください。お願いします。


・今日は、15分でこれだけのことができました。(子どもたちの集中力はとぎれていなかったはず?)
@合成分解のフラッシュカード  全員(2回) → 男子 → 女子 → 個人戦 → 全員
A10マス(+0)両面 → 作戦タイム
Bひきざん(繰り下がりなし)答え合わせ → 作戦タイム
C1・2年全漢字音読(2行ずつ)
 全員(2回) → 男女交互(2回) → 超高速読み(10秒間)
D歌(歌えバンバン) 一番を2回
まだまだ色々なことが行えると思います。できることを考えて取り組んでいきたいです。


(例えば)
・漢字クイズ
(部首、漢字たし算・ひき算)
・「あいうえお」「かきくけこ」などをていねいに早く書く(1分間)×2、3回
・一文の表現読み                                    今のところはこのくらいか・・・。


<明日の作戦>

@(提出物の処理を早くさせるための作戦)
 ○明日は観察をメインに行う。
 ○ビデオに録画してみる。
 ○それを、子どもたちに見せる。
 ○前の机に連絡袋ごともってきて、その場で開くから遅くなる。だから、混雑する。


 → 自分の机のところで必要なものだけを用意してから、前にもってくるようにさせる。
 ○直球勝負だが、「前の机にきたら、口は開かない。手だけ動かしなさい!やることが終わったら、すぐに戻る。」
 ○これも直球勝負だが、「お友だちのやってきたものをジロジロと見ない!」
 ○実際に、教師が行ってみせる。
 まずは、これでやってみよう。

A算数の時間のユニット
 ○教科書の唱和(5分を想定)
 ○ものさしを使って、線の引き方の練習(5分)
 ○ □センチ□ミリ=□ミリの問題 2問
    □ミリ=□センチ□ミリ  2問
    □センチ□ミリ+□センチ=□センチ□ミリ 2問   (テンポよく進めたい。)
○2桁+2桁の筆算の問題 (今日の一番のメイン)
  (@・Aは全員で問題を解く)
   @12+54 
     確認すること (1)位取りを間違えないように赤で線を引くこと。
              (2)声に出して言うこと。
   A25+15 
     確認すること (1)位取りを間違えないように赤で線を引くこと。
              (2)声に出して言うこと。
              (3)繰り上がりの1を赤で書くこと。
   
   ここから、班の隊形にして行う。
   B25+25
   C35+35     出来た人は班のできていない人に教える。

   D83+46   (チャレンジ問題)
    出来た人は見せに来て、その後班の人に教える。

杉渕先生、おはようございます。
Rです。
朝早くからすみません。
先生が超ハードスケジュールだということは存知ていますが、
どうしても見ていただきたくメールしました。
どんなに短くてもいいです。ご指導いただけたらと思います。
よろしくお願いします。


(6月13日〜6月17日までを振り返って)
この週は、@朝の時間の有効な過ごし方。(中心課題)
      A着替え強化作戦。(中心課題)
      B国語・算数のユニット授業
      C音読                  を中心に行いました。 

<良かったこと>
・朝の時間はかなりスムーズになってきました。
 ただ、バリエーションがありません。これから考えていきたいと思います。
 → 着替えの時、あいさつの時

・ユニット授業?と呼べるものか分かりませんが、行ってみました。
 子どもたちの集中の度合いが違います。
 だれません。授業中にトイレに行く子がほとんどいなくなりました。
 「先生、もう終わり?」という声を数回聞くことができました。

・「1分間着替え勝負」(子どもたちと自分で考えました。)を行ったことで、
 子どもたちの着替えに対する意識が変わってきたこと。
 → 「早く着替えて遊ぼう!」「早く着替えるって気持ちがいい。」という意識になってきました。
    最初の頃は、自分が音楽をかけなければ着替え始めなかったのに、
    教室に入ってくるなり「先生、一分勝負しよう!」という子が増えてきました。


・子どもたちが次の行動を予測できるようになってきたこと。
 朝の時間では、合成分解・10マス・ひき算・1、2年の全漢字音読
 算数の時間では、授業開始すぐに、教科書の音読
 国語の時間では、授業開始すぐに、漢字スキルの読み
 以上を行うことに決めています。
 そうしたことで、子どもたちの授業に向かう姿勢が変わってきました。
 @授業前には、準備が整っている子が多く、教科書や漢字スキルを開いて待っている子。
 A休み時間前に準備をして遊びにいく子。

・朝の活動や授業中に、「立つ・座る」(教師の合図で)の場面を何度も作ったことで、

 自分の話を集中して聞く子が増えてきた。
 また、他の先生の指示にも素早く反応できるようになってきた。
 ただ、他の先生の指示に対しての反応は、まだ遅いが・・・。

・音読の声らしくなってきた??こと。
 暇さえあれば、音読をやっています。
 算数の教科書の音読。あいさつも音読練習に。
 喜んでくれています。


<よくなかったこと>
・給食の用意が遅いこと。
・感情的に怒ってしまったこと。(Hくんに)
 3回連続で自分の番が来ているのに、音読をしなかったので・・・。つい、苛立ってしまった。
・音楽会に向けて盛り上がってこない。(自分も、子どもも)
 → 全く進歩してきていない。伸びてきていない。
・音楽会に向けて練習をしているが、子どもたちを(学年合唱・クラス合唱とも)やる気にさせることができない。
 子どもたちは、だらだらとはしておらず、一生懸命取り組んでいる。だが・・・。
 →(子ども)「先生、きらいな教科ってある??」
  (自分) 「全部大好きかな・・・?」
  (子ども)「私は、音楽。」         グサリ
  何も聞き返すことができませんでした。
  「音が苦」になっている子はまだまだいるんだろうな・・・。
  自分自身が「音が苦」・・・。

<わかったこと>
・あいさつのこと(今の自分のクラスでは、どう分類ができるか)
@あいさつのできる子
 (1)目を見てできる
 (2)教師に言われた後、大きな声で返すことができる
 (3)教室に入ってくるなり、大きな声であいさつができる
 (4)教師にできるが、友だちにはできない
 (5)友だちにはできるが、教師にはできない
 (6)教師に言われる前にあいさつができる
 (7)毎日しっかりとできる
 (8)できる時とできない時がある
 (9)ニコっとしてあいさつをしてくれる
Aあいさつのできない子
 (1)いつも?教師のあいさつに反応しない
 (2)朝から下を向いてきて、うつむきながら小さな声でぼそっと返す

・教師が楽しそうにしていると、子どもも楽しそうに授業に臨む。

・感情的に怒ったところで、Hくんの心には全く染み入っていなかったということ。
 → その後、また順番を抜かしました。完全に挑戦しているな・・・?


<今後の課題>
@音楽会に向けての指導
AHくんへの対応
B給食の準備

@音楽会に向けて
もやがかかったように、全くうかんできません・・・。
人をやる気にさせるということが本当に難しいんだなと感じています。
学年の先生方も指導してくださいます。でも、だれてしまう。
耳に入っていかないんですね。
直球勝負だから。
歌もイメージが大切なのでしょうか。
イメージをもたせるところからやってみることにします。

AHくんへの対応
○もう一度、関係作りから行う。
○朝のあいさつ
○Hくんは、デュエルマスターズが好きだということで、デュエルマスターズのカードを購入して勉強。(購入済み)
○休み時間に対戦の仕方を教えてもらう。
○絵を描くのが好きなので、絵を描いてもらう。
○授業中の様子をしっかりと観察。
○何に興味があって、何に興味がないのか。
○どんな時に反応し、どんな時には反応しないのか。

B給食の準備
○一番の大前提:教師が4時間目終了時刻(12:35)をきちんと守ること。
○教師も一緒に用意を行う。
○給食当番を半分に分ける。
○手を先に洗う子たちとエプロンなどを先に準備する子たちに分ける。
○自分自身がどのくらいの速さで用意できるかが勝負。
○子どもたちは、速いというのがどういうことかをまだ分かっていないような気がする。

○「早く用意しなさい。」といっても「どのくらいで??」と感じているのではないか。

○全員が並ばなくても時間がきたら出発。(12:38)
○給食室には、自分もついて行く。
○準備が遅い子の手伝いをする。
○自分のがどこにあるか分からない子がたまにいる。

○教室に戻り、盛り付け開始。
○食器を数える。(人数は事前に確認しておく。)
○食器の子の一人が箸を配る。
○全員で配る。
○自分の班の人のものを持っていくこと。
○早く終わった班は隣の班を確認すること(1⇔2、3⇔4、5⇔6)
○両方の班が終わったら、全部のところの食器の並べ方を確認する。

今日はこのやり方でやってみたいと思います。


  こんにちは。
  杉渕です。

  がんばってますね。
  続けてください。

  とりあえず、直面している問題は歌でしょう。
  歌う声にするのは、難しいと思いますが…
  指導は、簡単(笑)

  歌っている歌を教えてください。
  歌詞を書いてください。
    ↓
  私だったらどう指導するかを書いて送ります。
杉渕先生、おはようございます。
Rです。
お忙しいところ、早速返信してくださり、本当にありがとうございます。

杉渕先生からの返信の中で、
>がんばってますね。
と書いてくださったことにまたやる気が沸いてきました。
沈みかけていた気持ちをまた奮い立たせてもらいました。
今日も全力で行う決意がもてました。

今年の音楽会は、ピアニカでサザエさんを行うので、
それといっしょにサザエさんの曲を子どもたちと一緒に編曲して歌うということになりました。
(そのまま使っているところもありますが・・・)
  
  「2年3組の歌」
1 明るい笑顔にしあわせが ついてくる
  やさしい仲間と ようきな3くみ
  みんながってる お日様もわらってる
  ルルルルル〜、今日もいいクラス

2 10マス、読書にそうじを はげんでる
  楽しい仲間と 元気な3くみ
  みんながわらってる 青空もわらってる
  ルルルルル〜、今日もいいクラス


学年の歌は、「歌えバンバン」です。
歌詞が手元にないのですが、3番まで歌います。

どうぞよろしくお願いします。

  R様

  こんにちは。
  杉渕です。

  歌は、どのような路線で行くのでしょうか。
  発表は、いつですか。

>
> 今年の音楽会は、ピアニカでサザエさんを行うので、
> それといっしょにサザエさんの曲を子どもたちと一緒に編曲して歌うということになりました。
> (そのまま使っているところもありますが・・・)


  ちょっと安易ですね。

  私だったら(考えられること)

  世界に1つだけの学級の歌であること
  立派に歌おう

  ・テンポを速くする。
  ※普通の「サザエさん」よりかなり速くする。

  「ルルルルー」のところ、頭声発声にする。
>   
>   「2年3組の歌」
> 1 明るい笑顔にしあわせが ついてくる
>   やさしい仲間と ようきな3くみ
>   みんながってる お日様もわらってる
>   ルルルルル〜、今日もいいクラス
>
> 2 10マス、読書にそうじを はげんでる
>   楽しい仲間と 元気な3くみ
>   みんながわらってる 青空もわらってる
>   ルルルルル〜、今日もいいクラス

>
> 学年の歌は、「歌えバンバン」です。
> 歌詞が手元にないのですが、3番まで歌います。
>
> どうぞよろしくお願いします。



  これは、歌う声では難しい歌です。

  言葉一つひとつをはずむように。
  「くーちーをーおおーきーくー」と歌っています。
  →「く・ち・を・お・お・き・く」
  というように。
 
  リズムが勝負。
  バスケットボールのドリブルのイメージ
  ボールをはずませるように歌わせます。

  バンバンのところは、「パンパン」というように。
  そうすると、声が上に行き軽くなります。

  ピストルを撃たせる「ぱんぱん」
  ポーズをとらせて。
  ※おもしろバージョン



杉渕先生、こんばんは。
Rです。
先生へのお礼のメールの返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございませんでした。
音楽会直前のストレス、プレッシャー??からか体調を崩してしまいました。
家に帰るとバタンという状態でした。
今週は、未熟さばかりを感じた一週間でした。


実は、昨日が音楽会だったんです。。。

学年合唱の「歌えバンバン」、保護者の方や同僚の先生から大好評でした。
先生からのメールの通りにやってみました。
子どもの反応が全く違いました。
イキイキしていました。
「音が苦」ではありませんでした。自分自身がやっていて楽しかったです。
学年全員の前で「パンパン」と動きもつけてやってみました。
色々な撃ち方を自分と一緒にやっていくうちに、完全にイメージができたようでした。

隣のクラスの子から「先生、もっと他の撃ち方もして?」とリクエストもうけました。

「パンパン」を意識しただけで、歌の感じが変わりました。
これには、学年の他の先生、専科の先生も驚いていました。
杉渕先生の実践のキーワード、『イメージ』がいかに大切かということを強く実感しました。


でも、クラスの方は、全く駄目でした。
自分自身これが一番応えました。
ピアニカはまあまあ、でも、歌は・・・・。壊滅的な状態でした。
終了後、子どもたちに満足度を聞きました。
すると、クラスの曲の満足度は、4割程度でした。
さすがにショックは隠しきれませんでした。ものすごく悔しかったです。
誰のせいでもない、自分の責任だと強く感じました。
原因追究をしました。

@最後まで、「音が苦」だった。
 自分自身の音楽の指導力不足。
 実際に、「歌えバンバン」はちょっとしたことで大変化があった。
A「歌は、どのような路線で行くのでしょうか。」と先生のメールにありました。
  結局最後まで、どういう歌にしたいというイメージが自分自身もてていなかった。

B教室ではできるのに、体育館になると声がでない・・・。
 これを最後まで覆すことができなかった。
C担任のリズムと専科の先生のピアノのリズムが噛み合わなかった。(専科の先生の方が遅い。)
 子どもたちは、自分のリズムの方を好んでいた。
D気分よく歌わせてあげることができなかった。
E子どもたちが世界に1つしかない学級の歌だという思いが持てずにいた。
F担任自身が指揮台の上で緊張していた。伝染した・・・。
G「しっかりとやらなくちゃいけない!」という思いが逆に、子どもたちを追い詰めていた。
 子どもたちには、プレッシャーとなっていた。
H取り掛かりが遅かったかも・・・。
 発表は6月24日だったが、6月3日(ピアニカ開始)だった。
 歌が決まったのは、もっと遅い。2週間前だった。
Iやる気がなかった。 自主練習をしていたのは、わずか。

今回の音楽会を通して、
(1)子どもを音楽会という大行事へと気持ちを高めていく難しさ。
(2)子どもをやる気にさせるつもりで言っているのに、逆にプレッシャーを与えていたのではないか・・・。
 (自分の中では、やる気にさせることができた! と勝手に思っていた。)
(3)「子は教師の鑑」だと強く実感した。
 自分の中で「上手くできるかな〜」「心配だな〜」「大丈夫かな〜」という思いがあり、
 多分、指揮台の上の自分の顔に出てしまっていたと思う。
 それが結果、子どもに伝染してしまったのではないか・・・。
 もしかしたら、一番の原因はここだったかもしれない。

いい勉強をさせてもらったと思いました。
特に、上の(2)から、自分自身の日々の子どもたちへの言葉がけについて
見直すというきっかけを与えてくれたからです。
自分の目線でしか捉えていませんでした。
本当に有効な言葉がけだったのかということをあまり考えてきませんでした。
やる気が沸いてきました。

ユニット授業、音読をやるようになってから集中力がついてきた子たちです。
本当に伸ばしてあげたいと強く今思っています。
実践あるのみ!!!

内容のないメールばかりで大変申し訳ありませんが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

おやすみなさい。

  R 様

  こんにちは。
  杉渕です。

  音楽会お疲れ様でした。

  歌は、長期的な取り組みが必要です。
  ※やるとしたら…

  表現活動として扱ってください。
  音読も表現、歌も表現。
  これが、ポイントです。

杉渕先生、こんにちは。
Rです。
確か、今日から移動教室でお留守かと思いますが、メールを送らせていただきました。


音楽会での失敗を機に俄然やる気になっています。
朝の活動にもリズムが生まれ、
あとは、10マス・音読の部分のバリエーションを考案していかなくてはいけないと感じています。
ただ、子どもを伸ばすためには、やはり日々の授業も大切です。
日々の授業の教材研究がどうやっていいのかが見えてきません。
見えてこないのは、やはり自分が努力をしていないからです。
だからこそ、見開きで100個の発問を考える。挑戦してみました。
発問になっていないものがたくさんあると思いますが、見てください。
よろしくお願いします。

2年国語(上)「スイミー」Bの場面:すばらしい海の世界で元気を取り戻したスイミー


(1)2つのページの絵を見て気付いたことを発表しましょう。
(2)スイミーは一人で泳いだのでしょうか。
(3)スイミーは一生懸命泳いでいると思いますか。
(4)スイミーはどのくらいのスピードで泳いでいると思いますか。
(5)スイミーはどこへ向かって泳いでいると思いますか。
(6)この時のスイミーの気持ちが分かる場所に線を引きなさい。
(7)暗い海とはどのくらい暗いのですか。スイミーよりも暗いですか。それとも、からす貝よりも暗いですか。
(8)スイミー、からす貝、暗い海に順番をつけます。暗い順にならべましょう。
(9)「スイミーはおよいだ、」のところを見てください。「。」ではなく、「、」がついています。
  どうしてでしょうか。
(10)「スイミーはおよいだ、」のところを見てください。「。」ではなく、「、」がついています。
  こうすると、どんないいことがあるのでしょうか。
(11)「スイミーはおよいだ、くらい海のそこを。」この文章を読んで気付いたことはありますか。
(12)「スイミーはおよいだ、くらい海のそこを。」この文章を読んであれ?と思ったところはありますか。
(13)海のそことは、どのばしょを言うのですか。(簡単な絵をかいて説明させる。)

(14)この場面の海は、今までと同じ場所ですか、それとも違いますか。
(15)海は、暖かいですか、それとも冷たいですか。
(16)朝の海ですか、昼の海ですか、それとも、夜の海ですか。
(17)こわかった。さびしかった。には、「とても」がついていません。どうしてだと思いますか。
(18)こわかった。さびしかった。とてもかなしかった。どれが一番今のスイミーの気持ちに近いと思いますか。
(19)何がこわかったのですか。
(20)何でさびしかったのですか。
(21)何がとてもかなしかったのですか。
(22)どのくらいの時間海のそこを泳いでいたと思いますか。
(23)(「けれど、」の使い方を説明した後で)「けれど、」を使って簡単な文章を作ってみましょう。
(24)「すばらしい」のは何ですか。
(25)「すばらしい」と「美しい」ではどう違うのでしょうか。
(25)先生はすばらしいですか。それとも美しいですか。
(26)校長先生はすばらしいですか。それとも美しいですか。
(27)「おもしろい」のは何ですか。
(28)「おもしろい」と「おかしい」ではどう違うのでしょうか。
(29)先生はものすごくおもしろいですか。それともものすごくおかしいですか。
(30)ムシキングはおもしろいですか。それともおかしいですか。
(31)「笑いの金メダル」はおもしろいですか。それともおかしいですか。

→海にはすばらしいものがいっぱいあった。
 そして、スイミーはすばらしいもの中のおもしろいものを見るたびに、だんだん元気をとりもどした。
 と捉えていいのでしょうか・・・。どうもここで迷ってしまいました。
 自分としては、『すばらしいものを見るたび、スイミーは、だんだん元気をとりもどした。』
 でもいいのではないか??という考えがあり、この部分で足踏み状態でした。

(32)「見るたび」と書いてあるけど、見たのは何回くらいだろうか。
(33)おもしろいものをスイミーはじーっと見ていたのだろうか。それとも、ちらっとだろうか。
(34)スイミーは、おもしろいものをなぜ、たくさん見ようとしたのだろうか。
(35)すばらしいものやおもしろいものを初めからすばらしいとかおもしろいと感じていたのだろうか。
(36)「だんだん」というのは、どういうことだろう。
(37)「だんだん」を使って簡単な文章を作ってみよう。
(38)「元気をとりもどした」と書いてあるが、最初のページのような元気なスイミーでいいのか。
(39)にじ色って何色があるの。
(40)にじ色ってきれい?
(41)にじ色のゼリーは食べれるの。
(42)くらげは、海のどこらへんにいると思う。
(43)このくらげの大きさは。
(44)くらげは、どんなものみたいって言っているの。
(45)くらげのことを違う言い方で言える?
(46)スイミーは、くらげを見た時にどう思っている。
(47)いせえびは、どんなものだと言っているの。
(48)水中ってどこのこと。
(49)ブルトーザーってどんなもの。
(50)いせえびは、海のどこらへんにいると思う。
(51)いせえびの大きさは。色は。
(52)水中ブルトーザーってどんな感じ。
(53)どうして、水中ブルトーザーって言うと思う。
(54)スイミーは、いせえびを見た時にどう思っている。
(55)「見たこともない」っていうのは初めて見たの?それとも、何回か見ている?
(56)「見たこともない魚たち」は何匹くらいかな。
(57)どんな魚何だろう。色は?形は?
(58)大きさはどうだろう。スイミーよりも大きいの。
(59)見えない糸でひっぱられているのは誰ですか。
(60)見えない糸でひっぱられているとはどういう様子ですか。
(61)糸というのは、ロープよりも太いですか、細いですか。
(62)見たこともない魚たちを見た時、スイミーはどんなことを思ったのでしょう。
(63)声をかけたとは書いていないが、どうしてだろう。
(64)見えない魚たちは、スイミーと同じ向きに動いているいのかな、それとも違う向きかな。
(65)一列かな、それとも、2列、3列あったのかな。
(66)見たこともない魚は全部同じ色だったのかな。
(67)スイミーがそうだったように違う色の魚もいたのかな。
(68)この魚たちは、楽しそうに泳いでいたのかな。
(69)ドロップって何。形は?大きさは?味は?
(70)何がドロップに似ているんですか。
(71)ドロップと岩ではどちらが大きいですか。
(72)この岩の色は、大きさは。
(73)こんぶやわかめの色は?大きさは?
(74)こんぶやわかめとスイミーではどっちが黒い?
(75)こんぶとわかめは、岩のどこら辺から生えている。
(76)こんぶとわかめは一個の岩からどのくらい生えている。
(77)スイミーは、こんぶとわかめの林を見て、どう思ったのか。
(78)うなぎのかばやきって食べたことある。
(79)うなぎの顔は大きいか、小さいか。
(80)しっぽはどんな形か?
(81)うなぎは、太いか、細いか。
(82)海の中でうなぎに似ているものは何か。
(83)海じゃないところでうなぎのような動きをするものはいるのか。
(84)うなぎは、海の中のどこにいると思うか。
(85)スイミーとうなぎが競争をしたら、どっちが速いか。
(86)しっぽの何を忘れているのか。
(87)どのくらい長いのか。
(88)黒板よりも長いのか。それとも、教室の横よりも長いのか。
(89)うなぎを見て、どう思ったのか。
(90)うなぎは一匹しかいなかったのか。仲間はいたか、いないか。
(91)いそぎんちゃくはふつうすごく小さいが、このいそぎんちゃくも同じくらいなのか。
(92)いそぎんちゃくの色は。
(93)海の中にはやしの木も風もないが、やしの木をゆらしている風はどんな風。温かい?冷たい?
(94)風の強さは。
(95)いそぎんちゃくを見て、スイミーはどう思ったか。
(96)みんなたちが、スイミーだとしたら、どれを見た時に一番嬉しい。
(97)
(98)
(99)
(100)

あと、4個がどうしても出てきませんでした。
尋常ではない数に嫌気がさしてきましたが、
こっちのやる気が試されていると思いながら取り組みました。
やってみて初めて分かる大変さでした。
体力的にも限界でした・・・。 

  小田切 様

  こんにちは。
  杉渕です。

  あと4つ
  (97)スイミーは、以前のスイミーに戻ったのか。
  (98)マグロが来る前
      マグロが来たあと
      だんだん元氣をのあと
      この3つをくらべなさい。
  (99)スイミーは、マグロの恐怖を忘れたのか。
  (100 )「暗い海」と今スイミーがいる海をくらべましょう。

  などなど。

  100つくる意味は、あとになってわかります。
  このばからしい
  「100もつくる必要があるのか…」
  という思いを克服できるか。
  それが、ポイントです。
  続けてみましょう。


杉渕先生、こんにちは。
Rです。
メール送っていただきありがとうございました。
先生のメールに、100こ問いをつくる意味は「あとになってわかります」と書いてあり、
何か見えてくるかなと思いながら授業に向かいました。

100こ書いたメールを見ながら授業に臨みました。(国語の授業は10分遅れて開始)

いつものように、全漢字音読(2年)からスタート。
次に、漢字フラッシュカード。(新出漢字、部首、漢字たし算)
先生のようにギャグ満載とはいきませんが、”ちょびっといい漢字”です。ここまでで10分

いよいよ、スイミー。
音読をしながら、三の場面のところまでいきました。
一度、「スイミーはおよいだ、くらい海のそこを。こわかった。さびしかった。とてもかなしかった。」
を子どもたちなりきに読ませてみました。
イメージはほとんどつかめていなかったので、問いかけをしながら行いました。
教「スイミーは一人で泳いだの?」
○「一人」(ほぼ全員の声が揃っていた。)
教「スイミーは一生懸命泳いでいると思う?」
○「泳いでいると思う。」(ほぼ全員の声が揃っていた)
教「どうしてだろう?」
○「まぐろから逃げている」
○「まぐろから少しでも遠くへいきたいから」
○「まぐろにつかまらないようにするため」
教「どのくらいのスピード?」
○「ものすごい速い」
○「超速い」
教「すごい速いんだ〜、ふ〜〜〜ん」
ここで、少しパフォーマンス。
自転車、オートバイ、車、F1が目の前を通りすぎる音を教師が表現した。
F1が大うけだった。子どもたちのイメージはF1だったようだ。
教「暗い海ってどのくらい暗いの?」
○「う〜〜〜ん」(ちょっと反応が悪かった)
教「ランドセル、黒板、先生の髪の毛どのイメージに近い?」
○「ランドセル」(揃った。かなりいい声だった)
教「海は暖かい、冷たい?」
○「冷たい」
教「どうして?」
○「海のそこって書いてあるから」
○「海のそこには、日が当たらないから」
○「くらい海って書いてあって、冷たい感じがする」

時間がなかったことと子どもたちとの今日の感じから倒置法のことは扱わない方がいいと判断し飛ばしました。

教「何がこわかったの」
○「まぐろ」
教「何でさびしかったの」
○「一人ぼっちだったから」
○「遊ぶなかまがだれもいないから」
教「何がとても悲しかったの?」
○「大きなまぐろにきょうだいたちが食べられてしまったから」
こんな感じの意見が集中していた。
教「こわかった。さびしかった。には、「とても」がついていません。どうしてだと思う?」
○「・・・・・・・・・」(完全にフリーザ〜〜〜)
教「こわかった。さびしかった。とてもかなしかった。どれが一番今のスイミーの気持ちに近い?」
○「とてもかなしかった。」
理由は「とても」がついているから というのが大多数。
その時、突然、○「先生、じゃ「とても」は強く読めばいいんじゃない。」
クラス全員大納得でした。

今考えたイメージで読んだら、最初よりもいい声になりました。
全体(2回) → 班(6回) → 全体(1回) を行いました。

最後に、「さしすせそ」の一分勝負(速く丁寧に)×2回
こんな感じで授業を行いました。

意見が深まらない場面(とてものところ)の発問は子どもには、難しすぎたなと思いました。
毎度のことなんですが、自分の授業は意見が深まりません。
原因は、@発問の出し方が悪い
      A教師の雰囲気が悪い。
     B「間違えたらどうしよう」というクラス内の雰囲気。
     C「間違えてもいいんだよ」という温かい雰囲気がない。   だと思っています。

先生のご意見をお訊かせください。お願いします。


  R様

  こんにちは。
  杉渕です。

  授業記録、読ませていただきました。
  一問一答になっていますね。
  これでは、深まるはずがありません。
  ・書かせる(発言の準備)
  ・発言させる(全員)
  1つの発問で、全員に意見をいわせましょう。
  ※書いていわせるか、書かせずにいわせるかは、時と場合によります。

  (例)

  「こわかった」

  これだけで、かなり出ますよ。

  同じ場面で、も意一度授業してみましょう。
杉渕先生、おはようございます。
Rです。

メールありがとうございました。
自分では先生からご指摘されるまで、一問一答だとは気付きませんでした。
完全に我流になっていた証拠ですね。
同じ場面もう一度今日やってみたいと思います。
〜今日の流れ〜
@全漢字音読の読み
1年生:E〜I (1)全員(2)男女交互(3)超高速読み(15秒間) 
2年生:杉渕先生のクラスと同様に、1つのところを、個人→全員で行う
Aフラッシュカード:部首、新出漢字
Bスイミー音読(第3場面のかなしかったまで)
C読解(こわかった、さびしかった、とてもかなしかった)
 ○「スイミーは、どうしてこわかったんだろう?」
  前回の時は、「どうして」ではなく「何が」と聞いたが限定されてしまった感じがしたので変更。
  班ごとに固まらせて、相談 → 全員発言(指名なし)
 ○「スイミーは、何でさびじかったのだろう?」
  班ごとに固まらせて、相談 → 全員発言(指名なし)
 ○「スイミーは、何がとても悲しかったのか?」
  班ごとに固まらせて、相談、ノートに記入 → 全員発言(指名なし)
D「たちつてと」一分間勝負×1回
今日は、ビデオに撮って研究してみます。     


移動教室お疲れ様でした。
メルマガの「教育の鉄人」「教育の鉄人 学級創り」楽しく拝読させてもらいました。

バスでも音読・歌を行う。先生の気迫を感じました。
「もしツアのルーレット」が話の中で登場とは・・・。
日々様々な場面で研究されているなと感じました。
自分もその日は「エンタの神様」でネタを研究しました。

先週は、色々と考えさせられる一週間でした。
@ 授業中に不調を訴える子が続出。 → 自分の授業に魅力がないからか・・・。
A 保護者との関係。
B 子どもとの関係。 → 上手くいっているようで、実は・・・?なのかと感じることが多かった。
(余談)妻が体調を崩し、全てを一人で切り盛りするようになったこと。→何もしていなかったので要領が悪すぎました。

授業は、思うように進みませんでした。
自分が研修等で留守をしたり、生活科の大豆の草取りや1年生との交流会の計画で時間が潰されてしまいました。
7月に入り、さすがに焦ってきました。
1学期がもうすぐで終わろうとしているのに、
「本当にクラスの子どもたちは成長したのだろうか???」と思いました。
去年の方が緊張感があったような気がする時も多々あります。
「10マス・音読を頑張ろう!」とやる気になってくれている子が多いのは嬉しいです。

ただ、本当にこの子たちが成長しているのかは凄く疑問が残ります。
杉渕先生、お願いします。
どういう観点で子どもたちの成長をみていけばよいのかを教えてください。

あと、以前のメルマガの校内研究のところに、レディネスづくりとありましたが、どういうものでしょうか。
教えてください。

  R 様

  こんにちは。
  杉渕です。

  一問一答では、深まりません。
  まずは、選び抜いた一問で、全員に発言させてください。
  これが、スタートです。

> 〜今日の流れ〜
> @全漢字音読の読み
> 1年生:E〜I (1)全員(2)男女交互(3)超高速読み(15秒間) 
> 2年生:杉渕先生のクラスと同様に、1つのところを、個人→全員で行う


  あまり欲張らずに。
  今日はこれ。
  1〜2でもいいでしょう。

  個→全  これは、驚くほどの効果があります。

> Aフラッシュカード:部首、新出漢字

  テンポが勝負です。
  教師→子ども  でもいいでしょう。

> Bスイミー音読(第3場面のかなしかったまで)
> C読解(こわかった、さびしかった、とてもかなしかった)
>  ○「スイミーは、どうしてこわかったんだろう?」
>   前回の時は、「どうして」ではなく「何が」と聞いたが限定されてしまった感じがしたので変更。
>   班ごとに固まらせて、相談 → 全員発言(指名なし)
>  ○「スイミーは、何でさびじかったのだろう?」
>   班ごとに固まらせて、相談 → 全員発言(指名なし)
>  ○「スイミーは、何がとても悲しかったのか?」
>   班ごとに固まらせて、相談、ノートに記入 → 全員発言(指名なし)


  限定しないのなら、
  ○○の文を読んで氣づいたこと、考えられることを書きなさい。
  といえばいいでしょう。

  まずは、たくさん出させましょう。
  いろいろと考えられます。


> D「たちつてと」一分間勝負×1回
> 今日は、ビデオに撮って研究してみます。     

> バスでも音読・歌を行う。先生の気迫を感じました。

  というより、いつものことなのです。
  子どもたちにとっても。

> 「もしツアのルーレット」が話の中で登場とは・・・。
> 日々様々な場面で研究されているなと感じました。
> 自分もその日は「エンタの神様」でネタを研究しました。


  常に、新鮮なネタの用意をしておきましょう。
>
> 先週は、色々と考えさせられる一週間でした。
> @ 授業中に不調を訴える子が続出。 → 自分の授業に魅力がないからか・・・。
> A 保護者との関係。
> B 子どもとの関係。 → 上手くいっているようで、実は・・・?なのかと感じることが多かった。
> (余談)妻が体調を崩し、全てを一人で切り盛りするようになったこと。→何もしていなかったので要領が悪すぎました。

  あまりかんがえないように。
  こんなときもあります。

>
> 授業は、思うように進みませんでした。
> 自分が研修等で留守をしたり、生活科の大豆の草取りや1年生との交流会の計画で時間が潰されてしまいました。
> 7月に入り、さすがに焦ってきました。


  考えるべきは「子どもを伸ばしているか」
  進度ではありません。

> 1学期がもうすぐで終わろうとしているのに、
> 「本当にクラスの子どもたちは成長したのだろうか???」と思いました。
> 去年の方が緊張感があったような気がする時も多々あります。

  2年目は、難しいでしょう。
  まして3年目は。
  楽だと思うのは、素人です(笑)

> 「10マス・音読を頑張ろう!」とやる気になってくれている子が多いのは嬉しいです。

  一人ひとりのやる氣を増幅させてください。
>
> ただ、本当にこの子たちが成長しているのかは凄く疑問が残ります。
> 杉渕先生、お願いします。
> どういう観点で子どもたちの成長をみていけばよいのかを教えてください。


  毎日その子を見ていれば、わかると思いますよ。
  これは、いずれ。
  まずは、できないことができるようになったか
  意欲的になったか
  このへんでしょう。
>
> あと、以前のメルマガの校内研究のところに、レディネスづくりとありましたが、どういうものでしょうか。
> 教えてください。


  その単元に入る前に、予習を入れるのです。

  (例)かけ算

  かけ算に入る前に、九九を教えておきます。
  単元に入ったら、
  ・かけ算の意味の学習
  ・九九の応用


  これからの2週間、子どもが一番伸びるときです。
  多くの教師は、その期間を無駄にします。
  まとめと称して、まともな授業をしないからです。
  がんばってください。

杉渕先生、こんにちは。
Rです。
丁寧にご返答いただきありがとうございました。

子どもの成長ということで、今週より一人一人の子どもの記録をとり始めました。
授業中や給食の空き時間にメモをとりながら、放課後にまとめていきました。
すると、少しずつ見えてきました。
・朝のあいさつ
・授業中の発言
・授業中のつぶやき         などが・・・。          
その中で、二人の子の成長を実感できました。
以前は、「算数が嫌い」と言っていた子が「筆算好きになってきたかも・・・」と友だちと話していました。
また、以前は計算の遅かった子が、「10マスを家に持ち帰ってやりたい!」と言ってきました。
二人の子のやる気がアップしたのを確信した瞬間でした。
続けていきたいです。


実践記録(月曜日のもの)です。ご指導よろしくお願いします。
自分の合図で立つ。全員で「お願いします。」 →かなり揃ってきました。力強くなってきたように感じます。
子どもたち座る。
教「一年全漢字音読いくよ。今日はE番からI番まで。立ったらすぐいくよ。」
全員でE〜Iまで行う。
教「次、男女交互にいくよ。男子から」
男子 → 女子 → 男子の順に行う。
教「今度、女子先。」
女子 → 男子 → 女子の順に行う。
教「次、今のところ15秒で、超高速読み。目標2回。ようい、ドン」
15秒間超高速読みを行う。
教「終わり、座ります。」
教「次、2年生いくよ。名簿順。自分の番号がきたら、言う。」
○「やった」(一人だけだが・・・)
教「はい、ゆうまさん。3・2・1 スタート」
個人 → 全員 (慣れてきたせいもあり、かなりテンポよく進んできた)
途中、姿勢のことで注意をする。
26番からは立って全員で音読。(スピード不足)
終わったところで、座らせる。
→かなり声が出てきている。一人一人の口が開いているのを確認できた。

フラッシュカードに移る。
教「これは、」
○「きへん」
○「ごんべん」
○「ひへん」
○「しんにょう」  ここまでは、テンポよく見せる。
出すのをじらしながら行う。○「くさかんむり」
                ○「うかんむり」(ばつ) ○「にんべん」
                ○「にんべん」
問題をほんの一瞬だけ見せてひっくりかえす。
○「いとへん」
○「うおへん」
○「さんずい」

教「カルタやるよ。はんごと」
○「いえぃ〜〜〜」
教「班長、取りにおいで」
準備が少し遅かったので・・・
教「開始、10秒前」
教「向かい合って、あいさつ」
○「お願いします」
教「モンチッチ」「モンちゃん」
教「しんにょう」
教「さんぺい」「さんま」
教「うかんむり」
教「さんずい」
教「今日の天気は?」
○「雨」
教「あめかんむり」
教「外には何が生えている?」
○「草」
教「くさかんむり」
教「話す、なにへん?」
○「ごんべん」
教「学校の周りには松がいっぱいあります。松は?」
○「きへん」
教「今日はお日様が見えません。」
○「ひへん」
教「今、国語で勉強しているのは、スイミー。うおへん」
教「いとへん」
教「おのづくり」
教「にんべん」
何も言わずに待っている。
○「早く〜〜〜」
集中力が切れそうなころに、教「まだれ」
教「以上、終わり」
教「最初の隊形に戻して・・・」
→ テンポが悪い。1つの問題が終わった後に間が空いてしまうので、テンポよく行いたい。
  もう少し早く言ってもいいかもしれない。

教「スイミーいくよ〜」
一人の子どもがしゃべりかけてきたり、忘れた物をした子が報告にきたりで、
スイミーの音読を始められない。時間のロスをしてしまった。(約1分)
立つ合図。
音読開始。
途中、(およぐのはだれよりも、早かった)に対して、教『およぐのはだれよりも』をもう少し早く読もう。
この部分の見本を示す。
3の場面までを音読で行う。教科書を閉じさせる。
その時、○「先生、見えない糸で引っ張られているのところ、見えないだからもっと弱く読んだほうがいい」
教「そのやり方で次みんなでやってみようね。」
2回行う。(見えない糸で引っ張られている)
教「まだ、どなってしまう人がいるから、少し練習をしょう!」
自分が『おはようございます』を3つの高さで行う。(地声、音読の声、歌声)
教「じゃあ、やってみよう。」
2回行う。
教「だいぶ、いい声になってきた。二番目の声で音読の時やろう。でも、みんなたちの声気持ち悪いよ・・・」
○「先生だって、気持ち悪いじゃん」
座る合図をする。
→ まだまだ・・・。どなったり、張り上げてしまう人が多い。
   音読の声には程遠い。(ビデオの声は参考にはならないかもしれないが・・・。)


教「この間のところだけど、もう一回考えてみよう」
黒板に「こわかった」と書く。
ここで班ごとにさせる。(座ってからすぐに行うべきだった。)
教「こわかったの時、みんなたちはまぐろがと言ったんだけど、それ以外にもあると思うんだよね。」
○「暗い海のそこ」
教「そうかもしれないね。スイミーは何がこわかったのでしょう。これを班ごとで考えよう。」
どの班も活発に考え合っていた。1つの班が進んでいなかったので、支援に向かう。
約3分間各班で話し合う。
教「隊形を元に戻して」
教「じゃあ、意見出して。指名なし。」
○「暗い海のそこがこわいです。」
○「一人だからです。一人で何かあったらどうしようという気持ちでこわい。」
○「一人だと余計くらい気持ちになって、こわくなっちゃう。」
○「一人で暗いそこを泳いで、暗い気持ちになって、こわいという気持ちが出てきちゃったと思う。」
○「私は、暗い海がこわいと思います。理由は、教科書に、くらい海のそこを。こわかったと書いてあるから。」
○「私は、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、まぐろがまた来るかもしれないし、
 おそってきて食べられちゃうかもしれないからです。」
○「ぼくは、まぐろと暗い海がつながっているんじゃないかと思います。
 暗い海のそこがスイミーにはまぐろに見えてしまうんじゃないかと思う。闇はひろがっている。」
○「ぼくは、暗い海がこわいと思います。どうしてかというと、暗いというのは上手く見えないという意味で、
  スイミーは他の魚が近づいてきても気付かずに食べられてしまうかもしれないから。」

○「スイミーも真っ黒でなかまだよね。」
○「暗い海のそこがこわいと思います。なんでかというと、お化け屋敷も同じで一人で行くとすごい怖いし、
  だから、スイミーも同じかもしれない。」
○「私は、スイミーが一人でいるのがこわいと思います。どうしてかというと、一人でいるのがお留守番みたいで
  怖いからです。
授業途中だが、隣のクラスの自習中にトラブルが発生し、一時中断。
教「班ごとでもう一度、相談していてください。」

ビデオはそのままにしておいた。自分はいない時にどんな行動を・・・。
やはり騒ぐ子がいた。それに対して注意する子がいた。
しっかりと相談しているようだった・・・?
話声全てまでは拾えていなかったので分からないが・・・。
「スイミー」「暗い」「一人」という声は聞こえてきた。
4分間の中断。
○「自分の体のところも黒いし、海のそこも黒いし、同じでこわくなっちゃったんじゃないかな。」
○「一緒に泳いでいた兄弟がいなくなっちゃったからこわいんだと思います。」
○「私はまぐろがこわいと思います。スイミーはまぐろが追っかけてくるかと思って泳いでいる。
  だからこわいと思います。」
○「私は、まぐろがいきなりつっこんできて、楽しかったときの気持ちを全部・・・・」(聞こえませんでした。)
○「私は、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、・・・
教「困ったら黒板を見て、お友だちの意見をさんこうにしてごらん。」
なかなかその後を言えなかったので、「また後で言ってね。」声をかける。
○「私はは、まぐろがこわいと思います。最初は楽しかったのに、まぐろに襲われて、暗い気持ちになった。
  だから、こわかったんだと思います。」
○「私は、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、まぐろは、自分よりも大きいし、
  自分たちのきょうだいを食べちゃって、また襲ってくるかもしれないと思ったからです。」
○「ぼくは暗い海のそこがこわいと思います。どうしてかというと、きょうだいとくらしていた海は明るいけど、
  そのきょうだいたちが食べられて海のそこにいるから、急に暗くなっちゃって怖いと思います。」
○「まぐろがこわいと思います。海のそこも暗くて、スイミーも暗くて、
  まぐろが忍者みたいに襲ってくるかもしれないからです。」
○「ぼくは、まぐろがこわいと思います。最初まぐろは、全部食べようと思っていたけど、スイミーだけ食べれなくて、
  スイミーはまた来るだろうと思ってこわいと思う。」
○「私は一人だからこわいと思います。どうしてかというと、理由は分かりません。」

(普段言えない子が自ら立って自分の考えを示してくれました!)
教「自分の考えをみんなの前で言うということは凄いこと。拍手」
○「ぼくは、暗い海のそこを泳いだら、前が見えなくて、まぐろがまた来るかもしれないかもしれないから怖いと思います。」
○「前か後ろどっちから襲ってくるか分からないよね。」
(さっき途中で止まってしまった子)○「私はまぐろがこわいと思います。どうしてかというと、・・・・・・・・
  まぐろは、・・・・・・・・まぐろは、スイミーを襲ってくるから、・・・・・スイミーは、まぐろが怖いと思っていると思います。」
子どもたちから自然と拍手が!!!!
○「ぼくは、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、スイミーよりも100倍大きいからです。」
○「スイミーはちょっと小さくて、まぐろは100倍・200倍大きいから、まぐろがこわいと思います。」
○「ぼくはまぐろが怖いと思います。どうしてかというと、42ページのまぐろが、追いかけて、自分も、
  食べられてしまうから、まぐろがこわいと思います。」
○「わたしは、暗い海が怖いと思います。どうしてかというと、まぐろも黒いし、スイミーも黒いし、
  海も黒いから怖いと思います。」
○「ぼくもまぐろが怖いと思います。どうしてかというと、スイミーはまぐろがまた襲ってくると思っているからです。」
教「この前よりも色々な意見でたね〜。忍者という意見先生、大好きだな〜〜。」
教「今日考えたこわかったが、明日の音読に生かされてくるといいね。少しはイメージわいてきたかな・・・。」
教「明日は、さびしかった。を考えます。」
ここで終了。全員1回は言ったと思う。ただ、時間は掛かった。(約20分)

教「じゃ、た・ち・つ・て・と行くよ〜〜。」
一分後終了!!
数えて終わり。
終わりのあいさつ。静かに礼をする。

→指名なしで行っているが、子どもたちは自分の板書を気にしてなかなか次の意見を言おうとしていなかった。
 だから、テンポがすごく悪い。
 意見が深まったかといえば、まだまだな部分は多いが、今回はとにかく全員が一度は言えたということを大切にしていき
 たい。全員の意見が出揃ったところで、今度はノートにもう一度整理させると一人一人の考えは深まったかもしれない。
 書かせてから指名なしを行ってみたい。少しは、テンポがあがるかも・・・。

 (ビデオを見て、子どもたちの様子から)
 ・聞く姿勢のできている子が少なかった。
 (一度意見を言った子は、安心しきって人の意見を聞いていない。
  →テンポが悪いのでだれてしまったこともあるが・・・)
 ・聞く人の目線が悪い。発言者に向かっていない人が多い。真剣な目つきの子が少ない。
  目に力が入っていない??
 ・発言者が止まってしまった時の、近くの人やクラス全員の励ましの声も出ていない。(去年はできたのになぁ〜)
 ・発言する時、誰に対して意見を言うのかを意識していない子が多かった。(早速指導を)
 ・立つ時に、イスを引く子がほとんどいなくなった。(注意した成果が少しずつ出てきたか・・・)
 (イスを引くと音が出るし、イスを入れるだけで時間がかかってしまうので・・・)

 ・ビデオで声が拾えない子がまだ多い。(特に女子)
  男子の声の大きさはいい感じ。音読やフラッシュでも頑張っている成果は出てきていると思う。
 
 如何せん、自分の声がかっこ悪い。全然イメージと違って聞いていて嫌になった。
 それに、子どもの姿勢を注意する前に自分の姿勢が悪い。(猫背ぎみ)
 声の調子も一本調子だったし、変化が必要だなと感じました。


音読の(個→全)を算数のフラッシュカードでも同じようにやってみました。いいですね。
このやり方は、色々な場面で使えそうですね。
考えてやってみたいと思います。

10マス・音読が少しずつ起動に乗ってきたかな?と思います。
10マスもクラス全員が(+0、+1、+2)を10秒以内でできるようになりました。

今日は、(+2)を8秒でやってみました。
子どもたちは、「え〜〜っ」と言っていたけど、嬉しそうでした。生き生きとしていました。
鉛筆の音が前よりもいい音になってきたように感じます。
フラッシュカードで(+9)ができるようになってきたので、来週からスタートします。

音読を繰り返しやってきたことで、発言の時の声が前よりも少し大きな声で言える子が増えてきたように思います。
まだまだ、バリエーションや面白いネタがないので一工夫が必要です。

  R 様

  こんにちは。
  杉渕です。

  記録をとり続けると、あるとき変化があります。
  しばらくは、書き続けてください。

> その中で、二人の子の成長を実感できました。
> 以前は、「算数が嫌い」と言っていた子が「筆算好きになってきたかも・・・」と友だちと話していました。
> また、以前は計算の遅かった子が、「10マスを家に持ち帰ってやりたい!」と言ってきました。
> 二人の子のやる気がアップしたのを確信した瞬間でした。
> 続けていきたいです。


  実感→次なるエネルギー

> 自分の合図で立つ。全員で「お願いします。」 →かなり揃ってきました。力強くなってきたように感じます。
> 子どもたち座る。

  スピーディーに。
  教師のスピードに合わせさせます。
  最初は、合いません。
  だんだん、合うようになります。
  スピードについてこられた子をほめてください。

> 教「一年全漢字音読いくよ。今日はE番からI番まで。立ったらすぐいくよ。」

  「1年生全漢字音読」
  といったら、すぐに立たせる。
  すぐ始めてしまうこと。

> 全員でE〜Iまで行う。
> 教「次、男女交互にいくよ。男子から」

  「男子」
  これだけでいいでしょう。
  指示は、できるだけ短く。

> 男子 → 女子 → 男子の順に行う。
> 教「今度、女子先。」

  「女子」
> 女子 → 男子 → 女子の順に行う。

  バリエーションはたくさんあります。
  「かっこいい男の子」
  「かわいい女の子」

> 教「次、今のところ15秒で、超高速読み。目標2回。ようい、ドン」
> 15秒間超高速読みを行う。

  「超高速読み 15秒」

> 教「終わり、座ります。」

  「終わります」

  終わったら腰掛けるように決めておくといいでしょう。

> 教「次、2年生いくよ。名簿順。自分の番号がきたら、言う。」
> ○「やった」(一人だけだが・・・)

  座席順のほうが簡単だと思います。

> 教「はい、ゆうまさん。3・2・1 スタート」
> 個人 → 全員 (慣れてきたせいもあり、かなりテンポよく進んできた)


  声の出は、どうですか。

> 途中、姿勢のことで注意をする。
> 26番からは立って全員で音読。(スピード不足)


  そうですね。
  立たせたほうがいいです。

  座席順でいえば
  ・前の子が読んでいるときに次の子が立つ。
  ・次の子が読み始めたら腰掛ける。

  こうすると、よくなります。

> 終わったところで、座らせる。
> →かなり声が出てきている。一人一人の口が開いているのを確認できた。

  さらに、パワーアップさせてください。
  まだまだ、いけると思います。
>
> フラッシュカードに移る。
> 教「これは、」
> ○「きへん」
> ○「ごんべん」
> ○「ひへん」
> ○「しんにょう」  ここまでは、テンポよく見せる。
> 出すのをじらしながら行う。○「くさかんむり」
>                 ○「うかんむり」(ばつ) ○「にんべん」
>                 ○「にんべん」
> 問題をほんの一瞬だけ見せてひっくりかえす。
> ○「いとへん」
> ○「うおへん」
> ○「さんずい」
>
> 教「カルタやるよ。はんごと」
> ○「いえぃ〜〜〜」
> 教「班長、取りにおいで」
> 準備が少し遅かったので・・・


  これは、準備させておくといいでしょう。
  帰るとき、または、その日の朝。

> 教「開始、10秒前」
> 教「向かい合って、あいさつ」
> ○「お願いします」
> 教「モンチッチ」「モンちゃん」
> 教「しんにょう」
> 教「さんぺい」「さんま」
> 教「うかんむり」
> 教「さんずい」
> 教「今日の天気は?」
> ○「雨」
> 教「あめかんむり」
> 教「外には何が生えている?」
> ○「草」
> 教「くさかんむり」
> 教「話す、なにへん?」
> ○「ごんべん」
> 教「学校の周りには松がいっぱいあります。松は?」
> ○「きへん」
> 教「今日はお日様が見えません。」
> ○「ひへん」
> 教「今、国語で勉強しているのは、スイミー。うおへん」
> 教「いとへん」
> 教「おのづくり」
> 教「にんべん」
> 何も言わずに待っている。
> ○「早く〜〜〜」
> 集中力が切れそうなころに、教「まだれ」
> 教「以上、終わり」
> 教「最初の隊形に戻して・・・」
> → テンポが悪い。1つの問題が終わった後に間が空いてしまうので、テンポよく行いたい。
>   もう少し早く言ってもいいかもしれない。


  どんどんいったほうがいいでしょう。
  「いとへん」「うおへん」このように。
  スピード、テンポが命です。
  おもしろいのは、ところどころ入れるのがいいと思います。
>
> 教「スイミーいくよ〜」
> 一人の子どもがしゃべりかけてきたり、忘れた物をした子が報告にきたりで、
> スイミーの音読を始められない。時間のロスをしてしまった。(約1分)

  これは、ルールを決めておくといいでしょう。
  何かあるときは、○○が終わってからなど。

  他の子は音読できるのです。
  その何人かをのぞいて、音読させればいいのです。

> 立つ合図。
> 音読開始。
> 途中、(およぐのはだれよりも、早かった)に対して、教『およぐのはだれよりも』をもう少し早く読もう。
> この部分の見本を示す。


  教師の見本。
  これにつきます。
  最初は、まねさせること。

> 3の場面までを音読で行う。教科書を閉じさせる。
> その時、○「先生、見えない糸で引っ張られているのところ、見えないだからもっと弱く読んだほうがいい」
> 教「そのやり方で次みんなでやってみようね。」
> 2回行う。(見えない糸で引っ張られている)
> 教「まだ、どなってしまう人がいるから、少し練習をしょう!」
> 自分が『おはようございます』を3つの高さで行う。(地声、音読の声、歌声)
> 教「じゃあ、やってみよう。」
> 2回行う。
> 教「だいぶ、いい声になってきた。二番目の声で音読の時やろう。でも、みんなたちの声気持ち悪いよ・・・」
> ○「先生だって、気持ち悪いじゃん」
> 座る合図をする。
> → まだまだ・・・。どなったり、張り上げてしまう人が多い。
>    音読の声には程遠い。(ビデオの声は参考にはならないかもしれないが・・・。)

  音読の声にする場合
  最初は、声量を氣にしないこと。
  当然、小さくなりますから。
  やさしい声で読ませること。
  意識が変わらないと、怒鳴り続けますよ。
  子どもの意識を変えましょう。

  教師は、声量を氣にしないこと。
  今の段階では。
>
> 教「この間のところだけど、もう一回考えてみよう」
> 黒板に「こわかった」と書く。
> ここで班ごとにさせる。(座ってからすぐに行うべきだった。)

  班の形にさせてから、指示。
  このほうがいいでしょう。

> 教「こわかったの時、みんなたちはまぐろがと言ったんだけど、それ以外にもあると思うんだよね。」
> ○「暗い海のそこ」
> 教「そうかもしれないね。スイミーは何がこわかったのでしょう。これを班ごとで考えよう。」
> どの班も活発に考え合っていた。1つの班が進んでいなかったので、支援に向かう。

  教師が教えましょう。
  例を出しましょう。

> 約3分間各班で話し合う。
> 教「隊形を元に戻して」
> 教「じゃあ、意見出して。指名なし。」

  ここも、決めておきましょう。
  ・班学習…全員が発言
    ↓
   終わったら
    ↓
  ・一斉学習…指名なし発言

  このように決めておくと、指示なしでいけます。

> ○「暗い海のそこがこわいです。」
> ○「一人だからです。一人で何かあったらどうしようという気持ちでこわい。」
> ○「一人だと余計くらい気持ちになって、こわくなっちゃう。」
> ○「一人で暗いそこを泳いで、暗い気持ちになって、こわいという気持ちが出てきちゃったと思う。」
> ○「私は、暗い海がこわいと思います。理由は、教科書に、くらい海のそこを。こわかったと書いてあるから。」
> ○「私は、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、まぐろがまた来るかもしれないし、
>  おそってきて食べられちゃうかもしれないからです。」
> ○「ぼくは、まぐろと暗い海がつながっているんじゃないかと思います。
>  暗い海のそこがスイミーにはまぐろに見えてしまうんじゃないかと思う。闇はひろがっている。」
> ○「ぼくは、暗い海がこわいと思います。どうしてかというと、暗いというのは上手く見えないという意味で、
>   スイミーは他の魚が近づいてきても気付かずに食べられてしまうかもしれないから。」

>
> ○「スイミーも真っ黒でなかまだよね。」
> ○「暗い海のそこがこわいと思います。なんでかというと、お化け屋敷も同じで一人で行くとすごい怖いし、
>   だから、スイミーも同じかもしれない。」
> ○「私は、スイミーが一人でいるのがこわいと思います。どうしてかというと、一人でいるのがお留守番みたいで
>   怖いからです。

  全員にいわせましょう
  テンポが命です。

> 授業途中だが、隣のクラスの自習中にトラブルが発生し、一時中断。
> 教「班ごとでもう一度、相談していてください。」
>
> ビデオはそのままにしておいた。自分はいない時にどんな行動を・・・。
> やはり騒ぐ子がいた。それに対して注意する子がいた。
> しっかりと相談しているようだった・・・?
> 話声全てまでは拾えていなかったので分からないが・・・。
> 「スイミー」「暗い」「一人」という声は聞こえてきた。
> 4分間の中断。
> ○「自分の体のところも黒いし、海のそこも黒いし、同じでこわくなっちゃったんじゃないかな。」
> ○「一緒に泳いでいた兄弟がいなくなっちゃったからこわいんだと思います。」
> ○「私はまぐろがこわいと思います。スイミーはまぐろが追っかけてくるかと思って泳いでいる。
>   だからこわいと思います。」
> ○「私は、まぐろがいきなりつっこんできて、楽しかったときの気持ちを全部・・・・」(聞こえませんでした。)
> ○「私は、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、・・・
> 教「困ったら黒板を見て、お友だちの意見をさんこうにしてごらん。」
> なかなかその後を言えなかったので、「また後で言ってね。」声をかける。
> ○「私はは、まぐろがこわいと思います。最初は楽しかったのに、まぐろに襲われて、暗い気持ちになった。
>   だから、こわかったんだと思います。」
> ○「私は、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、まぐろは、自分よりも大きいし、
>   自分たちのきょうだいを食べちゃって、また襲ってくるかもしれないと思ったからです。」
> ○「ぼくは暗い海のそこがこわいと思います。どうしてかというと、きょうだいとくらしていた海は明るいけど、
>   そのきょうだいたちが食べられて海のそこにいるから、急に暗くなっちゃって怖いと思います。」
> ○「まぐろがこわいと思います。海のそこも暗くて、スイミーも暗くて、
>   まぐろが忍者みたいに襲ってくるかもしれないからです。」
> ○「ぼくは、まぐろがこわいと思います。最初まぐろは、全部食べようと思っていたけど、スイミーだけ食べれなくて、
>   スイミーはまた来るだろうと思ってこわいと思う。」
> ○「私は一人だからこわいと思います。どうしてかというと、理由は分かりません。」
>
> (普段言えない子が自ら立って自分の考えを示してくれました!)
> 教「自分の考えをみんなの前で言うということは凄いこと。拍手」
> ○「ぼくは、暗い海のそこを泳いだら、前が見えなくて、まぐろがまた来るかもしれないかもしれないから怖いと思います。」
> ○「前か後ろどっちから襲ってくるか分からないよね。」
> (さっき途中で止まってしまった子)○「私はまぐろがこわいと思います。どうしてかというと、・・・・・・・・
>   まぐろは、・・・・・・・・まぐろは、スイミーを襲ってくるから、・・・・・スイミーは、まぐろが怖いと思っていると思います。」
> 子どもたちから自然と拍手が!!!!
> ○「ぼくは、まぐろがこわいと思います。どうしてかというと、スイミーよりも100倍大きいからです。」
> ○「スイミーはちょっと小さくて、まぐろは100倍・200倍大きいから、まぐろがこわいと思います。」
> ○「ぼくはまぐろが怖いと思います。どうしてかというと、42ページのまぐろが、追いかけて、自分も、
>   食べられてしまうから、まぐろがこわいと思います。」
> ○「わたしは、暗い海が怖いと思います。どうしてかというと、まぐろも黒いし、スイミーも黒いし、
>   海も黒いから怖いと思います。」
> ○「ぼくもまぐろが怖いと思います。どうしてかというと、スイミーはまぐろがまた襲ってくると思っているからです。」
> 教「この前よりも色々な意見でたね〜。忍者という意見先生、大好きだな〜〜。」
> 教「今日考えたこわかったが、明日の音読に生かされてくるといいね。少しはイメージわいてきたかな・・・。」
> 教「明日は、さびしかった。を考えます。」
> ここで終了。全員1回は言ったと思う。ただ、時間は掛かった。(約20分)

  杉渕学級なら、5分です。
  まずは、10分を目指しましょう。

  いい発言が出てきています。
  スタートとしては、上々です。
  ※この前の記録とくらべてみてください。
  その差は、歴然ですよ。
>
> 教「じゃ、た・ち・つ・て・と行くよ〜〜。」
> 一分後終了!!
> 数えて終わり。
> 終わりのあいさつ。静かに礼をする。
>
> →指名なしで行っているが、子どもたちは自分の板書を気にしてなかなか次の意見を言おうとしていなかった。
>  だから、テンポがすごく悪い。


  板書なしでいけばいいのです。

>  意見が深まったかといえば、まだまだな部分は多いが、今回はとにかく全員が一度は言えたということを大切にしていき
>  たい。全員の意見が出揃ったところで、今度はノートにもう一度整理させると一人一人の考えは深まったかもしれない。
>  書かせてから指名なしを行ってみたい。少しは、テンポがあがるかも・・・。

  深まりは、意識しなくていいでしょう。
  今の段階では。

  深まりを意識すると、発言できない子が出てきます。
>
>  (ビデオを見て、子どもたちの様子から)
>  ・聞く姿勢のできている子が少なかった。
>  (一度意見を言った子は、安心しきって人の意見を聞いていない。
>   →テンポが悪いのでだれてしまったこともあるが・・・)


  その通りです。
  全員発言5分のテンポなら、だれません。

>  ・聞く人の目線が悪い。発言者に向かっていない人が多い。真剣な目つきの子が少ない。
>   目に力が入っていない??

  このへんは、指名なしうんぬんの問題ではありません。
  違う場面での指導が必要です。

>  ・発言者が止まってしまった時の、近くの人やクラス全員の励ましの声も出ていない。(去年はできたのになぁ〜)
>  ・発言する時、誰に対して意見を言うのかを意識していない子が多かった。(早速指導を)
>  ・立つ時に、イスを引く子がほとんどいなくなった。(注意した成果が少しずつ出てきたか・・・)
>  (イスを引くと音が出るし、イスを入れるだけで時間がかかってしまうので・・・)

  そのとおり。
  さっとたっていわせることを、続けてください。
>
>  ・ビデオで声が拾えない子がまだ多い。(特に女子)
>   男子の声の大きさはいい感じ。音読やフラッシュでも頑張っている成果は出てきていると思う。

  あせらず、少しずつ。
>  
>  如何せん、自分の声がかっこ悪い。全然イメージと違って聞いていて嫌になった。
>  それに、子どもの姿勢を注意する前に自分の姿勢が悪い。(猫背ぎみ)
>  声の調子も一本調子だったし、変化が必要だなと感じました。

  これが大事です。
  「氣づく」自分で氣づく→成長のスタート。
  イメージと実際は違うでしょう。
  子どもも同様です。
  イメージの世界では、「自分はいい」と思っているのです。
  ※だから、なかなか変わらない子がいます。
>
>
> 音読の(個→全)を算数のフラッシュカードでも同じようにやってみました。いいですね。
> このやり方は、色々な場面で使えそうですね。
> 考えてやってみたいと思います。


  すべて音読。
  このような意識で実践すると違ってきます。
  杉渕学級と他学級の決定的に違うところです。
>
> 10マス・音読が少しずつ起動に乗ってきたかな?と思います。
> 10マスもクラス全員が(+0、+1、+2)を10秒以内でできるようになりました。

  その調子。
  もっと速くなりますよ。
  +0〜は。
>
> 今日は、(+2)を8秒でやってみました。
> 子どもたちは、「え〜〜っ」と言っていたけど、嬉しそうでした。生き生きとしていました。
> 鉛筆の音が前よりもいい音になってきたように感じます。

  鉛筆の音で、子どもの状態がわかるでしょう。
  「音」は、キーワードの1つです。

> フラッシュカードで(+9)ができるようになってきたので、来週からスタートします。

  これは、思ったより簡単です。
>
> 音読を繰り返しやってきたことで、発言の時の声が前よりも少し大きな声で言える子が増えてきたように思います。
> まだまだ、バリエーションや面白いネタがないので一工夫が必要です。


  くり返すこと。
  次の指導については、授業後考えましょう。


  今日も、がんばってくださいね。

杉渕先生、こんにちは。
Rです。

わたしのつたない実践記録に対し、丁寧にご指導いただき本当にありがとうございました。
嬉しかったです。
先生のメールを読むたびにいつもやる氣が沸いてきます。
「スイミーは何がこわかったの?」という発問で行った授業も、
1回目の時よりも子どもたちの発言が格段によくなっていました。
最初は「まぐろ」しか出なかったのに・・・。
1つの主発問に対して、全員に言わせるということが凄く大切なんだなと感じました。

記録の方も続けてとっていきたいです。

先週は、今週行われる「七夕集会」の準備に大忙しでほとんど授業が行うことができませんでした・・・。
でも、10マス・合成分解・全漢字音読・「スイミー」(音読)だけはどんなことがあっても行いました。
最初の頃に比べ、クラス全体の子どもたちの声、鉛筆の音が格段によくなってきたのを感じています。
10マスのテストをしたら、全員の子が(+0、+1、+2)を合格しました。
+0の10列連続(1分勝負)もクラス3分の2の子たちが合格するようになりました。

その結果、クラス全体の集中力もあがってきているように感じます。
休み明けの月曜日はボケている子がまだまだ多いのは事実ですが、10マス・音読の時の集中力は違います。
体育の授業の最後の振り返りの時間で「指名なし」に取り組み始めました。
自分の板書がないので、子どもたちはテンポよく言うことができました。
体育の時の方が簡単なせいか、リズムよく言えます。
素質はある子たちだなと思いました。
だからこそ、伸ばしてあげたいのですが・・・。

<先週の授業の記録から>スイミー第B場面より
水泳の後で、授業時間が大きくずれ込んでしまったので、時間短縮の授業に・・・。
ご指導ください。

あいさつなしですぐに始める。
教「スイミーいくよ。」
子どもたちは、準備する。
立つ合図をする。
すぐに読み始める。
途中、教「『楽しくくらしていた』そこをもっと弾むかんじで。」
見本をみせる。
声が少し大きくなり、リズムが出てきたように感じた。
教「『見えない糸でひっぱられている』のところの見えない小さく読もう」
教「『ひっぱられている』は、綱引きのイメージでやろう。」
教「隣同士で手をもって引っ張りあいっこしながら、言ってごらん」
動作を行う。
その後、第C場面途中まで読む。座らせる。
→やさしい声で読めていない。また、声が一本調子。
  子どもの意識を変えるために何が行えるだろうか・・・。
  @ビデオを見せる。感想を言わせる。
  Aきれいな声で言っている先生のクラスのビデオを見せる。
  B自分が練習して、いい見本になる。そして、まねをさせる。

教「昨日は、こわかったを考えました。今日はさびしかったを考えよう。
  スイミーは、何がさびしかったんだろう。」
○「赤い魚たちが食べられたこと。」
教「隣同士で2分間話し合おう。」

話合いが進んでいない二人組みのところに行って意見を聞く。
教えながら、二人の考えを聞く。
一人の子は、「自分がお留守番をした時のことを言っていい??」
教「自分のこととスイミーを一緒に考えるなんていいね。」
その子はニコっとした。

教「時間ないからどんどん言おう。」
数名が立っていい始めたが、その中にいつも意見を言えない子が立っていたので、
教「なおきさん、言おう」
○「42ページのまぐろが赤い魚たちを食べて、スイミーは暗い海のそこを泳いで、寂しかったと思います。」
○「スイミーは何で寂しいかというと、いっしょにおよぐ仲間もいないし、一人ぼっちだから、
 スイミーは心細くて、さびしいと思います。」
○「私は、一人で家でお留守番したから、スイミーも私と同じでお留守番だと思う。」

教「一人でお留守番した時の気持ちは?」
○「さびしかった」
○「わたしも、まなさんと同じで一人でお留守番したことがあるから、それと同じで、さびしい気持ちがあって、
  スイミーはお留守番しているみたいで寂しかったと思う。」
○「P41には、スイミーの兄弟たちがいっぱいいて、だけど、つぎのページからは全然いなくなっちゃって、
  一人ぼっちになって、さびしかったと思います。」
○「わたしも、みかさんと同じで、はじめは楽しく暮らしていたんだけど、まぐろが楽しい間に入って、
  兄弟たちがいなくなって、一人になってさびしくくらしている。」
○「ぼくは、・・・・やよいさんとはちょっとちがうんだけど、さいしょは、・・・・・・・・スイミーは楽しくいたんだけど、
  まぐろが兄弟たちの楽しい気持ちをこわしてしまって、それで、仲間がいなくなって、さびしくなった。」
○「先生、それってさ、スイミーの気持ちが変わってる。」
○「スイミーは悔しいんだね。」
○「まぐろがきて、スイミーの気持ちが変わった。」

(さっきの女の子)○「スイミーみたいに兄弟がいなくて、独りでお留守番した時、知らない人が来て、それで、
 独りだし、こわかったし、すごくさびしかった。」
○「ぼくは、・・・・・・泳ぐ仲間がいないからさびしい。」
○「最初は、兄弟がいたんだけど、あとからまぐろに食べられて、さびしくなった。」

○「私は・・・・・・・・・・・・」(聞こえず)窓から聞こえてくるピアニカの音にかき消される。
○「ぼくは、最初はスイミーは仲間たちと楽しく暮らしていて、その時は楽しいと思ったんだけど、
  兄弟たちがまぐろに食べられて、楽しい気持ちもまぐろに食べられてしまった。
  だから、寂しいと思います。」
○「「・・・・・・・・・・・」(聞こえない。)授業中になるとすごく小さな声になってしまう子です。
教「少しずつ声出てきたよ。OK!」
○「ぼくは、スイミーが独りぼっちだから寂しいと思います。」
○「最初は兄弟がいたけど、まぐろがその兄弟たちをのみこんで会えなくなっちゃったし、
  独りで暮らすのはとてもさびしい。」
○「えっと〜〜〜、p40・41はスイミーは楽しく遊んでいたけど、でも、p42・43でまぐろに兄弟たちを食べられて、
  遊べなくなって、それと、さびしいし、こわくなっちゃった。」
○「スイミーの兄弟たちがまぐろに食べられちゃって、寂しかったと思いました。」
○「・・・・・・・・・・・・・・・・・」(聞こえない)
○「わたしは、しょうごさんと同じで、・・・・・・・・(廊下うるさい)
  まぐろに楽しい気持ちを食べられちゃったから寂しいと思います。」
○「ぼくも、しょうごさんたちと同じで、まぐろに気持ちを食べられちゃったから寂しいと思います。」
○「私は、一人だから寂しいと思います。理由は考えていません。」
チャイム鳴る。(指名なし開始から約12分でした。)この間よりも短縮していました。

教「独りだから寂しいという意見もあれば、遊ぶ仲間がいない、心細い、兄弟がいない、

  楽しい気持ちもまぐろに食べられちゃったから寂しい。たくさん今日も意見言えたね。
  終わりにしよう。静かに礼します。」
→板書をしているので、テンポが悪い。板書なしでやってみる。
 今回も意見を全員が言うことができた。
 子どもたちのだれは少なかった。
   
(1学期最後の2週間で行うこと)
・10マス(+0、+1、+2、+9)の反復練習。
・合成分解(10まで)
・長さの理解。
・筆算の定着。
・1、2年全漢字音読(今は、これが一番調子がいいです。)
・スイミーの音読(やさしい声で言えるように)
・1学期の漢字定着。(漢字スキルを使いながら)
 <読みの時間、書く時間を分けながら>
・歌(音楽会の失敗から、とにかく毎日歌うようにしています。)
・指名なしのやり方の定着。
・立ち方、座り方の確認。
・あいさつ(スピーディーに)
・給食の配膳時間の短縮。(今現在の最高は5分です。)
 →杉渕先生のクラスの配膳方法を真似しています。
  メルマガに書かれていたことを参考にしながら、
  給食中のこと(子どもたちの食べ方)、
  食べ終わった後のこと(明日の連絡を書く。終わった子は読書。)
  その結果、放課後の時間がたくさん保障され、
  筆算のできない子の居残りに時間が当てられます。
<自分自身は、指示を短くする>これを一番心がけていきたいです。

夏休み中の課題のことで、1つ教えてください。
夏休み中に、子どもたちには10マスの課題を与えた方がいいのでしょうか?
今せっかくいい状態なのに、夏休み明けまた戻っていたら??と不安になったものですから・・・。
教えてください。

7月31日の鉄人講座参加させていただく予定でいます。
中井先生のことは、プレジデントを読んで知っていたので今から楽しみです。
また、7月24日に東京で行われる講座にも参加します。
夏休み、子どもに負けないくらい勉強したいです。


  R 様

  こんばんは。
  杉渕です。

  実践家は、言葉で語らず事実で語る ものです。
  事実は、いかがでしたか。
  細かなことは、神戸で。
  1つひとつ、実践してください。
  あれもこれも、手を出さないこと。
杉渕先生、こんばんは。
Rです。

もう少しで1学期を迎えようとしている最中です。
日々、通知票の資料集めと作成に追われている日々です。
先生から「ラスト2週間が一番伸びる時」と言っていただいたのですが、
自分自身まともな授業ができていません。
授業記録もほとんど取れていません。(子どもの記録は継続中です・・・。)
続けることの難しさを感じています。

先生のメルマガを読む度に愕然としてします。
教える人によってこうも子どもは伸びるものかと・・・。
平均が95を下回らない、読みながら火を噴きそうになってしまいました。
(力を入れたはず???)の筆算のところの平均が85.1点。すごく簡単なのに、できない。
力が抜けてしまいました・・・。
テストを見返し分析してみると、3つのことが分かりました。
@言われたことをやっていない。
(位をそろえて書く。繰り上がりの1を書き忘れている。繰り下がった後の数字を書かない。)
A1年生の時の計算ができていない。
 (繰り上がり、繰り下がり)
Bひき算の出来が悪い。
先生のメルマガを見て思ったのは、多分自分の指導のステップが粗かったんだと感じました。
ひき算では、唱和をあまり行いませんでした。これが原因かと感じました。
たし算は、繰り返し繰り返し唱和をさせたのに・・・。
反省ばかりです。
子どもがいけないんじゃない。責任は自分にあったと強く感じます。

国語は暇さえあれば、音読を行っています。
先日の参観日でも、音読・フラッシュカードメインの授業を見ていただきました。
高評価の嵐でした!!
「子どもたちの集中力が違う!」「先生がいなくても、いい姿勢で待っているなんて・・・?」
「とても楽しかったです!」
杉渕先生のホームページの楽習スペシャルのネタを無断で使わせていただきました。
マツケン、シムラケンには、教室中大爆笑でした。おばあちゃんも笑ってくれました。


子どもたちの声もやさしく出せるようになってきました。
少しずつ意識が変わってきたのかもしれません。
子どもたちのやる氣がものすごいので、今のうちに伸ばしていきたいです。
音読の成果??なのかは分かりませんが、
国語のテストは軒並み好成績でした。
2年1学期のまとめのテストも平均が94.7点でした。
褒めてあげたいです。

近況を書かせていただきましたが、
相談というのは、クラスにいる低学力の女の子のことです。
この子のお姉ちゃんもやっぱり重たい児童で、入学時から大変だよとは聞かされていたのですが、
1年の時は何とかもちこたえたものの、長さや筆算になってからクラスの児童との差が広がる一方になってきました。
そんな矢先に、知能検査の結果が返ってきました。
見てみると、すご過ぎました・・・・。
SS・・・21  IQ・・・54  でした。
同じ学年の先生から「こんな成績は初めてだわ・・・。」と言われてしまいました。
どう指導をしていったらいいのか分かりませんが、
今現在彼女に行っている指導を書きます。
ご指導いただければと思います。よろしくお願いします。

<算数>
開始10分間は基礎の時間として、筆算を毎日行っています。
黒板に問題を10個書きます。
チャレンジコースは全部。ノーマルコースは5問(選択制)。ゆっくりコースは3問(選択制)。
できた子には、同じ班の子を教えるということになっています。
最近は黒板に答えを書かせてから、教えるという流れにしています。

彼女の場合はもちろん選べません。
自分の方で番号を言い、ノートに書かせます。
ノートの使い方はいいです。
「54+36」早速止まります。
1の位から行うことを確認し、「4と6でいくつ」と確認します。
「10」と即答できました。
その後、見守っていたら自分で答えを求めていました。
ただ、次の問題では全く歯が立ちませんでした。「57+38」
「7と8でいくつ??」
「・・・・・・・・・」
「15だよ。」
「あ、そっか〜〜〜〜」と言っていたけど、大丈夫か???
その後は大丈夫でした。
こんな感じで行っていたらその日は大丈夫なのですが、翌日になるとまたできません。

筆算ではなく、悲惨です。。。

とにかく、算数では個別指導を行うようにしています。
基礎の時は、ほぼ密着マークしています。
一斉の時にも、密着に近いです。
ただ、他の子にも指導へ行かなくてはいけないので、班の子に任せてしまっていることが多いです。
班の子たちは、皆算数が得意なので、優しく教えてあげていますが、定着というレベルには至りません。
放課後の補習も効果が上がっていません。
一年生のレベルから行った方がいいかと思い、10マスの問題を補習で行うことにしました。
(+0、1、2)全てクリアでした。
でも、それを使った問題が出ても出来ませんでした。(59+22)
ひたすらに、答えを言いながら行っています。
自分自身結果を早急に求めようと焦っているのでしょうか???

<国語>
作文一生懸命書いています。でも、同じことを繰り返している感じです。
短文作り、簡単な文しか作れません。
今は、肉付けをし始めました。「林の下でねる。」
「寝る時には何もかけないの???」
「・・・・・・・」
「一人で寝たの?」
「二人かな?」
「じゃあ、二人で寝るって書いてごらん。」
「わかった。」
こんな感じで進めています。

音読は、拾い読みが減ってきましたが、スピードはないです。極端に遅いです。
一文を工夫して読むときもほとんどパスが多いです。
指名なしでは、意見は言えます(一番最後ですけど・・・)声の大きさはいいです。

国語は、一生懸命に取り組んでいるがよく分かります。
全漢字音読は大きな声で堂々と言っています。
国語では、漢字の個別指導を行っています。
お手本と違ったように書いてしまうことが多いので・・・。

<生活全般>
朝登校する時間が遅い。
なかなか着替えようとしない。
すかさず、「1分勝負!」というと着替え始める。
1分では大抵の場合無理。その後の用意も遅い。
給食スピード遅い。
集中力ない。(これは、勉強が分からないから集中できないだけかもしれないが・・・)

でも、困っている友だちがいると声をかけてあげることができる。掃除を黙々と行う。など良い面もあります!

自分から見てかなり厳しいなと思います。算数だけでも通級させようかと考えています。

ただ、「自分の力で何とかしてやりたい!!」という思いがあるのも事実です。
今のままではやはり厳しいのかな・・・と思い、先生にご相談をした次第です。
お願いします。

24日の東京講座、
31日・1日の鉄人倶楽部での講座に私も参加させていただきます。
今から楽しみで仕方がありません。
ご指導よろしくお願いします。

杉渕先生、こんにちは。
Rです。

24日の講座、本当にありがとうございました。
先生の話はとにかく面白く、3時間があっという間に過ぎてしまいました。
(職員会は時間が経つのが遅いのに・・・)
飽きさせないテクニック、自分も身につけたいですね・・・。
神戸の鉄人合宿講座がますます楽しみになってきました。

また、開始前、自分のつたない話にも真剣に耳を傾けてくださり、すごく嬉しかったです。
それ以上に嬉しかったのが、6月の公開に一度行っただけなのに、
自分の顔と名前を覚えてくださっていたことです。
新河岸小の子どもたち一人一人には、自分に対して接してくれた以上に、
愛情をもって接しているんだろうなとすぐに思いました。
でも、6年生にはさらに愛情を注いでいるんだろうなと感じ、羨ましいなと思う反面、

まだまだ自分自身がクラスの子どもにかける愛情は足りないなと感じました。

Mちゃん(厳しい子です)への指導法を教えていただき、ありがとうございました。
先生の筆算の指導法を聞いた時、ビックリしてしまいました。
「52+45」なら、52とはどういう数字なのか、そして、どのようにして筆算のところへ書けばいいのか、
そこまで細かくステップを作ることに、ただただ唖然としてしまいました。
メルマガにも「多くの先生の指導は粗い。」と書いてありましたが、
自分の指導も本当に粗いと感じました。
確かに、Mちゃんも初めのうちは、どう問題を筆算で書けばいいのか手こずっていました。
筆算の枠は書けても、その後がいつも続きませんでした。
Mちゃんだけじゃなかったのかもしれませんが、その部分を全体で唱和することはほとんどありませんでした。
自分の中で、「問題を筆算に書く位できる簡単でしょ」という気持ちがあったが為に、その部分をほぼさらっと流してしまったのですが、できない子へのスタートラインというのはどこなのかを、いつも考えて指導をしていかなければいけないなと感じました。

Mちゃんの場合のスタートラインは、
「朝来たら、自分は何をするのかが分からない。」ここからだと思いました。
まずは、朝の行動を早くするここに集中していこうと考えています。
先生が言われたように、机に朝の流れを貼っていくところからスタートします。
そして、少しずつ紙に書く言葉を減らし、自分の力で全て行える。
1つが早くできるようになってくると、他のことにも目が向くようになってきますし。

漢字テストには自信をもっているようで、それ以外は・・・。
着替えにしても、何にしても、遅い彼女が優越感にひたったり、
自信をもって取り組めたりするような場面を2学期たくさん作っていきたいと思いました。

学級内コース別学習についてなのですが、どういう感じでというイメージはできてきたのですが、
45分間の中で、中心問題の時だけいつも行うというやり方でいいのでしょうか?
それとも、重要単元の時に行うというやり方でいったほうがいいのでしょうか?
すみません。教えてください。


講座の中で、触れなかった部分で教えていただきたいのですが、学級づくりのところです。
「当たり前のことを当たり前に」のところです。
自分としては、次の5個を考えました。
@あいさつ
A靴をそろえる
B人の話をしっかりと聞く
C礼をしっかりとする(話の後の礼だけでなく、友だちに対しての礼も含みます。)
D「はい」の返事
先生のお考えも是非教えてください。

もう1つ、「微差大差」です。
多分、時間の使い方のことなど含めての話だと思うのですが、
授業時間の無駄、給食の時間の空き時間、朝や帰りの会の時間の無駄など、
一日の生活における時間の無駄や「デットタイム」(先生のホームページに書いてあった言葉です。)
を有効に使うことでよかったのでしょうか・・・。
もし、そうだとしたら、教えてください。
自分自身は、時間の無駄が多い人間です。
特に、宿題の丸つけ。この時間の確保に一番手こずっています。
これに追われ、なかなか他のことができません。
一掃のこと、宿題をなしにしてしまうかとも思ったのですが、
そういう訳にはいきませんし、
授業中に宿題の答え合わせをするという方法も考えたんですが、
答えを言ってから見直しをする、これだけで7〜8分過ぎてしまいます。
これはやめたほうがいいとなると、給食の時間になるのですが、
それだけで終わらないことも・・・。
とにかく、一日の時間に無駄が多い自分です。
年間すると、何時間を無駄にしていることかと・・・。
クラスの子の方が遥かに上手かもしれません。
すごく漠然としていますが、先生の一日の時間の使い方を教えてください。

模擬授業、すごく楽しませてもらいました。
フラッシュカードの使い方(カードの見せ方、ヒントの出し方)、
10マスの時間制限のカード、
10マスの制限時間のこと(早い子は5からスタートと言って、言わない)などは、2学期早速使うことができそうです。
ギャグ満載の楽習でした。
飛び入りで授業を行っても、最後には子どもたちのハートをがっちりとつかんでしまう。

やはり、レベルが違い過ぎます。
荒れているクラスであっても、確かに、先生の手にかかれば三日で変わるというのも大納得です。
これを年間やってもらえる子どもたちって本当に幸せですね。

ビデオ全てもう一度見させていただきました。
安心しました。
というのも、今の6年生も、いきなり超人的になったのではないということがビデオを見て分かりました。
女の子の中には、声が小さい子もいましたし、一人一人の音読の声も今程では・・・。

(と言っても、他の4年生と比べると桁違いの凄さですけど・・・)
声の小さい子に対しても、優しく「もう少し大きく」と言っただけでした。
焦らず、じっくりと子どもの成長も待つ(先生の場合は、しかけて待つですが・・・)

姿勢が本当に大切なのだと改めて感じました。
貴重な映像を見ることができ、ありがとうございました。
やる氣をアップさせてもらった一日でした。


 
杉渕先生、こんばんは。
Rです。

二日間本当に(×1000)ありがとうございました。
二日間はまさに、「最高で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す。」(阿部選手のパクリですが・・・)

夜のブレストは、時間が過ぎるのが早いこと、早いこと・・・。
あっという間に4時を過ぎていました。
その中で、杉渕先生の凄さをまじまじと見せつけられたように思います。
確かに、実践のビデオ凄すぎました。
教師としての思想当然凄すぎました。
巧みな話術さすがでした。
飲みっぷりさすがでした。
でも、自分が一番凄すぎると感じたのは、部屋にいる全員に対する細やかな心配りでした。
一人一人の意見に真剣に耳を傾け、的確なアドバイスをする。
話をする時にも、一人一人に対して温かな眼差しを送る。
どの先生にも成長して欲しいという雰囲気。
見ず知らずの人に対して、あれだけの接し方なのだから、
クラスの子どもたちへの愛情はハンパじゃないなと思いました。
年間、先生のような接し方をして、子どもたちが育たないわけがないと思いました。

教師としての基本「どの子どもも伸ばす」、その為には、
先生のように一人一人の子どもへの細やかな心配りからスタートする必要を改めて感じました。
やっぱり子どもは、「先生に自分だけを見て欲しい。先生に認めて欲しい」という思いを常にもっていると思います。
それに対して、タイミングよく言葉がけをしたり、
温かく接してあげたりできるかが勝負だなと思いました。
言葉で書いたり、言うのは簡単です。
でも、それを実践というレベルとなるとやはり難しいです。
自分は、いつもタイミングを外し放しですが・・・。(妻に対しては、もっと外していますけど・・・。今日も・・・。)
どんな人に対しても愛情をもって接してしまう杉渕先生は、やはり異次元のレベルだなと感じました。

全国トップクラスの実践者にとってのキーワードは、やはり「スピード」「バリエーション」だなと思いました。
杉渕先生は、爆笑ネタを用いながら行う。
中井先生は、しっとりと行う。でも、所々にネタを入れている。
やり方は違っても、根底ではがっちりとかみ合っていました。
表面的には、????でしたけど。
でも、当然ですよね。
子どもが伸びるための切り口は、一人一人の先生で違って当然ですよね。
自分の実践のキーワードも、「スピード」「バリエーション」の切り口で迫っていきたいと思いました。
あともう1つは、「繰り返す」かもしれません。
中井先生の歌声も、「何百回歌いましたから・・・」と言っていましたし・・・。
(さりげなく言うあたりさすが中井先生ですが、尋常じゃないです・・・。)
杉渕先生の今の子どもたちも繰り返し踊ったから、見事なソーランになったと感じました。
とにかく、続ける。繰り返す。
その為のシステム作りが今後の課題です。

今回の模擬授業では、先生の褒め方に注目をしてビデオを回していました。
その中で、やはり違うなと思う場面がありました。
最後の歌の時に一人一人で歌った時、中学年か高学年の男の子が歌った時のことです。

初め「歩こう〜〜」と歌いました。でも、あまりいい声が出ず、少し笑い出してしまいました。
すると、すかさずに「いいんだ。いいんだ続けて。」と言われました。
ここまでなら、自分もやっていることだったので、何も思わなかったのですが、
その後、彼が最後まで歌い終わった後に、
「素質がある!!!」とパッと言われた時、正直ビックリしました。
(ハァ〜〜〜〜〜〜って感じでした。ウソです。)
明らかに、その前に歌った女の子の方が素質があるにも関わらず、
敢えてその男の子だけに言われたような気がしました。
この子は歌にコンプレックスみたいのものをもっているかもしれない。
でも、頑張って歌ったのだから、最大限に褒めてあげようと思ったからこそ言われたのかもしれません。
さらに、その前に歌っていた時の歌声をしっかりと覚え、
出来るようになったところをしっかりと褒められていました。
そして、その後は、リラックスさせるために、デートの話をもってくる。
絶妙のバランスでした。
(過去)少し低い声だった。
(現在)少し高く、柔らかい声で歌えるようになった。
(未来)自信をもって歌えるようにしていこうという姿勢作り。
先生がいつも書かれているように子どもの見方を点で見るのではなく、
短時間であっても、線で見ていくということをあの瞬間、先生の姿より学ばせていただくことができました。

「スイミー」のビデオ、やっぱり先生に見ていただけて本当によかったです。
自分としては、かなりいいレベルまできたと思っていました。
でも、「メリハリがない。」「楽しそうと書いてあるのに、楽しそうに読んでいない。」

「今はいいいけど、このままの指導だと頭打ちになる。」   など自分では全く気付かないものでした。
でも、先生から「2年生として、かなりいい声だ。」と言っていただけたことは、凄く嬉しかったです。
自分も子どもたちも、1学期何を頑張ってきたのかと言われれば、即座に「音読です!!!」と答えると思います。
頑張ってきたことを評価してもらえる、これは、老若男女問わず嬉しいことですね。
2学期には、さらに高みを目指して、子どもたちと全力で頑張りたいです。
レベルアップの為に、まずは、教師が楽しそうに音読の授業を行う、ここがスタートだなと思います。
音読楽習になるように爆笑ネタを今から集めたいです。
2学期のクラステーマは、「声を出しまっしょい!」です。
(ネーミングにも工夫していきたいです。)
2学期も、音読をメインに授業を展開していきたいです。

冬の講座も当然参加させてもらうつもりでいます。
(早速、布石を妻に打っておきました。)
その為には、2学期に自分自身が実践をしないとダメですね・・・。
現状維持では、恥ずかしくて参加できません。
気合入れて今日から励みます。


今日から、1学期の分析を始めました。
上手くいったところから始めました。
見てください。よろしくお願いします。
<上手くいったこと>
@音読
なぜか・・・1・2年全漢字音読をどのように行えばよいのかというのシステムがどの子も分かっていた。
      1年生は、毎日5こずつ。最初は、全員。次には、交互。それから、超高速読み(15秒)
      2年生は、漢字リピート(席順に行ったり、名簿順に行ったりした。)
さらにステップアップするために・・・
(1年生)
@超高速読みでは、早く読むことができた人から座る。
 もしくは、早くはっきりとした声で読むことができているのかの確認。
A見ないでも言うことができているか。
他にもやり方があると思いますが、まずはこの位しか・・・。
(2年生):漢字リピート
@全員で読む声は揃っているのか。
A自分の番になったら、全員で読む時がきたら、その時に音を出さずに立つことができるか。
B次の人との間を空けずに読むことができているのか。
C自分の番をスラスラと読むことができているか。
D見ないでも言うことができているか。

A掃除
なぜか・・・1年生の頃から頑張ってきたこともあったし、システムはしっかりとしていると思う。
      また、掃除に全力で取り組もうという雰囲気が出来つつあるように感じる。

さらにステップアップするために・・・
@2学期より校舎改築に伴い、新教室での授業となる。その為の最初の第一声を
 「きれいに掃除をしなさい」ではなく、
 「いつまでもこの綺麗な教室で授業できるように、掃除を全力でがんばろう!」
A音に敏感になる意識づくり。
B終了後に遊んでしまう子への手立て。(わこくん、よしひろくんあたりか・・・)
 1学期は、棒にガーゼを巻きつけて窓のさんを拭く(名称:そうじ大臣)
 これは確かに有効だったが、これだけでは面白くない。バリエーションがないと・・・。
 そこで、クレンザー作戦(机・流し)、棚の仕上げ(もこもこはたきを使う)でいく。

C机や椅子の下の汚れに対して敏感に。
D印にきちんと合わせる。(終了後に)
E終了後、人の気付かないところをやる人が増えてきているが、まずは、
(1)机・椅子の下
(2)ロッカーの中
(3)棚の中
(4)ドアや窓の溝
(5)窓拭き         
 この5つをしっかりと徹底させたい。
Fそうじって「楽しい」と思わせているのか???

(自分がいつも行っている場の清め)
<今現在>
@机の整頓 A台拭き B靴そろえ C朝の廊下掃除 D教室の本の整理
継続していきたい。ただ、喜んで、楽しくやっていないと駄目。
子どもに見返りを求めようとしないこと。
一緒にやろうと思ってくれる子がいるだけよしとしたい。
なぜ、こういうことをするのか?
子どもにとっていい環境で勉強をしてもらいたいから。
とにかく、教師が子どもの為に、環境を作るところから始めていきたい。

B給食の配膳
なぜか・・・システムが定着した。
      配り方が上手になってきた。(おかずの汁をしっかりときっても、早くもることができる。)
さらにレベルアップするために・・・
@システムの見直し
A配膳終了時間の統一。(12時45分にする)
 目標がないと子どもは取り組まない。
Bナフキンをくしゃくしゃにして置いてある子がいる。
 たたむ習慣を意識させてこなかった。大きなミスだと思う。
 出来ている子もいるので、その子をまず褒めることから始めていきたい。
C配膳中にも意識が飛んでいる子がいるので、
 「遊びの時間じゃない」という意識をしっかりと植え付けていきたい。

C着替え・帰りの用意が早くなってきた。
(昨年度に比べるとぐっと早くなったが、まだ遅い!!)
なぜ・・・子どもたちは、着替えをするということを楽しんで行っている。
     着替え一分勝負が有効だった。音楽を流しながら行ったことは子どもたちに非常に有効だった。
     早く着替え、帰りの用意をすることはいいことだという意識をもっている子が増えてきた。
さらにレベルアップするために・・・
@だれが遅いのか、早いのかをしっかりと見ること。
(早い子)・・・友平、ゆうま、さきな、あんじゅ、ゆきの
(遅い子)・・・まな、かよ(意識はあるのだが、スピードがなかったり、丁寧にやろうという意識が強すぎたりする。)
        もえ(厳しい子です。どういう手順でやると早いのかを分かっていないと思う。
           一緒に用意をするところからスタートする。)
        よしひろ(速さにムラがある。出来た時に褒める。とにかく褒める。)

        わこ(早く行うという意識が全く感じられない。一緒にやる。)・・・一番の要注意人物(生活面で・・・)です!!
 ただ、彼らが2学期もこういう状態なのかは分からないので、
 まずはじっくりと観察してからでも遅くはないと思うでの、一週間しっかりと観察していきたい。
 遅い子には、先に着替えさせる。
 「遅いじゃないか!」と怒るのではなく、私たちって本当は早い??と思わせたい。

 その間、早い子は目をつぶって、今日の振り返りをさせる。
 (1分くらいおいて):中間層の子がスタート
 (1分半経ってから):最速の子がスタート
A運動着をたたむという意識をもたせたい。
 お手本を見せる。 → やらせる。 (これを繰り返し毎日行う。)
Bかばんを取りに行くのが先か、引き出しの中身を片付けるのが先か、
 どちらが自分にあっているのかを考えさせる。
Cクラスタイムの計測。(まずは、着替え + 帰りの用意 終了時間を5分とする。)

Dロッカーの中の整頓にも目を向けていく。 
 出来ていない子が多いので、まずは自分が動く。
 今まで行っていたが、その時に声をかけていたが、黙動で。
 気付く子は気付いてくれるから・・・。