急成長の秘密 往復書簡 |
若く熱心な方との往復書簡です。 2ヶ月間、毎日のようにメールのやりとりをしました。 この方は、わずかな期間で急成長をとげました。 「やる氣」になれば、短期間で大きく伸びることを教えてもらいました。 ようは、やる氣です。 行動するか否かです。 |
往復書簡 教師成長の記録 杉渕先生へ @ホームページ 授業の原則 「指導とは」 「・・・・最低線を決める、それをきちんとやらせるのが指導です」 杉渕先生の最低線を具体的に教えてください。 A「学級崩壊」を具体的に教えてください。どういう状態なのですか。新聞、テレビ の報道だけではどうしてもイメージできません。 B学級崩壊が起こる、大きな原因の1つに「教師自身の問題」と書いています。この ような教師の共通点を教えてください。 ◆返信 A先生 メールありがとうございました。 A先生のやる氣を感じます。 さて質問に対する答えですが… > @ホームページ 授業の原則 「指導とは」 > 「・・・・最低線を決める、それをきちんとやらせるのが指導です」 > 杉渕先生の最低線を具体的に教えてください。 即答できない問題です。状況がわかりませんから。 もっと、限定してください。先生の何かの指導の場面をお知らせください。 それだったら、答えられると思います。 こういっては、不親切かもしれませんね。 たいていの人は、最低線がありません。これだけは というものがないのです。 失礼ないい方ですが、私はそう感じます。 たとえば、「あいさつ」の指導。 A先生だったら、最低線をどこに置きますか。 考えを聴かせてください。 「きちんとやらせる」と「やらせる」とは、どう違うと思いますか。 考えを聴かせてください。 その後、私の考えを書きます。 ただし、私の最低ラインはかなり高いと思います。 教科でいえば、学習指導要領の範囲をクリアする が最低ラインかもしれませ ん。 最低ライン 一番できない子でも、そのレベルに達する レベルです。 人間として生きていく上で、必要なこと。 > > A「学級崩壊」を具体的に教えてください。どういう状態なのですか。新聞、テレビ > の報道だけではどうしてもイメージできません。 授業が成立しません。 多くの子が好き勝手なことをしています。 教師の指示を聴きません。 無政府状態です。 ものをこわす、罵声を浴びせる、など。 私が受け持ったクラスも、このような状態でした。 > > B学級崩壊が起こる、大きな原因の1つに「教師自身の問題」と書いています。この > ような教師の共通点を教えてください。 勉強しない。いつも同じ方法、同じ指示。同じ意識、同じ考え。固定化されて いる。→教師が成長せず、子どもを導くことができるわけがない という意識が ない。 ひとりよがり。押しつけ「先生はこんなに一生懸命やっているんだ」 子どものせいにする。 子どもを見ていない。→時代によって変化します。今は、しつけができている 子はあまり、いや、ほとんどいないでしょう。「前の子どもは…」という人。 問題は今受け持っている子どもです。前は関係ないのです。 目の前の子どもを見て、実践を組み立てられない。 こんなところでしょうか。 最低線、「きちんとやらせる」これは、おもしろい問題です。 A先生の実践、考えを教えてください。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ 参考になる文書を送っていただき感謝しています。 また、わからないことがあったら、メールを送らせてください。 解決方法が的確なので、とても助かります。 学校が始まり、忙しいご身分とは存じますが、よろしくお願い致します。 授業参観のこと、楽しみに待っています。飛んでいきます。 ◆返信 メールありがとうございました。 授業参観については、今交渉中です。 もう少しお待ちください。 予定日は、10月15日、16日あたりです。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ ある3年生のクラスに能力の低い生徒が4人います。 低いというのは、 ・標準学力偏差値A21、B24、C29、D30です。 なぜ、普通学級に進級したかというと、 ・AとBとCは、小学校卒業の時に修学指導委員会にかかった生徒です。 ・親は、特殊学級を選ばず普通学級に進めました。 ・教育委員会は、人権問題がある為に、それ以上の説得はしません。 ・A県は、私立中学が1つしかなく、学区制でほとんど公立中学に進みます。 学習レベルは、BCDは九九はできます。Aは半分できません。 A、Cは 33+18を解けません。 教えます。 次の日、忘れています。 これを繰り返します。 相談です、 @こういう生徒を「授業に参加させる」手だてを教えてください。 A「参加させる」とは、理解させたいということです。 平方根を、一次関数を、三平方の定理をどうやって、理解させたらいいのです か。 ・・・・・・・・・切実です。 ◆返信 A先生 メールありがとうございました。 難しい相談ですね。 平等というのは、みんな同じということではありません。 本来普通学級ではなく、特殊学級にいくべきこにとって 、平方根、一次関数などを教えるというのは、「しね」と いうようなものではないでしょうか。無理ですよ。 九九や二桁の計算ができない子に。 少なくとも、わたしにはできません。 その子にとって、一歩先のレベルの学習をさせることが、「理解させる」「参 加させる」ということだと思います。 他の子には、話せばわかると思います。 それほどの違いがあるのですから。 苦労されていること、お察しします。 しかし、先生がやろうとしていることは、子どもにとっていいことでしょうか。 「一歩先」をやってはいかがですか。 個別指導しかありません。 それ以前に、親と何度も話し合う必要があると思います。 まさか、他のこと同じような学力を付けてくれ とはいわないでしょう。 聴いているとは思いますが、もう一度、親の要望を聞いてください。 私も何度か、このような子を受け持ったことがあります。 小学校は全科です。かかわれるところは結構あります。 算数においては、その子用のプリントを用意し、個別指導しました。 授業の中に、数学に関するクイズをいれる。 その子たちができるようなもの。 他の子に、その子たちを教えさせる(難しいでしょうね、最初は) その学級の人間関係が見えないので、なんともいえません。 いまはこれくらいしか、お答えできません。 ---------------------------------------------------------------- 杉渕先生へ ありがとうございます。 明日からまたがんばってみます。 授業後、さりげなく「対話」を心がけます。 関わりの場面を多くもてるように、担任の先生にお願いして、教科連絡の係をやらせ てみます。 ノートを丁寧に「写す」ことを指導してみます。それもさりげなく評価してみます。 先生のメールを読んで、上の3つのことを考え出しました。 助かります、ありがとうございます。 ◆返信 A先生 メールありがとうございました。 この子たちにとって、いい方法を考えようとしていますね。 「100倍細かく」を使い考えてみてください。 視点 その子たちにとって、普通学級はどんな位置にあるか →安らぎの場所、心地よい場所になっているか その子たちにとって、数学はどんな位置にあるか →いやな勉強か、好きな勉強か その子たちにとって、A先生はどんな位置にあるか →人間として 教師として その子たちの親にとって、上の3つはどんな位置にあるか たとえばこれらのことを、1つ1つ考えてみてください。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ お聞きしたいことがあります。 教材研究について、 ・次の日の授業内容を教材研究したい、先生の方法を教えてください。 できれば、算数なら一番いいのですが。 ・その他、もしいい方法があれば。 ・授業後のまとめ、反省の仕方。 先生の助言を試してみました。見えてきますね、本当に。 いつもやっている朝自習の状況を書いてみました。 @教師は8時17分に教室に着く。 A係は17分頃に配っている。 B言わなくとも配っている。 C4分の1は席に着いている。 D4分の3は席に着いている。 Eできた生徒は先生まで持ってくる。 Fわからないところはとばして持ってきた。 G相談している生徒は2人だけ。 H窓が開いている。 Iプリントが後ろまでいっていない。 J私語が23分までやまない。 K注意はしない。 Lなぜ、しない。 M「できた人は持ってきなさい」と声かけをした。 N女子が最初に持ってくる。 O朝掃除がされていない。 ・・・・・・・・、ともう10個ぐらい、その場で書いてみました。 不思議ですね、明日やりたいことが見えてきます。 直したいことが見えてきます。 自分の大ざっぱなところが見えてきます。 指導していないところが見えてきます。 さらに、上のことを細かく分析してみます。 ◆返信 A先生 メールありがとうございました。 「100倍細かく」さっそくやっていますね。 これから自分がすべきことが見えてくるのがいいですね。 この調子でやってみてください。 > 教材研究について、 > ・次の日の授業内容を教材研究したい、先生の方法を教えてください。 > できれば、算数なら一番いいのですが。 →もう少し、しぼって質問していただけると助かります。 授業内容を決めるのか 内容レベルを決めるのか 子どもたちに学習させる方法を考えるのか 苦手な子もできる方法を考えるのか 私の方法 たくさんあるので僧簡単に書けません。 1 教科書を読む。 2 ポイントになるところはどこか線を引きながら読む。 3 子どもたちが、どこはできてどこはできないかを予想する。 すんなりできる。 まあ、できる。 少しはできる。 できる。 よくできる。 4 つまずくだろうというところは、ヒントを考える。 例題以前に、もう少しレベルを下げた問題を用意する。2から3問。 5 よくできる子への課題 まあできる子への課題 できない子への課題 を決める。※本当は、一人ひとり課題を設定します。 まずはこのへんまで。 > ・その他、もしいい方法があれば。 →「いい方法」とはどんな方法ですか。 > ・授業後のまとめ、反省の仕方。 →子どもがどれくらい理解できたかを見ます。テスト、ノート、説明させるな ど。 課題が高すぎたか、ちょうどよかったか、低すぎたか できていないところをどう学習させるか できたところの反復練習をどうさせるか できたところを次にどう活かすか 今日学んだことを、他の教科、活動、生活にどう活かすか などを考えます。→ノートに書きます。 > > 先生の助言を試してみました。見えてきますね、本当に。 > > いつもやっている朝自習の状況を書いてみました。 > @教師は8時17分に教室に着く。 > A係は17分頃に配っている。 > B言わなくとも配っている。 > C4分の1は席に着いている。 > D4分の3は席に着いている。 > Eできた生徒は先生まで持ってくる。 > Fわからないところはとばして持ってきた。 > G相談している生徒は2人だけ。 > H窓が開いている。 > Iプリントが後ろまでいっていない。 > J私語が23分までやまない。 > K注意はしない。 > Lなぜ、しない。 > M「できた人は持ってきなさい」と声かけをした。 > N女子が最初に持ってくる。 > O朝掃除がされていない。 > ・・・・・・・・、ともう10個ぐらい、その場で書いてみました。 > 不思議ですね、明日やりたいことが見えてきます。 > 直したいことが見えてきます。 > 自分の大ざっぱなところが見えてきます。 > 指導していないところが見えてきます。 > > さらに、上のことを細かく分析してみます。 > 楽しみにしています。 これを投稿してください。 よろしくお願いいたします。 ------------------------------------------------------------ ---------------------------------------------------------------- 杉渕先生へ 度々申し訳ありません。 「今だったら」すぐに返事がくるので助かります。 半年後には無理でしょう。 なぜかというと私のような教師が何十倍、何百倍にも増えるからです。 回答の内容が明確で、勇気を与えるからです。 先生は、一晩で返事が書けなくなります。 お願いがあります。授業をみせてください。 ○都合のいい日を教えてください。候補をあげてもらえると助かります。 10月14日、19日、29日とか。 ○授業後、反省会に参加させてください。30分でいいです。 ○課題を持っていきます。助言してください。 ○先生の立場もあると思いますので、うちの校長から連絡を入れてもらいます。 ○A市からどう行ったらいいのでしょうか、教えてください。大学は東京で したので、ある程度のことはわかりますが・・・・・。船だけは勘弁してください。 理由は、酔うからです。とても耐えられません。 ◆返信 A先生 こんばんは。 投稿ありがとうございました。 熱を感じます。 いいですね。 どんどん投稿してください。 さて、授業参観の件です。 16日は確定しそうです。 16日 H学級参観→サークル参加 というのはいかがですか。 レポート→自由です。枚数も自由です。自分が検討してもらいたいものをもっ てきてください。 ※けっこうおもしろいと思います。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ 時間は過ぎています。私は、五中で授業をしています。Cクラスの授業をしていま す。迷惑なのは生徒です。急がないといけません。 > 1 私の授業を参観したいのか > →船酔いはがまんしましょう。それくらいの根性がないと、いけません。 先生の授業がみたいと思いました。 > 2 他の先生の授業でもいいのか > →私が出張で都内に行くとき、いっしょに参観しましょう。 > 16日(土)授業参観(H先生の学級) > 午後 サークルに参加。池袋でやっています。 > (ほっぷ というサークルです。私がつくったサークルです) 確定次第、連絡をもらえませんか。最初にこの研修会に参加させてください。 一番参観したい先生の授業は、その次に考えます。「船」に勝ちます。 > 授業を見ましょう。協議会をしましょう。 > サークルに参加しましょう。→レポートを検討してもらえます。 是非参加させてください。 レポートの内容も教えてください。 ・何についてのレポートなのか。(自由なのか、指定された課題があるのか) ・何枚ぐらい書くのか。 ◆返信 A先生 こんばんは。 いいですね。 細かく記録しましたね。 学校はけっこういいようですね。 「時間にルーズ」 これを細分化してください。 いつもそうなのか。 先生がルーズでも生徒はよしとするのか。 中学校教師がルーズなのではないか(A先生以外の人) 状況から考えると、けっこういいと思います。 教室にはいる前から、授業が始まるまでの記録、とてもいいですね。 よくわかります。 教師が時間を守れば、子どもたちもだんだん守るようになるものです。 「時間を守れ」などという必要はありません。 教師が、この日のように少しはやく教室に行けばいいのです。 時刻通りできたのはすごいですね。 私語 →しゃべっている子の教科書、ノートはでていますか。 教科書、ノートを開いていますか。 今日やるところの課題が書いてありますか。→授業の終わりに次の時間の課 題などを書かせておくといいと思います。 簡単な問題から入っていますね。 30秒〜1分でできるようになるといいですね。 1問書く。→子どもたちが解く→できた子が増えてきたら→次の問題を書く という方法もあります。 ○目で暗算しなさい、目で確かめ算をしなさいという。 →目の合図はいいですね。その前に計算し終わったらどうするかをもう一度教 えてください。できていない子もいると思いますので。 ○3分、カードで指名する。○意図的にカードを張る。 →この意図は? だんだんと、自主的にでてくるようにもっていきましょう。 だれを指名するのか 指名の基準は その子を指名した意図は ○生徒がなかなかでてこない。 →そうでしょうね。 ○「カードの人、どうぞ遠慮なく」と言っている。 ○全員書き終わって、5分30秒である。 →これを短縮していきましょう。 まずは、3分を目標に。 ○なかなかできない生徒は、5分30秒使えた。 →個別に指導。パットできるようになるためのアドバイス。 その子は、どの部分に時間がかかるのか 小学生の場合、問題を写そうとしない 問題を写す ことに時間がかかります。→解く以前の問題です。 ○「赤ペンを持ちなさい」 ○「全員を確認する」 →だんだん指示を抜いていきます。 指示される前に赤ペンを持つ子は何人いますか。 あらかじめ、筆箱から出させておいていますか。 ペンを置く位置を教えていますか。 ○説明しながら、○をつける。 →教師が説明 これをだんだん子どもが説明するようにもっていきます。 ○(−72)÷2のときも、補助式を書く。暗算はしない。 →いいですね。 補助計算の大切さを指導してください。 ○なぜか、あの4人がいる。72÷2はわからない。 ○まるをつける。 ○評価する。 ○「3勝0敗の人起立」「21人」・・・巨人よりもすばらしい。 ○「2勝1敗の人起立」「9人」・・・「ん!」 ○「その他の人、がっかりしない」「巨人は0勝3敗だ」 →おもしろいですね。 ○集めない。 ○ここまで、9分。 ○治療用のプリントを配る。6問から7問。 ○文字の単元も弱いから。 ○「時間は3分です」 ○静かに取り組んでいる。 ○教師は、答えを求めている。 ○「やめ」 ○「赤ペンを持ちなさい」 ○「隣の人は持っていますか」 ○そわそわとなる。10秒。 ○「○か×をつけなさい」「直す必要はなし」 ○答えを言う。 ○「後ろの人は、名前を確認して集めなさい」 ○ここまで14分。 ○授業は35分で勝負。 ○最後、終わるかな。 ○このプリントはどうするか。 ○間違いを分析する。土日にためてやる。 →このへんは、たくさんのバリエーションが考えられますね おもしろいところです。 ○数学通信で、誤答を紹介する。 →いいと思います。 子どもにやらせるともっといいですね。 「間違えやすいのはどこか」「どのような誤答が考えられるか」子どもに考 えさせます。 ○「友達が間違って覚えています、教えてあげてください」という問題をつくり 中間試験に出す、と書いておく。 ○今年、数学通信は1枚も出していない。 ○これから出す。 →ははは、がんばってください。 プリントの活かし方 →この細分化がおもしろそうです。 問題の解き方を説明させるといいと思います。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ 今日は部活なしです。 早めに家に着いたので、先生のメールをみながら明日の準備です。 実に的確な助言をしていただきました。 中学の校内研究会で、いままで聞いたことがありません。 杉渕先生へ いても立ってもいられないので、質問をさせてください。 できれば、日曜日の夜まで返事をもらえないでしょうか。 月曜日から授業があるからです。 「5分前からの授業記録」の件です。 ○期間指導をしてみる。 →机間指導のことですよね? その前にだいたいの状況をつかんでおきましょう。 (質問1)「だいたいの状況」とは、具体的にどういうことか、何を観るのか? 最後の方、 ○ここまで11分であった。 →もう少ししたら、ここが勝負所。 ただ集めるだけでは・・・ (質問2)「ただ集める」以外にどういう視点にたてばよいか。 お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。 なんとしても、Cクラスから脱皮させてください。 *「徹底」の意味、大変参考になりました。ものすごくわかりやすい。 *「授業終了5分前記録」を来週にやってみます。 ◆返信 A先生 熱心ですね。 > 「5分前からの授業記録」の件です。 > > ○期間指導をしてみる。 > →机間指導のことですよね? > その前にだいたいの状況をつかんでおきましょう。 > > (質問1)「だいたいの状況」とは、具体的にどういうことか、何を観るのか? 何のために机間指導をするのか、もう一度考えてください。 そうすればわかります。 さっと問題を解き始めるのはだれか 解き始めるのに時間がかかるのはだれか 苦戦しそうなのはだれか など、予想して子どもを観るのです。 机間指導は、ただまわればいいというものではないのです。 まわっているとき、はじめて発見するのでは遅いのです。 「あいつ苦戦してるな」「うん、鉛筆が走ってるな」「集中してないな」 などなど、机間指導する前に観ていますか。 →生徒に問題を解かせているとき、何をしていますか。 > > 最後の方、 > ○ここまで11分であった。 > →もう少ししたら、ここが勝負所。 > ただ集めるだけでは・・・ > > (質問2)「ただ集める」以外にどういう視点にたてばよいか。 →それは、A先生の意図がわからないとなんともいえません。 集めて何をするのですか。 集めないとできないことですか。 まずは、自分は何のために集めるのか→考えてください。 おそらく、考えていないでしょうね。 考えてください。 ヒント 問題を解かせる。→集める というシステムになっています。 生徒に問題を解かせるという意識 生徒に問題を解いてもらったという意識 どちらの意識ですか。 「やってよかった」と生徒は思っているでしょうか。 「今度もやるぞ!」「今度はやるぞ!」「予習してくるぞ」 「復習しよう」と思っているでしょうか。 たとえばこのように思う子が何人いますか。 やってよかった と思わせるために教師は何をしたらいいでしょう。 > > お忙しいと思いますが、よろしくお願いします。 > なんとしても、Cクラスから脱皮させてください。 →あせってはいけません。「100努力して1の成果」がいいのです。 普通の人は、「1努力して、100の成果」を求めます。 最初はいいですけど、そのうち失敗します。 成果が上がらないとやらなくなるんです。 私は、このような人たちを山ほど見てきました。 実に安易なんです。もう一度いいます。「100努力して1の成果」 結局のところ、自分の実力の「一歩先」または「半歩先」しか見えないんで す。 いわれても、本当のところはわからないんです。 ですから、着実にやっていただきたいのです。 私は、普通の方がやらないことを、1つひとつ徹底的に考えました。そして実 践しました。「授業開始の5分」「授業前5分」などもそうです。 1人で考えたんですよ。 結果的には、これが一番力がつきます。 > > *「徹底」の意味、大変参考になりました。ものすごくわかりやすい。 →普通に使われている「徹底」は強制になっています。 また、それほど指導せず、「徹底」という言葉を安易に使っていますね。 > *「授業終了5分前記録」を来週にやってみます。 →これは、授業のポイントの1つです。 まずは自分で考えてみましょう。 ------------------------------------------------------------ ◆返信 A先生 こんばんは。 いつもメーリングリストに投稿ありがとうございます。 ちょっと氣になったので、メールを送ります。 先生の言葉が氣になりました。 「授業cクラス」という言葉は、使わないほうがいいのではないですか。 理由は3つあります。 「授業cクラス」と自分で暗示をかけています。いえばいうほど、そうなりま す。私は、「言霊」(ことたま)の研究もしています。 「おれはダメだ」というのと同じです。 この言葉を使っている限り、今のレベルは超えられません。 2つ目は、おごりが感じられるということです。「授業cクラス」でも他は A クラスなんだぞ と聞こえてしまいます。 「わたしはおごっていない」と思うでしょう。私のいっていることを否定する でしょう。 でも、そう感じられるのです。 聴いている人にとって感じのいいものではありません。謙遜も度が過ぎるとイ ヤになります。 「いや、これは本当のことなんだ」というでしょう。 それはわかります。 でも、どこにそれをいう必要がありますか。 1回いえばすむことです。くり返しいう必要はないと思います。 以上の理由で、「授業cクラス」は使わないほうがいい というのが私の感想 です。 それから、先日の解答です。 1つは。、今書いたことです。おごっている自分を認めましょう。 「おれはおごっていない」これがおごっているんです。 私だっておごっているんですから。 それに氣づいているかどうかの違いです。 おごっているとまわりが見えなくなります。 A先生は、視野が狭くなっています。 一番近くにあなたの先生がいるのです。 それは、自分です。 言葉でなく感じましょう自分を。 もう1人の自分がいます。その自分が導いてくれます。 わかりにくいかな。 まあ、これは難しいかもしれません。頭の隅に置いておいてください。 もう1つは生徒です。 あたなたの目の前にいる生徒です。 どうして生徒から学ばないのでしょう。 方法があって生徒があるのではないのです。 「はじめに生徒ありき」です。 生徒が、あなたにいろいろなことを教えてくれます。 いうことを聴かない生徒、勉強しない生徒、できない生徒が、いろいろなこと を教えてくれます。 「あんたの教えかた、よくないよ」ということを教えてくれるのです。 おごっていると、生徒から学ぶことができません。 先生は、生徒から学んでいますか。 「ひきだす」以前に、生徒を尊敬し学ぼうとすることが必要です。 それなくして「ひきだす」ことはできません。 だから「教え込む」になるんです。 生徒から学んでください。 ------------------------------------------------------------ ◆返信 A先生 こんにちは。 授業記録いいですね。これですよこれ。 「そんなに意味があるんですか」 記録を取らない人は、口をそろえたようにいいます。 記録を取ると、思わぬ発見があるのです。 ただし、見る基準がなっていないと90パーセントのロスあり。 A先生の基準は、はっきりしていますね。見るべきところを見ています。 「まだ、準備できないの」 という人は、何も見ていません。 見ようと思えば、いくらでも見えます。 見ると、おもしろいんですよ。イライラする必要がありません。 筆箱を出しているのが…数えればいいんです。 「どうして、あの子は筆箱を出さないのかな」 「月曜日、出さないな」 「指示されても出さないな」 「じゃあ、どうする」 と、次の一手を考えるようになるんですね。 私の場合(相手は小学生)、その子の筆箱を出しておきますね。 それを続けます。 そのうち「あれ、何で出てるんだろう。あっ、先生か」と顔を見ます。 その瞬間、にこっとします。一本。勝負あり。 自分で出すまで続ければ済むことです。 「出しなさい」 でだしたら、警察はいりません。いやいや、教師はいりません。 これが個別指導なんです。1つの例ですけど。 A先生は、実践する中でいろいろ見えてきていますよね。 それって楽しくありませんか。 私は、楽しいですね。あきません。もう17年もやっていますけど。 「よーし、次はこうするぞ」と考えるのが楽しいのです。 一度この味を覚えると、病みつきになります。中毒のようなものです。 ちょっとしたことでこれだけおもしろい! 教育はおもしろい。 さて、終わりの5分もすごく大切です。 一段落したら、授業の終わり5分の記録を取ってください。 おそらく、ここが弱いと思います。明日につながっていないと思います。 失礼ないい方をしてすみません。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ 1年生「授業5分前」指導細案(○・)と記録(□) ○職員室を5分前に出る。1時間目だ、朝の会はきぱっと終わる。 ○教室へはいる。 ○自分の黒板消しを持っていく。 ○黒板が消されていなければ自分で消す。 ○きれいに消す。しつこくきれいに消す。 ○黒板消しを清掃する。 ○いろいろ訪ねてくる。 ○このクラスは大変だろう。 ○男子にすごいのが4人いる。 ○ここはちょっと予想できない。 ○1分前に生徒の状態を確認する。 ○視点は、 ・着席の状態 ・授業の道具 ・筆入れの状態(使うものがでているか、準備されているか) ・座っている間何をしているか ○座っている生徒をどうほめるか。 ○「着席2△人(27人学級)、よし、明日は△だ、がんばれ!!」 ○授業開始、力だめしを配る。→2学期から実施している。 ○内容 (+3)×(−6)などの整数だけを取り上げた問題、10問。 ○タイマーを2分30秒に合わせる。 ○生徒は問題を解く。 ○黒板に生徒板書用の欄をつくる。 横に欄をつくる│@ │A │B 裏へ│@ │A │B │ │ │ │ │ │ ○線にも意味がある。 ○できた人用 → できた人はうらへ (−1)を95回かけていくつ? ○机間指導をする。 ○視点は、1人1人を観て、 ・全員取り組んでいるか。 ・乗法の規則でつまずいている生徒は何人いるか ・早くできる生徒は何分か。 ○2分30秒、タイマーがなる。 ○「表が全部できた人は、好きな問題を選んで黒板に書きなさい」 ○はじめての実践。 ○でてくる、このクラスの男子がでてくるだろう。 ○「しかし、よくでてきたなあ。感心するなあ、みんなで拍手!!」 ○生徒は「ポカ〜ンとする」。 ○「あれえ、、拍手が少ないね」 ○ははは・・・・。 ○「先生のためにも助かるなあ」 ○「みんなのためにも助かることだよ」 ○「書いた人のためにも助かる」 ○なぜ助かるか、明日まで考える。 ○書き終わったら教師の説明。 ○ここまで何分かかるだろう。調べる。 ○「まるつけをします」 ○「おお、△人は赤ペンを持っている!! よし!!」 ○これもはじめての取り組み。 ○「先生、忘れた」→男子生徒1人いる→ちょっと容易でない子→教師貸す ○(−5)×(−12)で、 ○(−)×(−)は? ○「(+)」→,5人ぐらいが答える。 ○「はい、全員で「マイナス×マイナスはプラス」」 ○+(5×12) → 12 × 5 ○+60。 ○はい、まる。 ○60と書いた人は? ○何人か手を挙げる。 ○よし、それもまる。 ○何でまる? わかった人は手を挙げてごらん。 ○女子3人、男子7人はあげるだろう。 ○はい、一番早い△さん、どうぞ。 ○正解、グッドね。 ○次に行きます・・・・・・・ ○ここまで、10分で終わらせる。 ○プリントを後ろの人は集めなさい。 ○名前を確認してね。 ○このプリントは、誤答分析に使う。自分のため。 1年生は、小学校の治療指導をしていない。 1年生の最初の教材は、小学校の復習にもなる。 丁寧にノートを書かせたい。 丁寧とは、 ・暗算をしない→ノートの右側に4cmほどの線を入れさせ、そこに計算させる →九九だけは暗算をさせている。 ・定規を使わせる、分数の線はもちろん、「=」まで定規。 ・「=」を縦にそろえさせる→横はミスがでやすい→目がずれる ・間違いの直し方→消しゴムを使わない→二本線 ・間違い直し→計算し終わった問題から2行あけて、鉛筆でやり直し→青まるを 着ける。 ・日、曜、単元名、教科書p ワークp ドリルp、今日のやることを書く。 ・問題と問題の間は2行あけ、まとめは3行あけ。 ・問題の途中計算は1行あけ。 *引用:法則化中学のI先生 まず、やってみます。明日、授業があります。行動記録を書いて送らせてくださ い。指導をお願いします。 メールをもらいました。 「意味が分かりました」 ありがとうございます。 説得力があります。 直します。 何年かぶりに「どきどき」しながら読ませてもらいました。 ◆返信 A先生 こんばんは。 レポートありがとうございました。 > 1年生「授業5分前」指導細案(○・)と記録(□) →職員室を出る前は? 細分化してください。 > ○職員室を5分前に出る。1時間目だ、朝の会はきぱっと終わる。 →教室へいくまでの間、何をしますか。 > ○教室へはいる。 →入り方が問題です。 どうやって入りますか。 > ○自分の黒板消しを持っていく。 →(笑)いいと思ったらすぐやるのがA先生のいいところですね。 > ○黒板が消されていなければ自分で消す。 > ○きれいに消す。しつこくきれいに消す。 > ○黒板消しを清掃する。 →実行しますね。 > ○いろいろ訪ねてくる。 > ○このクラスは大変だろう。 > ○男子にすごいのが4人いる。 > ○ここはちょっと予想できない。 > ○1分前に生徒の状態を確認する。 > ○視点は、 > ・着席の状態 > ・授業の道具 > ・筆入れの状態(使うものがでているか、準備されているか) > ・座っている間何をしているか →これは、今後どんどん変わっていくと思います。 > ○座っている生徒をどうほめるか。 > ○「着席2△人(27人学級)、よし、明日は△だ、がんばれ!!」 →だんだんと、現象をほめることから脱却しましょう。 > ○授業開始、力だめしを配る。→2学期から実施している。 > ○内容 (+3)×(−6)などの整数だけを取り上げた問題、10問。 > ○タイマーを2分30秒に合わせる。 →制限時間を短縮しました。 > ○生徒は問題を解く。 > ○黒板に生徒板書用の欄をつくる。 > 横に欄をつくる│@ │A │B 裏へ│@ │A │B > │ │ │ │ │ │ > ○線にも意味がある。 →工夫していますね。 > ○できた人用 → できた人はうらへ (−1)を95回かけていくつ? > ○机間指導をする。 > ○視点は、1人1人を観て、 > ・全員取り組んでいるか。 > ・乗法の規則でつまずいている生徒は何人いるか > ・早くできる生徒は何分か。 →最初はメモを持ってまわったほうがいいと思います。 > ○2分30秒、タイマーがなる。 > ○「表が全部できた人は、好きな問題を選んで黒板に書きなさい」 > ○はじめての実践。 > ○でてくる、このクラスの男子がでてくるだろう。 > ○「しかし、よくでてきたなあ。感心するなあ、みんなで拍手!!」 > ○生徒は「ポカ〜ンとする」。 > ○「あれえ、、拍手が少ないね」 > ○ははは・・・・。 > ○「先生のためにも助かるなあ」 > ○「みんなのためにも助かることだよ」 > ○「書いた人のためにも助かる」 →このようにうまくいくといいですね。 > ○なぜ助かるか、明日まで考える。 > ○書き終わったら教師の説明。 →説明。ここがポイントの1つ。 数学ができない生徒の視点に立てるか? 100倍細かく。分かりきったことから。 > ○ここまで何分かかるだろう。調べる。 > ○「まるつけをします」 > ○「おお、△人は赤ペンを持っている!! よし!!」 > ○これもはじめての取り組み。 > ○「先生、忘れた」→男子生徒1人いる→ちょっと容易でない子→教師貸す →赤のボールペンを20本くらい用意するのもいいですね。 > ○(−5)×(−12)で、 > ○(−)×(−)は? > ○「(+)」→,5人ぐらいが答える。 > ○「はい、全員で「マイナス×マイナスはプラス」」 > ○+(5×12) → 12 > × 5 > ○+60。 > ○はい、まる。 > ○60と書いた人は? > ○何人か手を挙げる。 > ○よし、それもまる。 > ○何でまる? わかった人は手を挙げてごらん。 > ○女子3人、男子7人はあげるだろう。 > ○はい、一番早い△さん、どうぞ。 > ○正解、グッドね。 > ○次に行きます・・・・・・・ > ○ここまで、10分で終わらせる。 →テンポよく進めようとしていますね。 私は中学生の実態がよくわからないので何ともいえません。 小学校ならこんな感じでいいと思いますが… > ○プリントを後ろの人は集めなさい。 > ○名前を確認してね。 > ○このプリントは、誤答分析に使う。自分のため。 →誤答分析が目的にならないように。 目的は、生徒のやる氣を引き出すこと、力をつけること。 > > 1年生は、小学校の治療指導をしていない。 > 1年生の最初の教材は、小学校の復習にもなる。 > 丁寧にノートを書かせたい。 > 丁寧とは、 > ・暗算をしない→ノートの右側に4cmほどの線を入れさせ、そこに計算させる > →九九だけは暗算をさせている。 > ・定規を使わせる、分数の線はもちろん、「=」まで定規。 > ・「=」を縦にそろえさせる→横はミスがでやすい→目がずれる > ・間違いの直し方→消しゴムを使わない→二本線 > ・間違い直し→計算し終わった問題から2行あけて、鉛筆でやり直し→青まるを > 着ける。 > ・日、曜、単元名、教科書p ワークp ドリルp、今日のやることを書く。 > ・問題と問題の間は2行あけ、まとめは3行あけ。 > ・問題の途中計算は1行あけ。 →いずれも基本。 これがどの子もできるようになると、次のステップです。 > まず、やってみます。明日、授業があります。行動記録を書いて送らせてくださ > い。指導をお願いします。 →がんばってくださいね。 > > メールをもらいました。 > 「意味が分かりました」 > ありがとうございます。 > 説得力があります。 > 直します。 > 何年かぶりに「どきどき」しながら読ませてもらいました。 →失礼なことを書いたと思います。お許しください。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生 授業5分前からの記録 ○今日は5分前に教室へ。 ○2年生の2クラス実験。 ○力だめしはまだ配らない。 ○前時間の黒板の記録がまだ残っている。 ○今まで「日直は?」と聞いていたのをやめて自分で消す。 ○これでいいのかなあ? とちょっと迷う。 ○日直の仕事を取り上げてしまった。 ○先生が自分の板書を消す習慣のない学校なのでいいか。 ○1分前、生徒が全員教室に入り、着席している。 ○2学期になって意識的に行動してきたことがこんなに早く成果でるのか。 ○うれしくなり、自信を持つ。 ○1度も「座りなさい」なんて言っていない。 ○ノーチャイム、10:45分。 ○力だめしを配る。 ○時計は3分に。 ○その間に机の上に道具を出している生徒の数を調べる。 ○35人中25人。 ○10人は筆入れだけ。 ○なるほど。 ○ここまで観ていなかった。 ○黒板の問題の書き方も工夫した。 ○力だめし3問、@−3−(+5)×7 A(a+b)/2−a/3 Ba=b+2πr<r=に> ○できた人は、裏へ3問。 @4x=−16 A−3x=18 B1/4x=−3 ○わかっていながらやっていなかったこと。 ○縦に問題を書いていた。 ○生徒が板書するときに時間がかかる。 ○杉渕先生の「ここを△分以内で」の助言で思いついた。 ○時間は4分から3分へ。 ○早い生徒は2分かかっていない。 ○この生徒にとって3分+板書の時間は無駄か? ○何をさせればいいだろう?・・・と課題が見えた。次に生かす。 ○2分30秒で指名、すみません、「自主的に」は怖くてできませんでした。 ○怖いというのは本音です。今までやったことがないから。 ○杉渕先生の「ここをだんだん自主的に・・・」は打撃だった。 ○「自主性ってもしかしてこういうこと?」 ○本当です。ここまでCクラスの教師なのです。 ○期間指導をしてみる。 ○ねらいは低位生徒の状況を見るため。 ○早い生徒は何分でできているのか。 ○この2点。 ○容易でない生徒は表の1問目と裏の1問目ぐらいがやっと。 ○それも正答しない。 ○仕方ないか、九九も危ないんだから。→こんな考えでいいのか? ○だめだとしたら、どんな手だてがあるのか。また、課題がはっきりした。 ○今まで通り名前カードをばんばん張る。 ○ちょっと細工しておいた。 ○まだ、2問目の生徒のカードははずしておく。 ○期間指導で調べた。 ○「自主的に・・・」が完成すれば、こんな視点は必要ない。 ○生徒がスッとでてくる。 ○このクラスはスッとでてくる。 ○板書終了、10:50分。 ○4分30秒でできた。 ○答え合わせである。 ○杉渕先生から・・・「教師の説明をだんだん生徒が・・・」の指導。 ○怖かった。できなかった。 ○ここをもっと具体的に考えよう。 ○「書いた人、説明してください」でいいのだろうか。 ○結局、自分で説明する。 ○説明、1分。 ○次が新指導、杉渕先生の「小学生の場合、問題を写そうとしない・・」から。 ○「力だめしを机の右上に置きなさい」 ○治療指導用プリントを配る。 ○3分です。 ○期間指導。 ○調べた、見えた!! ○丸つけをしっかり完了している生徒31人。 ○できたところまで丸つけが完了している生徒2人。 ○書いているが丸つけをしていない生徒1人。 ○表白紙の生徒1人。 ○「なんと・・・」こういう生徒に手をうっていなかったのか。 ○指示を考えよう。 ○こういう生徒は、自分はどう処理したらよいのかわかっていない。 ○なるほど、教えていなかった。 ○なるほど、徹底していなかった。 ○指示研究の初歩。 ○いままで(教員になって)こんなことを考えたことなかった。 ○つくづく知らされる、「授業Cクラスの中学教師」。 ○神様はこういうことを言っていたのか。 ○しかし、わくわくする。 ○文字式の問題6問、「a÷4=」など。落ち込みの激しいところ。 ○シーンと1分、早くできた生徒がそわそわし始める。 ○黒板をツンツンとたたく。 ○指示を書いておいた。 ○目で確かめ算をする。 ○裏に先生の似顔絵を描く。 ○ニコニコと書いている。 ○明日は変えよう。 ○数学の問題でもいいか? ○やめ。 ○「赤ペンを持ちなさい」 ○教師が答えを板書。 ○後ろから名前を確認しながら集めなさい。 ○ここまで11分であった。 落ち穂 ○杉渕先生の「指示される前に赤ペンを持っていますか・・・」を視点に。 ○別のクラスで。 ○「やめ」 ○「次は何をしますか?」 ○生徒A「次は理科です」・・・ガク!! ○「今すぐ!!」 ○生徒B「まるつけ!!」 ○「おしい!!」 ○生徒ACDGどっと、「赤ペンを持つ!!」 ○「おお、正解。大学生レベル!!」 ○これで次から指示抜きが成功しそうか? ○楽しみが増えた。 ○月曜日まで待てない。 ◆返信 A先生 こんにちは。 レポート、よくわかりますね。おもしろいです。 授業の5分前→これは大きなポイントだと思います。 予告編 授業の開始5分 終了前5分 これも大事だと思います。 ここにしぼって、自分は何をしているか 記録を取ると、新しい発見があるで しょう。 この2つがうまくいくと、いい授業になる というのが私の実感です。 ---------------------------------------------------------------- 杉渕先生へ 1年生「授業5分前」指導細案(○・)と記録(□) ○職員室を5分前に出る。1時間目だ、朝の会はきぱっと終わる。 □朝の会は35分終了、職員室へ。 □10分前。 □主任から「電話だぞ」 □保護者から急用の電話、41分、44分、46分。 □ああ・・・、45分過ぎる。 □「すみません、授業なので、後で電話をかけさせてください」 時間を約束して切る。 □「くやしい」 □教室へ向かう、ぶつぶつ言っている。 ○教室へはいる。 □「おはよう、ごめん、電話で遅れた、ごめん」 □全員着席していた。ほめるのを忘れた。 □48分、3分遅れ。 ○自分の黒板消しを持っていく。 ○黒板が消されていなければ自分で消す。 ○きれいに消す。しつこくきれいに消す。 ○黒板消しを清掃する。 □黒板はきれいだった。ほめるのを忘れた。 ○授業開始、力だめしを配る。→2学期から実施している。 □力だめしを配る。 □号令しない。 ○内容 (+3)×(−6)などの整数だけを取り上げた問題、10問。 ○タイマーを2分30秒に合わせる。 ○生徒は問題を解く。 □しーんとしている。 ○黒板に生徒板書用の欄をつくる。 横に欄をつくる│@ │A │B 裏へ│@ │A │B │ │ │ │ │ │ ○線にも意味がある。 ○できた人用 → できた人はうらへ (−1)を95回かけていくつ? □1人A君じゃべった、「すぐにできるうー」 □教師黙っている。 ○机間指導をする。 ○視点は、1人1人を観て、 ・全員取り組んでいるか。 □26人全員。 ・乗法の規則でつまずいている生徒は何人いるか □C君、全部間違い。ルールを忘れている。 ・表が早くできる生徒は何分か。 □1分とちょっと。 ○2分30秒、タイマーがなる。 ○「表が全部できた人は、好きな問題を選んで黒板に書きなさい」 ○はじめての実践。 ○でてくる、このクラスの男子がでてくるだろう。 □でてきた、男子7人、全部男子 □「あと3人、頼む」 □T君でた。 □T君「先生、もう一つ書いていいですか」 □「よし、サンキュウ」 □あと1つ、「誰かいませんか」・・・でない。 □女子が1人もでない、できているのに。 □出来映え、1問残しが1人男子。あとは全員できていた。 ○「しかし、よくでてきたなあ。感心するなあ、みんなで拍手!!」 □「なんか、だるい拍手」 ○生徒は「ポカ〜ンとする」。 ○「あれえ、、拍手が少ないね」 ○ははは・・・・。 □ここはなし。 ○「先生のためにも助かるなあ」 ○「みんなのためにも助かることだよ」 ○「書いた人のためにも助かる」 □忘れた。 ○書き終わったら教師の説明。 ○ここまで何分かかるだろう。調べる。 □5分30秒。かかりすぎ、スッと10人でないところがまずい。 ○「まるつけをします」 □「赤ペン」持っている生徒、半分ぐらい。 □「次どうする?」 □「赤ペンもつ」が4人目ででる。A君。 □「よし、正解」 □A君、前にでてくる。「先生赤ペン忘れました」。 □「貸します」。 □A君「シャーペンの芯もかしてくださーい」、えへへって感じ。 □隣の男子、「阿彦、鉛筆あるじゃないか」 □つまり、やんちゃ行動。 □そのまま席に着く。 □隣の生徒に助けられる。 ○「おお、△人は赤ペンを持っている!! よし!!」 ○これもはじめての取り組み。 ○「先生、忘れた」→男子生徒1人いる→ちょっと容易でない子→教師貸す □A君の行動でなし。 ○(−5)×(−12)で、 ○(−)×(−)は? ○「(+)」→,5人ぐらいが答える。 ○「はい、全員で「マイナス×マイナスはプラス」」 ○+(5×12) → 12 × 5 ○+60。 ○はい、まる。 ○60と書いた人は? ○何人か手を挙げる。 □8人。 ○よし、それもまる。 ○何でまる? わかった人は手を挙げてごらん。 ○女子3人、男子7人はあげるだろう。 □A君「省略できる!!」と勝手に言う。 □「はい、Hさん」 □「答えのプラスは省略できる」 □「答えの」がわかりやすかった。 ○「はい、全員で「答えのプラスは省略できる」」 ○声が小さい。 ○「はい、男子」「はい、女子」 ○「合格です」 ○次に行きます・・・・・・・。 ○ここまで、10分で終わらせる。 □13分。 ○プリントを後ろの人は集めなさい。 ○名前を確認してね。 ○このプリントは、誤答分析に使う。自分のため。 □ルールを間違って覚えている生徒は、今日は演習だったので、同じプリントをも う一度やらせました。満点でした。 しかし、うまくいかないものです。 水曜日にまたやります。 最初に忘れ物を点検し、手を打ってから始めます。 1人1人の物がそろっていないところから始めてしまいました。 ◆返信 A先生 こんばんは。 さっそくやりましたね。 アクシデントはつきものです。 そういうことも予想して実践するといいですね(もう少し後の話です)。 > > > ○職員室を5分前に出る。1時間目だ、朝の会はきぱっと終わる。 > □朝の会は35分終了、職員室へ。 > □10分前。 > □主任から「電話だぞ」 > □保護者から急用の電話、41分、44分、46分。 > □ああ・・・、45分過ぎる。 > □「すみません、授業なので、後で電話をかけさせてください」 > 時間を約束して切る。 →こういうことはよくあると思います。 ですから、(もう少し後の話ですが)教師がいなくても学習を進めているよう に指導する必要があるのです。 > □「くやしい」 > □教室へ向かう、ぶつぶつ言っている。 →よくわかります。 私の場合は、切り替えがおそろしく速いです。 氣持ちを切り替えないまま教室にはいると失敗します。 > ○教室へはいる。 > □「おはよう、ごめん、電話で遅れた、ごめん」 > □全員着席していた。ほめるのを忘れた。 > □48分、3分遅れ。 →いいわけは後回し。 まずは、ほめましょう。 > ○自分の黒板消しを持っていく。 > ○黒板が消されていなければ自分で消す。 > ○きれいに消す。しつこくきれいに消す。 > ○黒板消しを清掃する。 > □黒板はきれいだった。ほめるのを忘れた。 →動揺はまだ収まっていないようです。 > ○授業開始、力だめしを配る。→2学期から実施している。 > □力だめしを配る。 > □号令しない。 →生徒の様子の記述がほしいところです。 > ○内容 (+3)×(−6)などの整数だけを取り上げた問題、10問。 > ○タイマーを2分30秒に合わせる。 > ○生徒は問題を解く。 > □しーんとしている。 →「しーん」を分析してください。おもしろいと思います。 > ○黒板に生徒板書用の欄をつくる。 > 横に欄をつくる│@ │A │B 裏へ│@ │A │B > │ │ │ │ │ │ > ○線にも意味がある。 > ○できた人用 → できた人はうらへ (−1)を95回かけていくつ? > □1人A君じゃべった、「すぐにできるうー」 →工夫していると思います。 > □教師黙っている。 →私だったら、にこっと笑いますね。 > ○机間指導をする。 > ○視点は、1人1人を観て、 > ・全員取り組んでいるか。 > □26人全員。 →取り組み方の差があるはず。→その差を見たでしょうか。 私の場合は、瞬間的に全員を把握しようとしています。 > ・乗法の規則でつまずいている生徒は何人いるか > □C君、全部間違い。ルールを忘れている。 →その時、どうしましたか。C君にヒントをあげましたか。 あえて黙っていましたか。 > ・表が早くできる生徒は何分か。 > □1分とちょっと。 > ○2分30秒、タイマーがなる。 > ○「表が全部できた人は、好きな問題を選んで黒板に書きなさい」 > ○はじめての実践。 > ○でてくる、このクラスの男子がでてくるだろう。 > □でてきた、男子7人、全部男子 →いいですね。次のレベルがねらえます。 > □「あと3人、頼む」 > □T君でた。 > □T君「先生、もう一つ書いていいですか」 > □「よし、サンキュウ」 > □あと1つ、「誰かいませんか」・・・でない。 →欲張りですね。 1人出ただけでもいいのでは。 > □女子が1人もでない、できているのに。 →「出たくない」これを分析する必要があります。 目立ちたくない、「なによ、あの人前に出て」ということをいわれたくない… など、人目を氣にしているのだと思われます。 > □出来映え、1問残しが1人男子。あとは全員できていた。 > ○「しかし、よくでてきたなあ。感心するなあ、みんなで拍手!!」 →中学生に強制は… まずは、教師だけ喜べばいいんじゃないですか。 > □「なんか、だるい拍手」 > ○生徒は「ポカ〜ンとする」。 > ○「あれえ、、拍手が少ないね」 > ○ははは・・・・。 > □ここはなし。 > ○「先生のためにも助かるなあ」 > ○「みんなのためにも助かることだよ」 > ○「書いた人のためにも助かる」 →もっと内面に食い込む、くさび を打ち込みたいところです。 現象だけをほめても、変わりません。 前に出る意味を伝えてほしいです。 > □忘れた。 > ○書き終わったら教師の説明。 →説明のしかたが知りたいところです。 > ○ここまで何分かかるだろう。調べる。 > □5分30秒。かかりすぎ、スッと10人でないところがまずい。 →出なければ、そのままにしておきます。私なら。 > ○「まるつけをします」 →この指示を出す前に、何人用意していましたか。 予想して行動する子は何人いるでしょう。 > □「赤ペン」持っている生徒、半分ぐらい。 > □「次どうする?」 > □「赤ペンもつ」が4人目ででる。A君。 > □「よし、正解」 > □A君、前にでてくる。「先生赤ペン忘れました」。 > □「貸します」。 > □A君「シャーペンの芯もかしてくださーい」、えへへって感じ。 > □隣の男子、「阿彦、鉛筆あるじゃないか」 > □つまり、やんちゃ行動。 > □そのまま席に着く。 > □隣の生徒に助けられる。 > ○「おお、△人は赤ペンを持っている!! よし!!」 > ○これもはじめての取り組み。 > ○「先生、忘れた」→男子生徒1人いる→ちょっと容易でない子→教師貸す > □A君の行動でなし。 →できたら、授業前に配っておくようにするといいかもしれません。初期の段 階では。 > ○(−5)×(−12)で、 > ○(−)×(−)は? > ○「(+)」→,5人ぐらいが答える。 > ○「はい、全員で「マイナス×マイナスはプラス」」 > ○+(5×12) → 12 > × 5 > ○+60。 > ○はい、まる。 > ○60と書いた人は? > ○何人か手を挙げる。 > □8人。 > ○よし、それもまる。 > ○何でまる? わかった人は手を挙げてごらん。 > ○女子3人、男子7人はあげるだろう。 > □A君「省略できる!!」と勝手に言う。 > □「はい、Hさん」 > □「答えのプラスは省略できる」 > □「答えの」がわかりやすかった。 > ○「はい、全員で「答えのプラスは省略できる」」 > ○声が小さい。 > ○「はい、男子」「はい、女子」 > ○「合格です」 > ○次に行きます・・・・・・・。 > ○ここまで、10分で終わらせる。 > □13分。 > ○プリントを後ろの人は集めなさい。 > ○名前を確認してね。 > ○このプリントは、誤答分析に使う。自分のため。 > □ルールを間違って覚えている生徒は、今日は演習だったので、同じプリントをも > う一度やらせました。満点でした。 > > しかし、うまくいかないものです。 > 水曜日にまたやります。 > 最初に忘れ物を点検し、手を打ってから始めます。 > 1人1人の物がそろっていないところから始めてしまいました。 始まったばかりです。 勝負はこれからです。 1日1日が、おもしろいと思います。 努力の成果は、いつか形となって表れます。 100の努力で1の成果を心がけてください。 今日の授業記録から、可能性をいっぱい見つけました。 私ならこう切り込むだろうな と楽しんで読みました。 物怖じしない男子を活かしましょう。 引っ込んでいる女子を認め、少しずつ前に出てくるようにしましょう。 この2つが、ポイントのような氣がします。 やる氣を引き出す という点で。 A先生が、これからどう切り込んでいくかが楽しみです。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生 1年生「授業5分前」指導細案(改良4回目) ○職員室を5分前に出る。 ○1時間目の場合は、職員室へ戻らない。邪魔が入る。 ○自分の教室から直接行く。 ○教室へ向かう。 ○教室へ行くまで何をするか。 ●授業の展開をイメージする。 ●廊下で出会った生徒にあいさつをする。 ○教室へはいる。 ○どうやってはいるか。 ●あいさつをしてはいる。 ○黒板が消されていなければ自分で消す。 ○自分の黒板消しで消す。 ○きれいに消す。 ○黒板消しを清掃する。 ○2分前に生徒の状態を確認する。 <1分は、時間が少ない> ●視点は、 ・着席の状態 ・授業の道具→できていなければ教える。 ・筆入れの状態(使うものがでているか、準備されているか)→教える。 ・座っている生徒は何をしているか。 ○座っている生徒をどうほめるか。 ○「着席2△人(27人学級)、よし、明日は△だ、がんばれ!!」 ●だんだんと現象をほめることから脱却する。 ●現象でなければなにか。 ○授業開始、力だめしを配る。→2学期から実施している。 ○内容 (+3)×(−6)などの整数だけを取り上げた問題、10問。 ○タイマーを2分30秒に合わせる。 ○生徒は問題を解く。 ○黒板に生徒板書用の欄をつくる。 横に欄をつくる│@ │A │B 裏へ│@ │A │B ○線にも意味がある。 ○できた人用 → できた人はうらへ ●クリブトかく(引用:長瀬先生) ●3×3マス補充問題。 ○机間指導をする。 ●メモを持って回る。 ●視点は、1人1人を観て、 ・全員取り組んでいるか。 ・ポイントでつまずいている生徒は何人いるか ・早くできる生徒は何分か。 ・忘れ物を見つけて、対処する。赤ペンなら貸すとか。 ○「タイマーがなったら、自由にでて好きな問題を書きなさい」 ○2分30秒、タイマーがなる。 ●でてこなければどうするか。 ●「もう一度、いう」 ●なぜ、でてこれないか考えて手を打つ。 ●むずかしいなあ。??????????。 ●「先生のためにも助かるなあ」 ●「みんなのためにも助かることだよ」 ●「書いた人のためにも助かる」 ○できたら、「よし、できたね」。さりげない方が中学生はいいような。 ○書き終わったら教師の説明。 ○ここまで何分かかるか調べる。 ●何のために調べるか。時間を調整するため。 ○「まるつけをします」 ○「おお、△人は赤ペンを持っている!! よし!!」 ●だんだん指示を抜いていく。 ●「まるつけをします」で赤ペンをもてるようにする。 ○(−5)×(−12)で、 ○(−)×(−)は? ○「(+)」→,5人ぐらいが答える。 ○「はい、全員で「マイナス×マイナスはプラス」」 ○+(5×12) → 12 × 5 ○+60。 ○はい、まる。 ○60と書いた人は? ○何人か手を挙げる。 ○よし、それもまる。 ○何でまる? わかった人は手を挙げてごらん。 ○はい、一番早い△さん、どうぞ。 ○正解、グッドね。 ○次に行きます・・・・・・・ ●説明のポイントを考える。 ●できない生徒の立場に立てるか。 ●100倍細かく、分かり切ったことから。 ●細分化だ。途中計算も抜くな。 ●大切なことは復唱させる。 ●急に指名する、「はい、もう一度」。 ○ここまで、10分で終わらせる。 ○名前を確認してください、プリントを後ろの人は集めなさい。 ○集めたプリントをどう使うか。 ●誤答分析に使う。 ●通信に使う。 ●生徒に力をつけるには? 生徒に戻すには? 考える。 ●生徒のやる気を引き出すには? ここ数日で考えた改良の仕方です。 ●は、変化していく事柄、考えた事柄、助言してもらった事柄。 このプリントをノートの左に張って、右に記録を書きます。 毎日やります。原盤が変わっていきます。指導が入ります。またノートに張ります。 こういうやり方ですが、「ここはこうしたらどうか」というお考えをお聞きしたいの ですが。よろしくお願いします。 これをシステムのマニュアルづくりといっていいのでしょうか。 ◆返信 A先生 > 1年生「授業5分前」指導細案(改良4回目) > > ○職員室を5分前に出る。 > ○1時間目の場合は、職員室へ戻らない。邪魔が入る。 →邪魔がいいんですよ。 工夫しますからね。工夫の材料を与えてくれるんです。 > ○自分の教室から直接行く。 > ○教室へ向かう。 > ○教室へ行くまで何をするか。 > ●授業の展開をイメージする。 →これを詳しく書くことです。 > ●廊下で出会った生徒にあいさつをする。 > > ○教室へはいる。 →入る前がポイント。 私は入る前に、予想します。もうすでに感じていますが。 入った瞬間に感じます。 > ○どうやってはいるか。 > ●あいさつをしてはいる。 →いろいろやってみてください。 > > ○黒板が消されていなければ自分で消す。 > ○自分の黒板消しで消す。 > ○きれいに消す。 > ○黒板消しを清掃する。 > > ○2分前に生徒の状態を確認する。 > <1分は、時間が少ない> →そうでしょうね。 だんだん短縮していってください。 > ●視点は、 > ・着席の状態 > ・授業の道具→できていなければ教える。 →どうやって教えるのでしょうか。 > ・筆入れの状態(使うものがでているか、準備されているか)→教える。 →どうやって教えるのでしょうか。 > ・座っている生徒は何をしているか。 > ○座っている生徒をどうほめるか。 > ○「着席2△人(27人学級)、よし、明日は△だ、がんばれ!!」 > ●だんだんと現象をほめることから脱却する。 > ●現象でなければなにか。 →現象をほめても根本は変わりません。 これは、結果だけほめるのと同じです。過程が大事なのです。 「過程」にあたるものを考えてください。 > > ○授業開始、力だめしを配る。→2学期から実施している。 > ○内容 (+3)×(−6)などの整数だけを取り上げた問題、10問。 > ○タイマーを2分30秒に合わせる。 > ○生徒は問題を解く。 > ○黒板に生徒板書用の欄をつくる。 > 横に欄をつくる│@ │A │B 裏へ│@ │A │B > ○線にも意味がある。 > ○できた人用 → できた人はうらへ > ●クリブトかく(引用:長瀬先生) > ●3×3マス補充問題。 > ○机間指導をする。 > ●メモを持って回る。 > ●視点は、1人1人を観て、 > ・全員取り組んでいるか。 > ・ポイントでつまずいている生徒は何人いるか > ・早くできる生徒は何分か。 > ・忘れ物を見つけて、対処する。赤ペンなら貸すとか。 →何をメモるか。 これもだんだん変わっていくと思います。 > > ○「タイマーがなったら、自由にでて好きな問題を書きなさい」 > ○2分30秒、タイマーがなる。 > ●でてこなければどうするか。 > ●「もう一度、いう」 > ●なぜ、でてこれないか考えて手を打つ。 > ●むずかしいなあ。??????????。 > ●「先生のためにも助かるなあ」 > ●「みんなのためにも助かることだよ」 > ●「書いた人のためにも助かる」 →私はこういうことはいいません。絶対。 > ○できたら、「よし、できたね」。さりげない方が中学生はいいような。 > > ○書き終わったら教師の説明。 →その説明を書かないと… > ○ここまで何分かかるか調べる。 > ●何のために調べるか。時間を調整するため。 →なぜ、時間調整が大切なのでしょうか。 > > ○「まるつけをします」 > ○「おお、△人は赤ペンを持っている!! よし!!」 > ●だんだん指示を抜いていく。 > ●「まるつけをします」で赤ペンをもてるようにする。 > →指示しないのもおもしろいと思います。 > ○(−5)×(−12)で、 > ○(−)×(−)は? > ○「(+)」→,5人ぐらいが答える。 > ○「はい、全員で「マイナス×マイナスはプラス」」 > ○+(5×12) → 12 > × 5 > ○+60。 > ○はい、まる。 > ○60と書いた人は? > ○何人か手を挙げる。 > ○よし、それもまる。 > ○何でまる? わかった人は手を挙げてごらん。 > ○はい、一番早い△さん、どうぞ。 > ○正解、グッドね。 > ○次に行きます・・・・・・・ > ●説明のポイントを考える。 > ●できない生徒の立場に立てるか。 > ●100倍細かく、分かり切ったことから。 > ●細分化だ。途中計算も抜くな。 > ●大切なことは復唱させる。 > ●急に指名する、「はい、もう一度」。 →ここを真剣に考えましょう。 具体的に。 > > ○ここまで、10分で終わらせる。 > ○名前を確認してください、プリントを後ろの人は集めなさい。 > ○集めたプリントをどう使うか。 > ●誤答分析に使う。 > ●通信に使う。 > ●生徒に力をつけるには? 生徒に戻すには? 考える。 > ●生徒のやる気を引き出すには? →正答分析はしないのですか。 具体的な考えを書いてみましょう。 > > > ここ数日で考えた改良の仕方です。 > ●は、変化していく事柄、考えた事柄、助言してもらった事柄。 > このプリントをノートの左に張って、右に記録を書きます。 > 毎日やります。原盤が変わっていきます。指導が入ります。またノートに張ります。 > こういうやり方ですが、「ここはこうしたらどうか」というお考えをお聞きしたいの > ですが。よろしくお願いします。 →安易に人を頼ってはいけません。 その時はいいですが、結果として力がつきません。 自分で考えましょう。 そのためのヒントは書いているつもりです。 > これをシステムのマニュアルづくりといっていいのでしょうか。 →違いますね。 システムというのは、形だけではありません。ハートの部分が入って、はじ めてシステムといえるのです A先生の指導案は、まだ「自分」。生徒の立場に立っていません。 数学ができない子、発言しない子の立場に立ってください。 教師の視点では、システムはつくれません。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ 「授業5分前」(改良4回目)記録 <流れ> @力だめし(2分30秒) 礼なし、スッと入る ↓ A生徒板書 ↓ B説明と答え合わせ 2年の授業(3時間目) ○職員室を5分前に出る。 ○教室へ向かう。 ○授業5分前のことだけを考える。 ○最初に何をするか。 ○黒板を消そう。 ○時計をみよう。 ○教室の時計でないとだめだ。 ○生徒の時間に合わせよう。 ○教室の時計は2分遅れている。 ○生徒は教室の時計で動いている。 ○教室に行くまで3年生と4人ぐらいで合う。 ○こんにちは。 ○生徒も気持ちよく応えてくれる。 ○女子2人、「こんにちは」、少し笑いながら。 ○今までしたことがないから。 ○先生おかしくなったんじゃないの?とでも思われているみたい。 ○自分で考えたことだから、悪いことじゃないからいいや。 ○図書室前で男子3年生1人、「こんにちは」。 ○「こんにちは」。 ○2年生の廊下につく。 ○わいわいしている。 ○「先生もう始めるの?」 ○「まだ、休憩時間だから始めない」 ○教室に入ろうとする。 ○3分前。 ○私の姿に引きずられるように生徒が教室に入ってくる。 ○「まだ、時間あるぞ」。 ○そういっても、入ってくる。 ○教室にはいる、「こんにちは」。 ○3分の2はいた。女子生徒はほとんどいた。 ○着席している生徒は3分の1。 ○休み時間もすわっているのかな。 ○読書をしている女子生徒が3人。 ○机に勉強道具準備12人。数えた。 ○筆入れだけ、10人ぐらい。 ○黒板を消す。 ○前時間の板書が残っている。 ○自分のもので消す。 ○時間が近づいた。 ○教室の時計をみる。 ○生徒1人残して全員座った。 ○何も言わないで、力試しを一番前の生徒に配る。 ○そのときに女子1名入ってくる。 ○何も言わない。 ○3人の会話が飛びかっている。 ○大きな声ではない。 ○タイマーを2分30秒へ。 ○「タイマーがなったら、自分の好きな問題を黒板に書きなさい」 ○黒板に生徒の板書用の枠をつくる。 ○力試し3問。 ○横長に。 ○縦線入れる。 ○できた人用の問題を3問書く。 ○できた人は裏に書くようになっている。 ○生徒の周りを歩いた。 ○机の上の準備をまたみた。 ○24人OK。 ○でも、指導していないのにみるだけじゃ。 ○何を指導する。 ○前の授業が終わったら、次の授業の準備をしてから休憩に入ろう。 ○それだったら、教室へ入ったときにみるものができた。 ○当たり前のことに気がついた。 ○時間が過ぎていく。 ○あせる。 ○筆入れの状態もみた。 ○でも、指導していないのにみるだけじゃ。 ○授業が始まったら、筆入れから鉛筆、消しゴム、赤ペン、青ペン、定規は筆入れの 前に出しておく。 ○当たり前のことに気がついた。 ○いつ指導するか。 ○力試しをしているとき。 ○どう指導するか。 ○出している人をほめる。やってみよう。 ○Aさん、鉛筆を持ったまま芯が動かない。 ○学力の低い生徒。 ○九九が7の段から間違える。 ○芯はプリントについている。 ○解いているふりをしている。 ○つらそうだ。 ○いつも男子に馬鹿にされている生徒。 ○そばを通り過ぎる。 ○書いているふりをする。 ○彼女にはりついてはいけない。 ○さりげなく@を指し、四則のルールを教える。 ○−7+(−4)÷2。 ○「−」を省いてやる。 ○4÷2ができない。 ○数直線で4の量を示し、2つに分ける方法で教える。 ○首は振る。 ○タイマーがなる。 ○男子生徒が3人どっとでていく。 ○「よし」とだけいう。 ○問題が残る。 ○できている生徒がいる。 ○女子はでれない状態。 ○でると「でしゃばり屋」の雰囲気を感じる。 ○女子を出すにはどうすればいい。 ○時間は止まらなかった。 ○男子K君に、「おい、頼む」。 ○でてくれた。 ○最初にでた生徒「先生、もう一つ書く」。 ○もう一人「おれも」。 ○K君が教卓までいったとき、もう一人の「おれ」が問題を書こうとした。 ○K君が戻ってくる。 ○Y君、「S、Kに書かせろ」。 ○K君、また黒板へ。 ○書く。 ○つらい思いをさせてしまった。 ○無理に頼んだほうが悪い。 ○問題が1つ残った。 ○そのままにする。 ○「まるつけをします」 ○「次は何をしますか」 ○A君、「赤ペンを持つ!!」 ○@−7+(−4)÷2。 ○「かけ算とわり算は足し算、引き算よりも先に計算します」といって、÷で連結さ れた式を赤チョークで囲む。 ○−7−2と書いてある。 ○ここは間違いやすいところだぞ。 ○赤チョークで間に、−7+(−2)とかく。 ○ここから、−7−2がでてきますね。 ○−9。 ○Ax−y/3 − 2x+y/6。 ○模範解答であった。 ○分子に( )をつけていますね。 ○これがいいんだ。 ○なぜいいか。 ○すぐわかるぞ。 ○通分しています。 ○( )がなかったら、6x−y/6としてしまう人がいます。 ○つぎに、6(x−y)−(2x+y)/6のところ。 ○分子を計算しています。 ○( )がないとどうなりますか。 ○6x−6y−2x+yとしてしまう人がいますね。 ○( )をつけてくれたおかげで2つ助かりました。 ・ ・ ・ ○Bを説明しようとしたときに真ん中の一番後ろの学年トップの生徒Y君が机に ふせる。 ○面倒くさいのか。 ○さっさと進めてもらいたいと思っているのだろうか。 ○この子も前にでて書いてくれた生徒。 ○自分が書いたところは終わっていた。 ○つまらなかったのだろうか。 ○わからない生徒のために砕いたつもりだが。 ○この生徒にとってはつまらないものだったのだろうか。 ○生徒に説明してもらったらどうなるか。 ○この生徒に説明させたらどうなるか。 ○他の生徒に説明させたら、この生徒はどうなるだろうか。 ○注意しない。 ○また、生徒が考えさせてくれる。 ○生徒が考えさせてくれる? こういうことか。 ○この生徒が机に伏せないためにはどうすればよいか。 ○その場面で自分のエネルギーが少ししぼむ。 ○また迷いが生まれる。 ・ ・ ・ 先生の助言で毎日葛藤していると、 カーネギーの「人を動かす秘訣は間違いなく1つしかない」を思い出し、さっそく、 読み返しています。 前は読んだだけでしたが、今は感じ方が違うのです。 ◆返信 A先生へ こんばんは。 A先生は根性がありますね。 > > 「授業5分前」(改良4回目)記録 > > <流れ> > @力だめし(2分30秒) 礼なし、スッと入る > ↓ > A生徒板書 > ↓ > B説明と答え合わせ > > 2年の授業(3時間目) > > ○職員室を5分前に出る。 > ○教室へ向かう。 > ○授業5分前のことだけを考える。 > ○最初に何をするか。 > ○黒板を消そう。 > ○時計をみよう。 > ○教室の時計でないとだめだ。 > ○生徒の時間に合わせよう。 > ○教室の時計は2分遅れている。 > ○生徒は教室の時計で動いている。 > ○教室に行くまで3年生と4人ぐらいで合う。 > ○こんにちは。 > ○生徒も気持ちよく応えてくれる。 > ○女子2人、「こんにちは」、少し笑いながら。 > ○今までしたことがないから。 > ○先生おかしくなったんじゃないの?とでも思われているみたい。 > ○自分で考えたことだから、悪いことじゃないからいいや。 > ○図書室前で男子3年生1人、「こんにちは」。 > ○「こんにちは」。 →いいですね。 あいさつはすべての基本ですから。 > ○2年生の廊下につく。 > ○わいわいしている。 > ○「先生もう始めるの?」 > ○「まだ、休憩時間だから始めない」 > ○教室に入ろうとする。 > ○3分前。 > ○私の姿に引きずられるように生徒が教室に入ってくる。 > ○「まだ、時間あるぞ」。 > ○そういっても、入ってくる。 > ○教室にはいる、「こんにちは」。 > ○3分の2はいた。女子生徒はほとんどいた。 > ○着席している生徒は3分の1。 > ○休み時間もすわっているのかな。 > ○読書をしている女子生徒が3人。 > ○机に勉強道具準備12人。数えた。 > ○筆入れだけ、10人ぐらい。 > ○黒板を消す。 > ○前時間の板書が残っている。 > ○自分のもので消す。 > ○時間が近づいた。 > ○教室の時計をみる。 > ○生徒1人残して全員座った。 > ○何も言わないで、力試しを一番前の生徒に配る。 > ○そのときに女子1名入ってくる。 > ○何も言わない。 > ○3人の会話が飛びかっている。 > ○大きな声ではない。 > ○タイマーを2分30秒へ。 > ○「タイマーがなったら、自分の好きな問題を黒板に書きなさい」 →この指示もいらなくなるでしょう。 ↓ 子どもがプリントを取りに来る(職員室に)。 ↓ 教師がいなくても時間になったら始める。 だんだんとこうなります。 また、こうしなくてはいけません。 やることがわかっていれば、小学校1年生でもできます。 > ○黒板に生徒の板書用の枠をつくる。 > ○力試し3問。 > ○横長に。 > ○縦線入れる。 →これも、だんだんと子どもたちが書くように。 しかし、あせってレベルをあげてはいけません。 > ○できた人用の問題を3問書く。 > ○できた人は裏に書くようになっている。 > ○生徒の周りを歩いた。 > ○机の上の準備をまたみた。 > ○24人OK。 > ○でも、指導していないのにみるだけじゃ。 > ○何を指導する。 > ○前の授業が終わったら、次の授業の準備をしてから休憩に入ろう。 > ○それだったら、教室へ入ったときにみるものができた。 > ○当たり前のことに気がついた。 →それが大切なんです。 このように自分で発見することが大切なのです。 これは借り物ではありません。自分の血となり肉となります。 > ○時間が過ぎていく。 > ○あせる。 > ○筆入れの状態もみた。 > ○でも、指導していないのにみるだけじゃ。 > ○授業が始まったら、筆入れから鉛筆、消しゴム、赤ペン、青ペン、定規は筆入れの > 前に出しておく。 > ○当たり前のことに気がついた。 →こう考えると、「当たり前のことを当たり前にする」ことのすごさがわかる と思います。 > ○いつ指導するか。 →時。 > ○力試しをしているとき。 > ○どう指導するか。 →方法。 > ○出している人をほめる。やってみよう。 > ○Aさん、鉛筆を持ったまま芯が動かない。 > ○学力の低い生徒。 > ○九九が7の段から間違える。 > ○芯はプリントについている。 > ○解いているふりをしている。 > ○つらそうだ。 →いっしょにやる。ヒントを出す。答えを書いてあげる。 > ○いつも男子に馬鹿にされている生徒。 →生徒に教えなければいけませんね。「馬鹿にする」ことについて。 さあ、A先生だったら何を教えますか。 > ○そばを通り過ぎる。 > ○書いているふりをする。 →いじらしいですね。 > ○彼女にはりついてはいけない。 > ○さりげなく@を指し、四則のルールを教える。 > ○−7+(−4)÷2。 > ○「−」を省いてやる。 > ○4÷2ができない。 > ○数直線で4の量を示し、2つに分ける方法で教える。 > ○首は振る。 →こんな感じでしょうね。 > ○タイマーがなる。 > ○男子生徒が3人どっとでていく。 →どっと がいいですね。 意欲があるんですね。神津の中学校では考えられないことです。 > ○「よし」とだけいう。 > ○問題が残る。 > ○できている生徒がいる。 > ○女子はでれない状態。 > ○でると「でしゃばり屋」の雰囲気を感じる。 →これを改善しない限り、クラスの発展は望めません。 > ○女子を出すにはどうすればいい。 →さあ、勝負所です。 脳味噌に汗をかいてください。 > ○時間は止まらなかった。 > ○男子K君に、「おい、頼む」。 > ○でてくれた。 > ○最初にでた生徒「先生、もう一つ書く」。 > ○もう一人「おれも」。 →いいじゃないですか。男だ! > ○K君が教卓までいったとき、もう一人の「おれ」が問題を書こうとした。 > ○K君が戻ってくる。 > ○Y君、「S、Kに書かせろ」。 > ○K君、また黒板へ。 > ○書く。 > ○つらい思いをさせてしまった。 > ○無理に頼んだほうが悪い。 > ○問題が1つ残った。 →私なら、自分で書きますね。今の段階では。 または、この問題の解き方をみんなで説明しよう といい、説明の授業をし ます。 > ○そのままにする。 > ○「まるつけをします」 > ○「次は何をしますか」 > ○A君、「赤ペンを持つ!!」 →次の時間はいわないように。 目で合図。→だんだん指示を減らしていく。できないときはもどる。 指導のコツは、「三歩進んで二歩下がる」 > ○@−7+(−4)÷2。 > ○「かけ算とわり算は足し算、引き算よりも先に計算します」といって、÷で連結さ > れた式を赤チョークで囲む。 →私なら例を出します。「ゴールドカード」「老人優先」など。 > ○−7−2と書いてある。 > ○ここは間違いやすいところだぞ。 > ○赤チョークで間に、−7+(−2)とかく。 > ○ここから、−7−2がでてきますね。 > ○−9。 > ○Ax−y/3 − 2x+y/6。 > ○模範解答であった。 > ○分子に( )をつけていますね。 > ○これがいいんだ。 > ○なぜいいか。 > ○すぐわかるぞ。 > ○通分しています。 > ○( )がなかったら、6x−y/6としてしまう人がいます。 > ○つぎに、6(x−y)−(2x+y)/6のところ。 > ○分子を計算しています。 > ○( )がないとどうなりますか。 > ○6x−6y−2x+yとしてしまう人がいますね。 > ○( )をつけてくれたおかげで2つ助かりました。 > ・ > ・ > ・ > ○Bを説明しようとしたときに真ん中の一番後ろの学年トップの生徒Y君が机に > ふせる。 > ○面倒くさいのか。 > ○さっさと進めてもらいたいと思っているのだろうか。 > ○この子も前にでて書いてくれた生徒。 > ○自分が書いたところは終わっていた。 > ○つまらなかったのだろうか。 > ○わからない生徒のために砕いたつもりだが。 > ○この生徒にとってはつまらないものだったのだろうか。 > ○生徒に説明してもらったらどうなるか。 > ○この生徒に説明させたらどうなるか。 →そうです。やらせてみましょう。 自分ができればいい という意識を何とかしたいですね。 いわゆる「できる」子も、満足する指導が必要。 > ○他の生徒に説明させたら、この生徒はどうなるだろうか。 > ○注意しない。 > ○また、生徒が考えさせてくれる。 > ○生徒が考えさせてくれる? こういうことか。 →そうです。その通りです。 これが、「生徒から学ぶ」ということの1つです。 > ○この生徒が机に伏せないためにはどうすればよいか。 > ○その場面で自分のエネルギーが少ししぼむ。 →こんなことでめげてはいけません。 すべてがうまくいくなんていうのは、欲張りすぎです。 首位打者だって、4割打てないんですから。 > ○また迷いが生まれる。 > →いろいろやってみればいいんです。 > > 先生の助言で毎日葛藤していると、 > カーネギーの「人を動かす秘訣は間違いなく1つしかない」を思い出し、さっそく、 > 読み返しています。 > 前は読んだだけでしたが、今は感じ方が違うのです。 →その通りです。 カーネギーのいうとおりです。 しかし、自分ができることとは違います。わかるとできるは別物です。 生徒のやる氣をいかに引き出すか これ以外にありません。 毎日の地道な積み重ねが奇跡を生みます。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ 「授業5分前」 <1年生> ○3時間目、2年の教室から1年の教室へ。 ○5分前、30mの廊下を歩く。 ○「こんにちは」。 ○先日から「こんにちは」先生になる。 ○18人くらいにあいさつする。 ○3年生が多い。 ○あいさつを返してくれる。 ○全員返してくれる。 ○1人も無視する生徒がいない。 ○おお、気持ちいいな。 ○自分に念おす。 ○毎日やろう。 ○本時、不安だ。 ○今日は数の範囲、拡張。 ○指導案なし。 ○今までの経験案だけ。 ○今日の指導案がない。 ○頭に入っている案だけ。 ○教室へつく。 ○あれ? 誰もいない。 ○黒板を消す。 ○英語がたくさん書いてある。 ○ほお、こんなの習っているのか。 ○消す前に板書をみる。 ○英語の先生の板書をみれた。 ○得した。 ○黒板消しをきれいにする。 ○力試しを準備する。 ○1年生は教室の棚に準備してある。 ○生徒が1人きた。 ○「あ、先生」 ○体育だった。 ○教卓に座って待つ。 ○「こんにちは」 ○生徒、え?という顔をしながら「こんにちは」。 ○47分、まだ1人。 ○続々入ってきた。 ○「先生着替えするんですか」 ○生徒は短パン半袖姿。 ○「そのままでいい」 ○力試しを配る。 ○阿彦君「疲れた!!」と大声で。 ○黙っている。 ○2人残して全員座る。 ○問題を解き始めた。 ○中鉢君「先生、昨日のテレビ・・・・」。 ○「授業が終わったらおしえて!!」 ○タイマーセット、3分。 ○問題6問、ちょっと時間がかかりそうな問題。 ○2つ席が空いている。 ○祐二君がいない。 ○また、きていないか。 ○ん?前が1つあいている。 ○黒板に生徒の板書用の線を書く。 ○全体をみる。 ○全員書いている。 ○無言。 ○阿彦君「机に伏せながら解いている」。 ○保健室に行くか? ○阿彦君「んう・・・・・」といって、机の上に伏せている。 ○全体をみる。 ○タイマーがなる。 ○「できた人どうぞ」。 ○指示はここまで。 ○どうかな? ○わくわくしながら。 ○ドドッとでてきた。 ○私は教卓に座っていた。 ○下を向いて、答えをつくっていた。 ○わたしはにこっとした、うれしい。 ○ここが今日のポイントだったから。 ○6人でた。 ○この間は4人。 ○問題が埋まった。 ○問題にすーっと張り付く。 ○後ろでかつかつ書いている。 ○「よし」、とほめる。 ○6人の中に阿彦君がいる。 ○お、やっぱり。 ○反応してやろう。 ○その間、机をまわる。 ○道具と筆入れの状態をみる。 ○遅れたのに19人合格。筆入れは6人。 ○道具、教科書、ノート2冊、ワーク、ドリル、ファイル。 ○筆入れ、赤ペン、鉛筆、消しゴム、定規を筆入れの前に出しておく。 ○3回目の指導で19人。27人学級で2人欠席。 ○よし、今日もこれから指導しよう。 ○6人が書いている姿を女子のトップの生徒がじっと見ている。 ○日下部さん、4問まで書いている。 ○ルールは間違っていないな。 ○女子を出したいな。 ○女子は控えめ? ○しかたないか? ○「出しゃばり屋」の雰囲気は感じない。 ○2年生とは違うな。 ○6人全員板書し終わる。 ○書いたものをじっと見つめる生徒が半分ぐらい。 ○まだ解き終わっていない生徒2人。 ○日下部さん、木村君。 ○木村君は1問残し。 ○ルールは間違っていないな。 ○ここまで7分。 ○進度を考えて10分で終わらせないと。 ○生徒は3分で板書した。 ○「まるつけをします」 ○といって、全体をみる。 ○5秒ぐらい。 ○「赤ペンをもてた人、起立」 ○どっと21人、4人は男子だけ。 ○筆入れからさっそく出し、立つ。 ○よし、全員合格、着席。 ○(1)(+15)+(−13)+(−15)。 ○{(+15)+(−15)}+(−13)と書いてある。 ○加法の?法則を使っています、なに法則? ○阿彦君「交換法則!!」 ○交換法則を言葉で説明できる人? ○しばらくでない、10秒ぐらい。 ○「はい」 ○阿彦君「どこからたしても答えは同じになる」 ○「大島君、もう一度いってごらん」 ○いえない。 ○「阿彦君もう一度お願いします」 ○「どこからたしても答えは同じになる」 ○「はい、大島君」 ○応えてくれた。 ○ありがとう。 ○教師が付け加える。 ○これとこれをたしてからこれをたしてもいいね。 ○また、これとこれをたしてからこれをたしてもいいね。 ○答えは同じになります。 ○(+15)と(−15)を先にたしたのはなぜかな? ○田中君「0になるから」 ○そうですね、0にすると計算が楽ですね。 ○答えはまるです。 ・ ・ ・ ○後ろの人は、名前を確認して集めてください。 ○「先生の方を向きなさい」といって、教師の方を向かせる。 ○「ほい、田中君先生のほうをむいて!!」 ○いま、机の上に数学の道具が全部準備されている人は起立。 ○「よし、合格」 ○男子3人が後ろのロッカーに走っていく。 ○1人は自分の机の中から出そうとしている。 ○筆いれから、赤ペン、鉛筆、消しゴム、定規がでている人は立ちなさい。 ○7人たった。1人増えた。 ○「おお、遅れたのによくできたね、合格」 ○全員が準備するのを待つ。 ○木村君「先生、ノート忘れました」 ○かごに準備してあるレポート用紙を2枚あげる。ノートに張ればいいから。 ○赤ペンの忘れ物はなかったな。木村君は持ってきた。 ・用具の指導はしたふりをしていましたので、なるまで指導します。 ・次の時間から、教科連絡が問題を配り、タイマーをセットするまでを目指しま す。 ◆返信 A先生 こんばんは。 > > ○3時間目、2年の教室から1年の教室へ。 > ○5分前、30mの廊下を歩く。 > ○「こんにちは」。 > ○先日から「こんにちは」先生になる。 →(笑)いいですね。 > ○18人くらいにあいさつする。 > ○3年生が多い。 > ○あいさつを返してくれる。 > ○全員返してくれる。 > ○1人も無視する生徒がいない。 →これはすごいことです。 普通では考えられないと思います。 > ○おお、気持ちいいな。 > ○自分に念おす。 > ○毎日やろう。 > ○本時、不安だ。 > ○今日は数の範囲、拡張。 > ○指導案なし。 > ○今までの経験案だけ。 > ○今日の指導案がない。 > ○頭に入っている案だけ。 > ○教室へつく。 > ○あれ? 誰もいない。 > ○黒板を消す。 > ○英語がたくさん書いてある。 > ○ほお、こんなの習っているのか。 > ○消す前に板書をみる。 > ○英語の先生の板書をみれた。 →「見られた」ではないですか。 > ○得した。 > ○黒板消しをきれいにする。 > ○力試しを準備する。 > ○1年生は教室の棚に準備してある。 > ○生徒が1人きた。 > ○「あ、先生」 > ○体育だった。 > ○教卓に座って待つ。 > ○「こんにちは」 > ○生徒、え?という顔をしながら「こんにちは」。 > ○47分、まだ1人。 > ○続々入ってきた。 > ○「先生着替えするんですか」 > ○生徒は短パン半袖姿。 > ○「そのままでいい」 > ○力試しを配る。 > ○阿彦君「疲れた!!」と大声で。 > ○黙っている。 > ○2人残して全員座る。 > ○問題を解き始めた。 > ○中鉢君「先生、昨日のテレビ・・・・」。 > ○「授業が終わったらおしえて!!」 > ○タイマーセット、3分。 > ○問題6問、ちょっと時間がかかりそうな問題。 > ○2つ席が空いている。 > ○祐二君がいない。 > ○また、きていないか。 > ○ん?前が1つあいている。 > ○黒板に生徒の板書用の線を書く。 > ○全体をみる。 > ○全員書いている。 > ○無言。 > ○阿彦君「机に伏せながら解いている」。 > ○保健室に行くか? > ○阿彦君「んう・・・・・」といって、机の上に伏せている。 > ○全体をみる。 > ○タイマーがなる。 > ○「できた人どうぞ」。 > ○指示はここまで。 > ○どうかな? > ○わくわくしながら。 > ○ドドッとでてきた。 →すごいですね。 > ○私は教卓に座っていた。 > ○下を向いて、答えをつくっていた。 > ○わたしはにこっとした、うれしい。 > ○ここが今日のポイントだったから。 > ○6人でた。 > ○この間は4人。 > ○問題が埋まった。 > ○問題にすーっと張り付く。 > ○後ろでかつかつ書いている。 > ○「よし」、とほめる。 →ほめ言葉がいつも同じにならないように工夫しましょう。 > ○6人の中に阿彦君がいる。 > ○お、やっぱり。 > ○反応してやろう。 > ○その間、机をまわる。 > ○道具と筆入れの状態をみる。 > ○遅れたのに19人合格。筆入れは6人。 →合格、不合格ではありません。 このような考えでは、何のために という意識が、「合格するため」に変わっ てしまう危険性があります。 > ○道具、教科書、ノート2冊、ワーク、ドリル、ファイル。 > ○筆入れ、赤ペン、鉛筆、消しゴム、定規を筆入れの前に出しておく。 > ○3回目の指導で19人。27人学級で2人欠席。 > ○よし、今日もこれから指導しよう。 > ○6人が書いている姿を女子のトップの生徒がじっと見ている。 > ○日下部さん、4問まで書いている。 > ○ルールは間違っていないな。 > ○女子を出したいな。 > ○女子は控えめ? > ○しかたないか? > ○「出しゃばり屋」の雰囲気は感じない。 > ○2年生とは違うな。 > ○6人全員板書し終わる。 > ○書いたものをじっと見つめる生徒が半分ぐらい。 > ○まだ解き終わっていない生徒2人。 > ○日下部さん、木村君。 > ○木村君は1問残し。 > ○ルールは間違っていないな。 > ○ここまで7分。 > ○進度を考えて10分で終わらせないと。 > ○生徒は3分で板書した。 > ○「まるつけをします」 > ○といって、全体をみる。 > ○5秒ぐらい。 > ○「赤ペンをもてた人、起立」 > ○どっと21人、4人は男子だけ。 > ○筆入れからさっそく出し、立つ。 > ○よし、全員合格、着席。 > ○(1)(+15)+(−13)+(−15)。 > ○{(+15)+(−15)}+(−13)と書いてある。 > ○加法の?法則を使っています、なに法則? > ○阿彦君「交換法則!!」 > ○交換法則を言葉で説明できる人? > ○しばらくでない、10秒ぐらい。 →ここらへんが工夫のしどころです。 > ○「はい」 > ○阿彦君「どこからたしても答えは同じになる」 > ○「大島君、もう一度いってごらん」 > ○いえない。 > ○「阿彦君もう一度お願いします」 > ○「どこからたしても答えは同じになる」 > ○「はい、大島君」 > ○応えてくれた。 > ○ありがとう。 > ○教師が付け加える。 > ○これとこれをたしてからこれをたしてもいいね。 > ○また、これとこれをたしてからこれをたしてもいいね。 > ○答えは同じになります。 →例えを出しましょう。 生徒がよく知っていることで例を出すのです。 「たとえば〜」どういうことか。 > ○(+15)と(−15)を先にたしたのはなぜかな? > ○田中君「0になるから」 > ○そうですね、0にすると計算が楽ですね。 > ○答えはまるです。 > ・ > ・ > ・ > ○後ろの人は、名前を確認して集めてください。 > ○「先生の方を向きなさい」といって、教師の方を向かせる。 > ○「ほい、田中君先生のほうをむいて!!」 > ○いま、机の上に数学の道具が全部準備されている人は起立。 > ○「よし、合格」 > ○男子3人が後ろのロッカーに走っていく。 > ○1人は自分の机の中から出そうとしている。 > ○筆いれから、赤ペン、鉛筆、消しゴム、定規がでている人は立ちなさい。 > ○7人たった。1人増えた。 > ○「おお、遅れたのによくできたね、合格」 →先ほどと同じ。 今はいいかもしれませんが、目的が変わってしまう危険あり。 > ○全員が準備するのを待つ。 > ○木村君「先生、ノート忘れました」 > ○かごに準備してあるレポート用紙を2枚あげる。ノートに張ればいいから。 > ○赤ペンの忘れ物はなかったな。木村君は持ってきた。 > > ・用具の指導はしたふりをしていましたので、なるまで指導します。 > ・次の時間から、教科連絡が問題を配り、タイマーをセットするまでを目指しま > す。 毎日、少しずつ変わっていきますね。 少しずつ少しずつ変えてください。 指示を減らしていく。 できることを生徒に移行していく。→できるだけ生徒にやらせる。 発言したい、説明したい と思わせる工夫を。 問題の説明のしかた→かなり工夫できます。 「合格」をいずれ抜け出すこと。 用具を出せばいいというものではありません。 学習意欲のあらわれが、用具を出すという行動を生むのです。 子どもに見通しを持たせること。 授業の流れを意識させること。 次に何をやるか、考えながら学習させること。 など、いろいろとやってみてください。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生 学 年 2年 時 間 7 小単元 2点を決めてグラフを書く方法 授業予定案です、明日記録を書きます。 「授業5分前」と平行して取り組みます。 よろしくお願いします。 <流れ> ──────────────────────────────────── @問題提示 y=3/2x−1/2のグラフの書き方 ↓ A今までの方法では不正確であることを気づかせる。 ↓ Bどうすればいいだろう?と考えさせる。 ↓ Cまとめたことを発表する。 グラフ用紙に正確にとれる点は整数であることに気づかせる。 ↓ Dまとめをもとに問題に取り組む。 ↓ E取り組んだ問題を全員で考える。 ↓ F類題で定着を図る。 ──────────────────────────────────── @問題提示 ○前の時間のノートを開きなさい。 ○全体をみわたす。 ○ノートを全員が開いたか。 ○教科書p54を開きなさい。 ○上から16行目まで、声を出して読みましょう。 ○ノートに写しなさい。 ○<p54−例題2> y=3/2x−1/2のグラフの書き方を覚える。 A今までの方法では解けないことを知る。 ○板書 (1)問題点 「切片は1/2でy座標に正確にとれない」 Bどうすればいいだろう?と考えさせる。 ○板書 (2)どうすればいいだろうか? ○発問:今読んだところにポイントが書いてあります、ノートに書きなさい。 ○3分です。 ○生徒の板書する場所を書いておく。 ○書けない生徒がいる。 ○机間指導をする。 ○教科書のポイントに指を当ててやる。 Cまとめたことを発表する。 ○早く書き上げる生徒もいる。 ○前にでて板書させる。 ○板書「する」ように持っていくには。 ○今回はお願いする。 ○気持ちよく書いてくれる。 ○嫌がったらどうするか。 ○ちょっと前の私なら「いいかかいいから、ほれ書いてきて」という。 ○明日はいわない。誰もかいてくれなければ自分で書く。 ○なかなか書けない雰囲気を細分化する。 ○時間30秒前、そっと指名する。 ○指名された生徒が板書する。 ○それをみながらノートに書く生徒もいる。 ○書いている間、全体を見渡す。 ○その間何をしているのだろう。 ○おしゃべりを始める生徒もでる。 ○隣の生徒と見比べる生徒もいる。 ○暇をもてあそび机に伏せる生徒もいる。 ○生徒の姿を記録し、次の授業で手を打つ。 ○どんな姿を見せてくれるだろう。 ○書き終わった生徒の板書をみながら、「はい、ありがとう」。 ○板書は、 「式からxとyが整数値となる2つ座標を点を求めて、グラフ用紙に書き、線を引 く」だろう。 ○時間は過ぎている。 ○全員黒板を向きなさい。 ○それでもまだ指示は必要だろう。 ○「手にものを持たないで」「目をこちらに向けて」・・・。 ○ここは、今後抜いていくところだ。 ○全員の目が「スッと」こちらを向く。 ○一言「聞く姿ができた」 ○「聞いてよかった」と感じさせなければ。 ○理解させないと。 ○自分でできたという体験をさせないと。 Dまとめをもとに問題に取り組む。 ○生徒の板書の内容を分ける。 ○これからみんながやることを1つ1つ分けて考えてみよう。 ○まず、@なぜ、整数値なのか。 A整数値となる座標を2つ求める。 B点をとる。 C定規で線を引く。 D名前を付ける。 ○これをノートしやすいように板書する。 ○手が動きそうな生徒がでる。 ○「おお、ちょっと待てよ!! んん・・、いいぞいいぞ、書きたくなったな」 ○1つだけ聞いて、「@ができたら先生まで持ってくること」「できた人はワークの p39−5」をやること。 ○ワークページは黒板の隅に板書する。 ○始めてください。 ○タイマーを8分にセットする。 ○意欲的に始めてくれる生徒は? ○隣をみたり、後ろを見たりする生徒は? ○わかっていない生徒はどうするか。 ○机間指導する。 ○ヒントを与える。 ○(1、1/3)とノートに書いてやって、「正確にとれる?」といってやる。 ○答えは単純、「グラフ用紙に正確に点をとるため」、単純だから書けない。 ○「分数、小数だと正確に点を取れないから」がでるか。 ○@ができて、持ってくる生徒がでる。 ○当たっていたら○、ちょっとニュアンスが違っていたら、修正してやる。 ○持ってきたら次に進めるような手を打つ。×はつけない。 ○早い生徒と遅い生徒は4分の差はでるだろう。 ○まだ持ってこれない生徒にいく。 ○最後は教えてやる。 ○3人はいるだろうな。 ○クラスによって違うな。 ○1組は2人、2組は5人、3組は4人。 ○隣の人を見て写してくる生徒もいるだろう。 ○よしとする。 ○全員みる。 ○生徒はどうしている。 ○Aにすすんでいる。 ○できている。 ○ワークに取り組んでいる。 ○遊んでいる生徒はいるか。 ○机にうつぶせになっている生徒はいるか。 ○いたらその生徒はどういう状態なのか。 ○全部できて暇なのか。 ○わからなくておもしろくないのか。 ○これはいる。 ○Aは難しい。 ○ヒントをどうあたえる? ○表を書いてやる。 ○xの値も入れてやる、「yの値を求めてごらん」。 ○分数のかけ算だからなあ。 ○ここでつまずくなあ。 ○ん・・・・・。 ○時間もないぞ。 ○同じ生徒に張り付くな。 ○忙しいぞ。 ○分数のところは教えてやれ。 ○机間指導をする。 ○つまずきを見つける。 ○Aができたらできる。 ○問題はAだ。 ○タイマーがなる。 ○終わっているだろうか。 ○ワークができる生徒がいる。 ○板書を頼む。ここも次のレベルまで持っていきたい。 ○自分からでて板書する生徒の姿がみたい。 ○どう手を打てばいいか。 ○「出しゃばり屋」がポイントだ。 E取り組んだ問題を全員で考える。 ○生徒の板書をもとに説明に入る。 ○ポイントはAだ。 ○「算数リレー説明」を参考にやってみる。 ○どう書いてくれるだろうか、でもやってみる。 ○勘で求めました、がでるな。特にxの値。 ○認める、やろうとして出した答えはすべて認める。 ○数学は「結果すべてか」、それまでの「やろうとした」ことだけでも認める。 ○そういうとき、どう認めてやるか。 ○間違いも認める。 ○目に見えないものが将来残るんだ。例を挙げて認める。これは自信があるぞ。 ○説明はくどくならないように。テンポよく。 ○「ここは、わからない人がいるよ」 ○「もう少し、わかりやすく」 ○わかりづらいところ、例を示す。 ○机間指導でみつけたつまずきを紹介しながらすすめる。 ○教師側の説明も準備しておく。 ○表を提示する。 ○表をつくるのもいいですね。 ○x│1│2│3│4│5│6 y│ │ │ │ │ │ ○整数になったところを縦にまるで囲み、「この2点をグラフ用紙にとります」 *明日、具体的に書きます。 ○Bは、確認だけにする。 ○Aで見つけた2点をとります。 ○(1、2)は、こうです。0から出発し、矢印でたどり着く。座標をとれない 生 徒もいるので。 ○このように定規で線を引きます。 ○名前を付けていますね。 ○まるをつけてやる。 ○できた人は、まるをつけなさい。 ○質問はありませんか。 ○でないな。 ○まずは、全体に指示を与えておこう。 ○Gにいく。 G類題で定着を図る。 ○p54−Fのグラフを同じグラフ用紙に書きなさい。 ○できた人は、先生まで持ってきなさい。 ○できた人用の問題を提示しておく。 ○できた人は、 Step1 教卓からグラフ用紙を持っていく。 Step2 教科書p54の練習を解く。 ○黒板にノートの書き方を書いておく。 ○グラフの貼るところも書いておく。 ○終了5分前までタイマーをセット。 ○Fの問題に机間指導。わからない生徒にヒント。 ○持ってきた生徒には、○か×をつけてやる。 ○机の間をまわっている。 ○生徒がノートを持ってくる。 ○すぱっと採点をする。 ○×の生徒には「んん、ここおしい」。 ○できない生徒をどうするのか。 ○タイマーなる。 ○机間指導でヒントを与える。 ○どうやってヒントを与える。 ○代わりに書いてやる(最低の生徒への対応)。 ○これはかなり大変だぞ。 ○Fの説明技術の評価。 ○つまずいているところを解消してやる。 ○今日の授業で何人できるようになったか。 ○誰ができなかったか。 ○できない生徒はどうするのか。 ○「終了5分前」に手を打つ。 ここまで、終了5分前。 *明日、記録を書きます。おそらく、生徒がいろいろ教えてくれます。 *「授業5分前」も課題が解決していません。続けます。 *今は「弱い者いじめをしない授業づくり」がキーワードになっています。書いてい ると頭から離れないようになっています。 日頃何気なく、教師が「生徒いじめ」を・・・・・。頭の中が葛藤してきましたが、 見通しは明るいです。 ◆返信 A先生 こんばんは。 いよいよ、中心部分に入ってきましたね。 私は、数学が大大大大大嫌いなんです。いい先生に巡り会わなかった不幸を感 じます。 私のような子を増やさないように、「数学っておもしろいな」と思う子を増や してくださいませ。 なお、数学についてはよくわかりませんので。 あらかじめご了承ください。 > 学 年 2年 > 時 間 7 > 小単元 2点を決めてグラフを書く方法 > 授業予定案です、明日記録を書きます。 > 「授業5分前」と平行して取り組みます。 > よろしくお願いします。 →「平行」は「並行」だと思うんですけど。 > <流れ> > ──────────────────────────────────── > @問題提示 y=3/2x−1/2のグラフの書き方 > ↓ > A今までの方法では不正確であることを気づかせる。 →どうやって氣づかせるのですか 発問または指示を書いておくといいと思います。 「氣づかせる」「知らせる」「教える」「理解させる」などを使い分けてく ださい。 > ↓ > Bどうすればいいだろう?と考えさせる。 →これって難しすぎませんか。 考える拠点があるのでしょうか。 何に目をつけたらいいか。 どこを見れば、不正確だとわかるか くらべるものがなくてもわかるのでしょうか。 > ↓ > Cまとめたことを発表する。 →まとめる? はっぴょうするなら、ばらけるのではないですか。 自分の考えをまとめるということでしょうね。 > グラフ用紙に正確にとれる点は整数であることに気づかせる。 →どうしたらそれに氣づくでしょうか。 その手だては? > ↓ > Dまとめをもとに問題に取り組む。 →「もとに」とは、自分のまとめのことですか。 発表された意見をまとめたものということでしょうね。 > ↓ > E取り組んだ問題を全員で考える。 →今までも考えているのではないですか。 よくわかりません。 > ↓ > F類題で定着を図る。 →例題をどれくらい理解しているでしょうね。 類題以前にすべきことがあるように思います。 > ──────────────────────────────────── > > @問題提示 > ○前の時間のノートを開きなさい。 > ○全体をみわたす。 > ○ノートを全員が開いたか。 > ○教科書p54を開きなさい。 →ここまでは、黙っていてもできるように育ててください。 > ○上から16行目まで、声を出して読みましょう。 > ○ノートに写しなさい。 > ○<p54−例題2> > y=3/2x−1/2のグラフの書き方を覚える。 →覚えるポイントは? グラフを書くとき氣をつけることは 落としていけないことは どこから書くのか > > A今までの方法では解けないことを知る。 →徒から声が出るといいですね。 今まで習った方法を使っていることをほめましょう。 習ったことを使って考える すばらしい。 ↓ しかし、人生同様、新たな問題が発生する。 それは、今までの方法では解けないこと多し。 そんなとき、君たちはどうする。 例を出すと、わかりやすいと思います。 > ○板書 (1)問題点 「切片は1/2でy座標に正確にとれない」 > > > Bどうすればいいだろう?と考えさせる。 →失礼ながら、安易だと思います。 わからない子にとってはまったくわからないのでは? > ○板書 (2)どうすればいいだろうか? > ○発問:今読んだところにポイントが書いてあります、ノートに書きなさい。 →これはポイントですか。ヒントですか。 > ○3分です。 > ○生徒の板書する場所を書いておく。 > ○書けない生徒がいる。 →どれくらいいるでしょうね。 > ○机間指導をする。 > ○教科書のポイントに指を当ててやる。 →それを見ればわかるのでしょうか。 見てもわからない子をどうしますか。 > > Cまとめたことを発表する。 > ○早く書き上げる生徒もいる。 > ○前にでて板書させる。 > ○板書「する」ように持っていくには。 > ○今回はお願いする。 > ○気持ちよく書いてくれる。 > ○嫌がったらどうするか。 > ○ちょっと前の私なら「いいかかいいから、ほれ書いてきて」という。 →これもいいと思います。 > ○明日はいわない。誰もかいてくれなければ自分で書く。 > ○なかなか書けない雰囲気を細分化する。 > ○時間30秒前、そっと指名する。 →心の準備をさせるのですね。 > ○指名された生徒が板書する。 > ○それをみながらノートに書く生徒もいる。 →よくわからない子にとって、いい勉強方法です。 > ○書いている間、全体を見渡す。 > ○その間何をしているのだろう。 > ○おしゃべりを始める生徒もでる。 > ○隣の生徒と見比べる生徒もいる。 > ○暇をもてあそび机に伏せる生徒もいる。 →終わったらどうするかを指示しておく。 これが第一段階。 ↓ 生徒自身が終わったらやることがわかっている。→それを実行する。 ここまでもっていきましょう。だんだんと。 > ○生徒の姿を記録し、次の授業で手を打つ。 > ○どんな姿を見せてくれるだろう。 > ○書き終わった生徒の板書をみながら、「はい、ありがとう」。 > ○板書は、 > 「式からxとyが整数値となる2つ座標を点を求めて、グラフ用紙に書き、線を引 > く」だろう。 →こうすんなり行くでしょうか。 この説明で、全員わかるのでしょうか。 > ○時間は過ぎている。 > ○全員黒板を向きなさい。 > ○それでもまだ指示は必要だろう。 > ○「手にものを持たないで」「目をこちらに向けて」・・・。 > ○ここは、今後抜いていくところだ。 > ○全員の目が「スッと」こちらを向く。 > ○一言「聞く姿ができた」 > ○「聞いてよかった」と感じさせなければ。 > ○理解させないと。 > ○自分でできたという体験をさせないと。 →実行あるのみ。 > > Dまとめをもとに問題に取り組む。 > ○生徒の板書の内容を分ける。 > ○これからみんながやることを1つ1つ分けて考えてみよう。 →これはわかりやすいと思います。 > ○まず、@なぜ、整数値なのか。 > A整数値となる座標を2つ求める。 →どうして2つなのか、全員がわかっていますか。 > B点をとる。 > C定規で線を引く。 > D名前を付ける。 →名前は最後なんですか? 最初に書くメリット、デメリットは。 最後に書くメリット、デメリットは。 > ○これをノートしやすいように板書する。 →私の場合、きちんと教えますね。 グラフを書く順番を。 > ○手が動きそうな生徒がでる。 > ○「おお、ちょっと待てよ!! んん・・、いいぞいいぞ、書きたくなったな」 > ○1つだけ聞いて、「@ができたら先生まで持ってくること」「できた人はワークの > p39−5」をやること。 →終わったらどうするか、課題を与えました。 > ○ワークページは黒板の隅に板書する。 > ○始めてください。 →始めなさい でしょうね。 > ○タイマーを8分にセットする。 > ○意欲的に始めてくれる生徒は? > ○隣をみたり、後ろを見たりする生徒は? > ○わかっていない生徒はどうするか。 > ○机間指導する。 > ○ヒントを与える。 > ○(1、1/3)とノートに書いてやって、「正確にとれる?」といってやる。 →この場合の「正確」という意味がわかっているでしょうか。 > ○答えは単純、「グラフ用紙に正確に点をとるため」、単純だから書けない。 > ○「分数、小数だと正確に点を取れないから」がでるか。 →正確以外のほうがわかりやすいかもしれませんね。言葉の問題。 A先生の使っている「正確」は不正確という感じがします。 正確の中身がわかればいいのですが。 > ○@ができて、持ってくる生徒がでる。 > ○当たっていたら○、ちょっとニュアンスが違っていたら、修正してやる。 > ○持ってきたら次に進めるような手を打つ。×はつけない。 →黙って×をつける方法もありますが。 > ○早い生徒と遅い生徒は4分の差はでるだろう。 > ○まだ持ってこれない生徒にいく。 > ○最後は教えてやる。 > ○3人はいるだろうな。 > ○クラスによって違うな。 > ○1組は2人、2組は5人、3組は4人。 > ○隣の人を見て写してくる生徒もいるだろう。 →「わからないとき、あきらめない」ということです。 友だちを信頼しているから見るんだね。 隠すような友だちではないと思っている。 困っている自分を助けてくれると思っている。 見せてあげたことに対して 友だちが困っているときに助けた。 自分がよければよしとしていない。 など。 > ○よしとする。 > ○全員みる。 > ○生徒はどうしている。 > ○Aにすすんでいる。 > ○できている。 > ○ワークに取り組んでいる。 > ○遊んでいる生徒はいるか。 > ○机にうつぶせになっている生徒はいるか。 > ○いたらその生徒はどういう状態なのか。 > ○全部できて暇なのか。 →わたしなら、解き方を文章と図で書かせます。 説明の練習をさせます。 > ○わからなくておもしろくないのか。 > ○これはいる。 > ○Aは難しい。 > ○ヒントをどうあたえる? →実践することにより、どんなヒントが必要かわかってくると思います。 > ○表を書いてやる。 > ○xの値も入れてやる、「yの値を求めてごらん」。 →わからない子はわからないのです。 全部やってみせる。→いっしょにやる。 →ヒントを与えながら解かせる。 →やらせる。見ていてつまずきそうなところがあったらヒントをいう。→やらせ る。 これくらいのステップは必要でしょうね。 > ○分数のかけ算だからなあ。 > ○ここでつまずくなあ。 > ○ん・・・・・。 > ○時間もないぞ。 > ○同じ生徒に張り付くな。 > ○忙しいぞ。 > ○分数のところは教えてやれ。 →これは、できたらあらかじめ教えておくといいですね。 > ○机間指導をする。 > ○つまずきを見つける。 > ○Aができたらできる。 > ○問題はAだ。 > ○タイマーがなる。 > ○終わっているだろうか。 > ○ワークができる生徒がいる。 > ○板書を頼む。ここも次のレベルまで持っていきたい。 > ○自分からでて板書する生徒の姿がみたい。 > ○どう手を打てばいいか。 > ○「出しゃばり屋」がポイントだ。 →このへんは、生徒が育ってくると教師は何もしなくても授業が進みます。> > > E取り組んだ問題を全員で考える。 > ○生徒の板書をもとに説明に入る。 →もと がよくわかりません。 わからない子にとっては、「もと」になるのでしょうか。 > ○ポイントはAだ。 > ○「算数リレー説明」を参考にやってみる。 →ぜひ、やらせてみてください。 できたらたいしたものです。 > ○どう書いてくれるだろうか、でもやってみる。 > ○勘で求めました、がでるな。特にxの値。 > ○認める、やろうとして出した答えはすべて認める。 > ○数学は「結果すべてか」、それまでの「やろうとした」ことだけでも認める。 > ○そういうとき、どう認めてやるか。 > ○間違いも認める。 > ○目に見えないものが将来残るんだ。例を挙げて認める。これは自信があるぞ。 > ○説明はくどくならないように。テンポよく。 →そうです。発言したそのこと自体が尊いのです。 > ○「ここは、わからない人がいるよ」 > ○「もう少し、わかりやすく」 →「もう少し、わかりやすく」は、とてもわかりにくいです。 「どこがわからない」と聴くといいと思います。 > ○わかりづらいところ、例を示す。 →その(例)を書いてほしいです。 > ○机間指導でみつけたつまずきを紹介しながらすすめる。 →なぜつまずいたのか、プラスの説明をするといいですね。 そうすると、生徒は少しずつ失敗を恐れなくなっていきます。 > ○教師側の説明も準備しておく。 →それは当然です。 できるけどやらないのです。 > ○表を提示する。 > ○表をつくるのもいいですね。 →どうして表をつくるのがいいのか? 「も」ということは、他にもっといい方法があるよということ。 > ○x│1│2│3│4│5│6 > y│ │ │ │ │ │ > ○整数になったところを縦にまるで囲み、「この2点をグラフ用紙にとります」 →これは具体的です。 > *明日、具体的に書きます。 > ○Bは、確認だけにする。 →確認とはどういうことか。 何をするのか。 だれが何のために確認するのか。 > ○Aで見つけた2点をとります。 > ○(1、2)は、こうです。0から出発し、矢印でたどり着く。座標をとれない 生 > 徒もいるので。 →(例)を出してあげるといいですね。 > ○このように定規で線を引きます。 →どうして定規を使うのか。(例) > ○名前を付けていますね。 →名前をつける意味は > ○まるをつけてやる。 > ○できた人は、まるをつけなさい。 > ○質問はありませんか。 →質問がでるようになったら、生徒に力がついた証拠。 「わからないところはありませんか」でしょうね。 ない場合、私は怖いですね。「それでは、説明してもらいましょう」 「わかったということは、説明できるということです」と、説明させます。 そのうち、子どもたちは「わかった」といわなくなります。杉渕学級の場 合ですけど。 > ○でないな。 →まずでないでしょうね。 > ○まずは、全体に指示を与えておこう。 > ○Gにいく。 > > > G類題で定着を図る。 →「定着」の意味を考えましょう。 早々簡単に使える言葉ではありません。 例題で、おぼろげながら何をするかがわかった。 意味はわかっていない。 という段階では。 > ○p54−Fのグラフを同じグラフ用紙に書きなさい。 > ○できた人は、先生まで持ってきなさい。 > ○できた人用の問題を提示しておく。 →グラフづくりのポイントを書かせる。 解き方を書かせる。 間違いやすい点を書かせる。 など。 > ○できた人は、 > Step1 教卓からグラフ用紙を持っていく。 > Step2 教科書p54の練習を解く。 > ○黒板にノートの書き方を書いておく。 > ○グラフの貼るところも書いておく。 > ○終了5分前までタイマーをセット。 > ○Fの問題に机間指導。わからない生徒にヒント。 > ○持ってきた生徒には、○か×をつけてやる。 > ○机の間をまわっている。 > ○生徒がノートを持ってくる。 > ○すぱっと採点をする。 > ○×の生徒には「んん、ここおしい」。 > ○できない生徒をどうするのか。 > ○タイマーなる。 > ○机間指導でヒントを与える。 > ○どうやってヒントを与える。 > ○代わりに書いてやる(最低の生徒への対応)。 > ○これはかなり大変だぞ。 →そうでしょう。これをやるかどうかがポイントです。 わかれ目です。 > ○Fの説明技術の評価。 > ○つまずいているところを解消してやる。 →どうやって? > ○今日の授業で何人できるようになったか。 > ○誰ができなかったか。 > ○できない生徒はどうするのか。 →これを考えると、授業の組立か他が変わってきます。 > ○「終了5分前」に手を打つ。 > →いろいろやってみてください。 > ここまで、終了5分前。 > > *明日、記録を書きます。おそらく、生徒がいろいろ教えてくれます。 →その通りです。 あなたの先生は生徒です。 > *「授業5分前」も課題が解決していません。続けます。 →すぐにできるほど甘いものではありません。 あせらずに。 > > *今は「弱い者いじめをしない授業づくり」がキーワードになっています。書いてい > ると頭から離れないようになっています。 →自分のといういみですか? できない子をできるようにしない →私は、これが最もひどい弱い者いじめ だと思っています。 「できない」子ができるようになったとき、その子もまわりの子も変わります。 > 日頃何気なく、教師が「生徒いじめ」を・・・・・。頭の中が葛藤してきましたが、 > 見通しは明るいです。 →がんばりましょう。 明日から、新しい挑戦。 ------------------------------------------------------------ 杉渕先生へ 「授業5分前」 ステップ1 ○1つの流れをまとめました。 ○「生徒の立場」を考えて、実践の中を通して肉付けしていきます。 《流れ》 ──────────────────────────────────── @5分前に教室へ向かう。 ↓ A力だめしを持っていく。(1年生は教室にある) ↓ B教室に行くまで何を考えるか。 ↓ C廊下を歩く。何をするか。 ↓ D教室に入ろうとする。何をみるか。 ↓ E教室へはいる。どうはいるか。 ↓ F教室へ入ったら、まず何をするか。しながら何をみるか。 ↓ G自分の道具の準備をしながらも何をみるか。 ↓ H1分前、力だめしを配る。何をみるか。 ↓ Iタイマーをセットする。生徒の板書用の枠をつくる。 ↓ Jそこから何をみるか。机間指導で何をするか。 ↓ Kタイマーがなる。生徒はどうするか。 ↓ L板書をみて、教師が説明の中心になる。 わからない生徒のために何をするか。 ↓ M評価する。どう評価するか。 ↓ N治療プリントを配る。 ・3分。 ・まるつけ。 ──────────────────────────────────── 教師をしてはじめてつくりました、心から感謝します。 さらに改良していきます。 ---------------------------------------------------------------- 杉渕先生へ 「授業5分前」 2年2組 ○5分前に職員室をでる。 ○教科連絡の生徒にプリントのある場所を教える。 ○ここからプリントを持っていくことを教える。 ○「教室の時計が45分になったら力だめしを配る」ことをお願いする。 ○「はい」 ○「お願いします」 ○一緒に教室へ向かう。 ○大川君とこんにちは。 ○3年女子2人とあいさつ。 ○2階廊下は誰もいない。 ○教室の近くまで行く。 ○自分の時計で3分前。 ○生徒が2/3ぐらいは席に着いている。 ○入る。 ○こんにちは。 ○教卓の周りにいた男子生徒が2人、あいさつをしてくれる。 ○黒板に英語が書いてある。 ○日直が消している。 ○消しはじめである。 ○一緒に手伝う。 ○横に一直線に消す。 ○生徒は一つ一つ丁寧に消している。 ○「んん・・、ていねいだね」 ○一緒に拭く。 ○黒板拭きをきれいにする。 ○祢津さん「もう配っていいですか」 ○「教室の時計が45分になった?」 ○「もう少し」 ○「先生、配っていいですか」 ○「おお、45分になったかな」 ○プリントを配りはじめる。 ○生徒は1人いない。 ○前の生徒に配りおわったころに、全員そろう。 ○机の上を見る。道具が準備されている。全員されている。 ○タイマーは自分がセットする。 ○2分30秒。 ○黒板に枠を記入する。 ○早くできた生徒用に問題を3問書く。 ○1年の落ち込み、方程式。 ○3x=12、−4x=−16、−x/2=−6。 ○机間指導をする。 ○祢津さん、「32÷4」でつまずく。 ○4│ 32の解き方を示す。 ○4と何を掛けると32になるの? ○この生徒は九九は全部いえる。 ○少し考えて8。 ○諏訪部君、−32÷4−3から書けていない。 ○−32÷4はいくつ? ○−8といえた。すぐにいえたな。 ○−8−3で? ○つまずく。 ○−8|−3→借金8万円と借金3万円で? ○借金11万円。 ○借金は+?−?。 ○「−」。 ○答えを書いてごらん。 ○−11。 ○「よし、まる」。 ○2人に教えてタイマーなる。 ○でた。 ○男子4人。 ○なんと女子2人がでた。 ○はじめてでた。 ○連れ添ってでた。 ○杏奈さんと田賀さん。 ○全体の様子を見た。 ○ニコニコして眺めている。 ○うれしかった。 ○でてくれた意味を考えた。 ○考える暇もなかった。 ○「先生、名前書いていい?」と、すかさず前にでた尾形君が言う。 ○「いいぞ」。 ○黒板に「by オガロー」と書いている。 ○周囲をみる。クスクス笑いが起こる。 ○尾形君はクラスの人気者。 ○「なんで、オガローなの?」 ○一番前の佐藤君がかわりに答えた。 ○「イチローとかのまねだよ」 ○尾形君は野球部だった。 ○なるほど。 ○有名人にあやかりたい。 ○「野球が上手になりたいんだね」。 ○175cm、80kgの彼がうなずく。 ○「がんばれ」 ○残りの生徒が板書している間に、筆入れの準備をみた。 ○前の時間に指示したこと。 ○筆入れの前に、鉛筆、赤ペン、消しゴム、定規。 ○でていない生徒が男子にいる。6人の筆入れから出してやる。 ○「これとこれと、出しておくんだよ」 ○これは続ける。 ○まだいたが、板書し終わった。 ○次にだしてやろう。 ○「はい、ありがとう」 ○ここまで、問題を全部解き終わった生徒31人だったな。 ○できていない生徒4人。 ○2人は祢津さんと諏訪部君。 ○祢津さんは、黒板の板書を写した。 ○諏訪部君は、@だけ。 ○次は、離れるとき課題を与えよう。 ○裏に問題を全部写してごらん。 ○もう2人は、真君と有さん。 ○真君は、表は全部できている。裏の問題は写しただけ。 ○沖田さんは、裏の問題と@Bを解いている。 ○「まるつけをします」。 ○全体をみた。 ○ちょっとざわついている。 ○普通の声で指示が通る。 ○全員が持つまで待つ。 ○静かになる。 ○「はい、@」 ○−12÷4−3。 ○「=−6」と書いてある。 ○この答えがでるまで、途中どういう考え方をしたんだろうか。 ○過程が大切だ。 ○スポーツだってそうだろ。 ○サッカーですごいシュートができても将来に残らないな。 ○大切なのは「すごいシュートが打てる」までの努力だね。それが残るんだ。 ○それと、わからない人がいるかもしれないよ。 ○わからない人がわかるように書いてやるのも親切心だね。 ○祢津さんに教えたとおりに説明する。 ○生徒の顔が真剣だった。 ○隣とおしゃべりする生徒はいなかった。 ○また、うれしくなる。 ○Aこの問題は間違いが多かった、19人はミス。 ○n=3(a−m)をmについて解きなさい。 ○田賀さんの板書だ。 ○n=3a−3m → 3a−3m=n → −3m=n−3a → m=−(n−3a)/3 ○彼女のいいところを見つけた。 ○前、教えたとおりに解いている。 ○mが右辺にあるから、式をひっくり返してから計算しなさい、を守っていた。 ○そこをほめた。 ○「教えたとおりにやってくれましたね」 ○「こういう答えもありました」、机間指導で見つけておいた。 ○m=n−3a/−3。 ○どうかな? ○「分母に−がついている」、尾形君。 ○その通りです。 ○分母に−はつけません。 ○例を示す、4÷(−2)=−4/2と書きます。 ○m=(n−3a)÷(−3)のことですから、 m=−(n−3a)/3と書きます。 (実際は分数の線の前についている) ○ここは、ゆっくり書きながら、ゆっくり話す。 ○考え方が連動しているから。 ○つまり、式の変形が3つあるから。 ○田賀さんの解法はいっきに−3で割っていますね。 ○こうしたら、どうですか。 ○−3m=n−3a 両辺を3で割る −m=(n−3a)/3 両辺に−を掛ける m=− (n−3a)/3。 ○黒板に−2m=a−bを書く。 ○プリントのあいているところにやってごらん。 ○1分、机間指導。 ○2人ができない。 ○祢津さん、書いてミス。 ○両辺を2でわるところが理解できていない。 ○a−bをまるで囲んでやった。 ○−2m/2=(a−b)/2 →左辺を約分。 ○ここまで。 ○諏訪部君、書けない。 ○書いてやった。 ○答えは、m=−(a−b)/2です。 ○まるをつけた人? ○5秒ぐらい待った。 ○諏訪部君も手を挙げる。 ○全員手を挙げる。 ○B(18xy−6x)÷(−3x) ・ ・ ○裏の問題をやった人は、まるをつけなさい。 ○@Aは、まるだけをつける。 ○B−x/2=−6。 ○「はい、顔を上げて、赤ペンを置きなさい」。 ○田賀さんが書いてくれた表のAと同じです。 ○両辺に2を掛けます。 ○−x=−12。 ○両辺に−1を掛けます。 ○x=12。 ○「過程が大切です」。 ○学級委員の人、在籍報告をお願いします。 ○ここまで、13分。 よろしくお願いします。 平成11年9月20日(月) 酒田五中 黒石 淳 ◆返信 A先生 こんばんは。 > 「授業5分前」 > 2年2組 > > ○5分前に職員室をでる。 > ○教科連絡の生徒にプリントのある場所を教える。 > ○ここからプリントを持っていくことを教える。 > ○「教室の時計が45分になったら力だめしを配る」ことをお願いする。 > ○「はい」 > ○「お願いします」 > ○一緒に教室へ向かう。 > ○大川君とこんにちは。 > ○3年女子2人とあいさつ。 > ○2階廊下は誰もいない。 > ○教室の近くまで行く。 > ○自分の時計で3分前。 > ○生徒が2/3ぐらいは席に着いている。 > ○入る。 > ○こんにちは。 > ○教卓の周りにいた男子生徒が2人、あいさつをしてくれる。 > ○黒板に英語が書いてある。 > ○日直が消している。 > ○消しはじめである。 > ○一緒に手伝う。 > ○横に一直線に消す。 > ○生徒は一つ一つ丁寧に消している。 > ○「んん・・、ていねいだね」 > ○一緒に拭く。 > ○黒板拭きをきれいにする。 > ○祢津さん「もう配っていいですか」 > ○「教室の時計が45分になった?」 > ○「もう少し」 > ○「先生、配っていいですか」 > ○「おお、45分になったかな」 →時間になるまでに配っておくのも手です。 子どもが配りたいのならいいのでは。 前時の終わりに配っておく。という手もあります。 > ○プリントを配りはじめる。 > ○生徒は1人いない。 > ○前の生徒に配りおわったころに、全員そろう。 > ○机の上を見る。道具が準備されている。全員されている。 > ○タイマーは自分がセットする。 > ○2分30秒。 > ○黒板に枠を記入する。 > ○早くできた生徒用に問題を3問書く。 > ○1年の落ち込み、方程式。 > ○3x=12、−4x=−16、−x/2=−6。 > ○机間指導をする。 > ○祢津さん、「32÷4」でつまずく。 > ○4│ 32の解き方を示す。 > ○4と何を掛けると32になるの? > ○この生徒は九九は全部いえる。 > ○少し考えて8。 > ○諏訪部君、−32÷4−3から書けていない。 > ○−32÷4はいくつ? > ○−8といえた。すぐにいえたな。 > ○−8−3で? > ○つまずく。 > ○−8|−3→借金8万円と借金3万円で? > ○借金11万円。 > ○借金は+?−?。 > ○「−」。 > ○答えを書いてごらん。 > ○−11。 > ○「よし、まる」。 > ○2人に教えてタイマーなる。 > ○でた。 > ○男子4人。 > ○なんと女子2人がでた。 > ○はじめてでた。 →よかったですね。 > ○連れ添ってでた。 →これが普通の女の子です。 赤信号みんなでわたれば です > ○杏奈さんと田賀さん。 > ○全体の様子を見た。 > ○ニコニコして眺めている。 > ○うれしかった。 > ○でてくれた意味を考えた。 →後で考えましょう。 どうして今日は出たのか。 出る場合と出ない場合、データの集積を測りましょう。 > ○考える暇もなかった。 > ○「先生、名前書いていい?」と、すかさず前にでた尾形君が言う。 > ○「いいぞ」。 > ○黒板に「by オガロー」と書いている。 →こういうのがいいと思います。 フェイスマークを書くのもいいと思います。例えば、(^o^) > ○周囲をみる。クスクス笑いが起こる。 > ○尾形君はクラスの人気者。 > ○「なんで、オガローなの?」 > ○一番前の佐藤君がかわりに答えた。 > ○「イチローとかのまねだよ」 > ○尾形君は野球部だった。 > ○なるほど。 > ○有名人にあやかりたい。 > ○「野球が上手になりたいんだね」。 > ○175cm、80kgの彼がうなずく。 > ○「がんばれ」 > ○残りの生徒が板書している間に、筆入れの準備をみた。 > ○前の時間に指示したこと。 > ○筆入れの前に、鉛筆、赤ペン、消しゴム、定規。 > ○でていない生徒が男子にいる。6人の筆入れから出してやる。 > ○「これとこれと、出しておくんだよ」 > ○これは続ける。 > ○まだいたが、板書し終わった。 > ○次にだしてやろう。 > ○「はい、ありがとう」 > ○ここまで、問題を全部解き終わった生徒31人だったな。 > ○できていない生徒4人。 > ○2人は祢津さんと諏訪部君。 > ○祢津さんは、黒板の板書を写した。 > ○諏訪部君は、@だけ。 > ○次は、離れるとき課題を与えよう。 > ○裏に問題を全部写してごらん。 > ○もう2人は、真君と有さん。 > ○真君は、表は全部できている。裏の問題は写しただけ。 > ○沖田さんは、裏の問題と@Bを解いている。 > ○「まるつけをします」。 > ○全体をみた。 > ○ちょっとざわついている。 > ○普通の声で指示が通る。 > ○全員が持つまで待つ。 > ○静かになる。 > ○「はい、@」 > ○−12÷4−3。 > ○「=−6」と書いてある。 > ○この答えがでるまで、途中どういう考え方をしたんだろうか。 > ○過程が大切だ。 > ○スポーツだってそうだろ。 > ○サッカーですごいシュートができても将来に残らないな。 > ○大切なのは「すごいシュートが打てる」までの努力だね。それが残るんだ。 > ○それと、わからない人がいるかもしれないよ。 > ○わからない人がわかるように書いてやるのも親切心だね。 > ○祢津さんに教えたとおりに説明する。 > ○生徒の顔が真剣だった。 > ○隣とおしゃべりする生徒はいなかった。 > ○また、うれしくなる。 > ○Aこの問題は間違いが多かった、19人はミス。 →ここがチャンスです。 ミスしやすいのはどうしてか。 それを突き詰めないと、いつまで立ってもミスをします。 > ○n=3(a−m)をmについて解きなさい。 > ○田賀さんの板書だ。 > ○n=3a−3m → 3a−3m=n → −3m=n−3a > → m=−(n−3a)/3 > ○彼女のいいところを見つけた。 > ○前、教えたとおりに解いている。 > ○mが右辺にあるから、式をひっくり返してから計算しなさい、を守っていた。 > ○そこをほめた。 > ○「教えたとおりにやってくれましたね」 →これで終わってはいけません。 現象をほめているだけです。 > ○「こういう答えもありました」、机間指導で見つけておいた。 > ○m=n−3a/−3。 > ○どうかな? > ○「分母に−がついている」、尾形君。 > ○その通りです。 > ○分母に−はつけません。 > ○例を示す、4÷(−2)=−4/2と書きます。 > ○m=(n−3a)÷(−3)のことですから、 > m=−(n−3a)/3と書きます。 > (実際は分数の線の前についている) > ○ここは、ゆっくり書きながら、ゆっくり話す。 > ○考え方が連動しているから。 > ○つまり、式の変形が3つあるから。 > ○田賀さんの解法はいっきに−3で割っていますね。 > ○こうしたら、どうですか。 > ○−3m=n−3a > 両辺を3で割る −m=(n−3a)/3 > 両辺に−を掛ける m=− (n−3a)/3。 > ○黒板に−2m=a−bを書く。 > ○プリントのあいているところにやってごらん。 > ○1分、机間指導。 > ○2人ができない。 > ○祢津さん、書いてミス。 > ○両辺を2でわるところが理解できていない。 > ○a−bをまるで囲んでやった。 > ○−2m/2=(a−b)/2 →左辺を約分。 > ○ここまで。 > ○諏訪部君、書けない。 > ○書いてやった。 →先生の使う「始めてください」とくらべてください。 どうして、「始めてください」というのに、この場合は「書いてやった」 なのですか。「書かせていただいた」となるんじゃないですか。 矛盾に氣づいていますか。 このことを私はいっているのです。 一貫していないのです。 > ○答えは、m=−(a−b)/2です。 > ○まるをつけた人? > ○5秒ぐらい待った。 > ○諏訪部君も手を挙げる。 > ○全員手を挙げる。 > ○B(18xy−6x)÷(−3x) > ・ > ・ > ○裏の問題をやった人は、まるをつけなさい。 > ○@Aは、まるだけをつける。 > ○B−x/2=−6。 > ○「はい、顔を上げて、赤ペンを置きなさい」。 > ○田賀さんが書いてくれた表のAと同じです。 > ○両辺に2を掛けます。 > ○−x=−12。 > ○両辺に−1を掛けます。 > ○x=12。 > ○「過程が大切です」。 > ○学級委員の人、在籍報告をお願いします。 > ○ここまで、13分。 > →もっと、自分で分析しましょう。 頭が痛くなるくらい考えていますか? 私に頼るのは安易です。 自分でとことん考えないと、私がいったことはわからないと思います。 実感として。 授業記録の3倍は厳しいかな。せめてノート1ページ分は分析しましょう。 とことん考えること これが実力をつける最捷径です。 ------------------------------------------------------------ ---------------------------------------------------------------- 杉渕先生 「授業5分前」記録 2年生 ○会議室で次の授業の「変化の割合=傾き」の説明を復習する。 ○説明を細かく分解したノートをみる。 ○口で言う。 ○みないで言う。 ○5分前、会議室から教室へ。5mぐらい。 ○祢津さんがきて「プリントを持ってくるんですか」。 ○「はい、お願いします」。 ○教室へはいる。 ○「こんにちは」。 ○黒板の周辺に男子生徒が4人いる。 ○教室を見渡す。 ○女子生徒が10人ぐらい座っている。 ○黒板を係の生徒が消している。 ○一緒に拭く。 ○「先生、いいよ」 ○「ありがとう」といって続ける。 ○黒板消しを清掃する。 ○祢津さんがきた。 ○今日は何も聞かない。 ○教室の時計をみる。 ○1分前、諏訪部君と尾形君以外は席に着く。 ○机の道具を調べる。 ○レポート用紙に書く。 ○24人。 ○祢津さんがプリントを配りはじめる。 ○自分で時間をみて配ってくれる。 ○静かになった。 ○45分になる。授業開始。 ○タイマーを2分30秒にする。 ○黒板に線を引く。 ○縦に線を引く。 ○できた人用の問題を3問書く。 ○5x=30 −4x=−80 −x/7=1。 ○タイマーをみる。 ○残り1分40秒。 ○全体をみる。 ○顔を上げている生徒が1人。 ○ちょろちょろしている。 ○諏訪部君。 ○祢津さん、鉛筆が動いている。 ○できている生徒はいないな。 ○机間指導。 ○苦労している問題はBだろうと思いながら。 ○どういう解き方をしているか。 ○問題Bに手をつけていない生徒がさっとみて14人。 ○諏訪部君にいく。 ○プリントに書く。 ○(−7/9+1/4)×36。 =−28+9 = ○−28+9だけ解いてごらん。 ○2+3x<x+8 3x−x<8−2 < < ○ここまで書く。 ○Aは自分でやってみるか? ○「ん!!」 ○Bの連立だけが空欄になっている生徒に「両辺に10をかけてごらん」と教え る。鉛筆が動く。 ○その生徒を挟んで祢津さんにいく。 ○@は答えを書いている。 ○答えが違う。 ○途中計算がない。 ○勘だな。 ○「答えをだしてくれたね」。 ○「うん、先生次の問題がわかりません」 ○「次の問題?」。 ○けなげだ。 ○わからないことが苦しい。 ○わからないことが恥ずかしい。 ○担任の先生と相談してみよう。 ○家庭学習ノートに36マス計算を頼もう。 ○本人に聞いてみよう。 ○本人に聞いてからしよう。 ○@はそのままにしておく。 ○全体で説明しよう。(後で書きます) ○Aを教える。 ○諏訪部君と同じ式を書く。 ○ここでタイマーがなる。 ○祢津さんの場所で「はい、どうぞ」。 ○誰もでない。 ○Bで時間をとられているな。 ○できた人からどうぞ。 ○また、祢津さんへ目をやる。 ○8−2は書いた。 ○3x−xは3になった。 ○「ん?」 ○線分の図を書く。(罫線が消えて書けません) ○3つのxがあるよ。 ○1つ分のxをとって残りはいくつ。 ○「2つ」。 ○xが2つね。 ○じゃあ、答えはどうなる? ○2x。 ○はい正解。 ○黒板に3人でて書いている。 ○男子3人。 ○祢津さんにもどり、ここからどうする? ○言葉で言える? ○「どちらも2で割る」。 ○「どちらもって、どれとどれ?」 ○指で押さえた。 ○言えた!! ○方法はわかっている。 ○よし、やってみなさい。 ○彼女を離れる。 ○「もう3人、書いてみないか」。 ○結局2人でてくれた。 ○1問余る。 ○黒板の前に立つ。 ○赤のチョークを持つ。 ○顔のところに持っていって「これ」って感じで指示する。言葉は使っていない。 ○Bがポイント。 ○@(−7/9+1/4)×36 書いていなかった。 ○通分をします。 ○いくらで通分をしますか。 ○席順に指名する。 ○分母はいくつですか? ○佐藤君。 ○36です。 ○後ろの佐藤さん。 ○36です。 ○7はいくらになりますか? ○「先生、分配法則で解いてはいけませんか?」。 ○急に杏奈さん。 ○急に? ○よし、いいところに気がついていますね、この方法が終わったらやりましょう。 ○7はいくらになりますか? ○前田君。 ○28です。 ○どうして28になるか言葉でいえますか? ○真希さん。 ○いえない。 ○いえるようにしていない。 ○これが「中学数学科の基礎基本の1つなんだ」と気づく。 ○実際、こういうことだったんだと今日の今気づく。 ○つまり、2×3→「2個のミカンが3個あります」というような説明をする生徒を つくっている。生徒の立場からすればつくられている。説明ができる生徒を育てよ う。 ○分母を4倍すると分子も4倍されます。 ○こちらの分子はどうなりますか? ○真希さん、もう一度お願いします。 ○9です。 ○正解です。 ○圭君、どうして9になるのですか? ○分母を9倍したので、分子も9倍します。 ○正解です。 ○分母が36で同じになりました。 ○分子の計算ができますね。 ○分子はいくらですか? ○諏訪部君。 ○−19です。 ○正解です。 ○−28+9が計算できていた。 ○−19/36に36をかけます。 ○いくらですか? ○尾形君。 ○−19です。 ○よし。 ○黙って、−19/36×36/1と書いて約分の線を引いた。説明してもらえばよ かったのだが。 ○時間が14分を過ぎていた。(対策が浮かんだ。最後に書いておきます) ○次にいきます。 ○A2+3x<x+8 3x−x<8−2 2x<6 x<3と書いてある。 ○3x−x<x+8は最初の式をどうするとなりますか? ○公平君。 ○左辺にxで、右辺に数だけを集める。 ○いいでしょうね。 ○集めるは移行するといいます。 ○項を移行すると符号が変わりますね。 ○指で示しながらいう。 ○2x<6からどうするとx<3になるんでしょう、言葉で言ってください。 ○ゆみさん。 ○両辺を2でわりました。 ○正解です。 ○2x/2<6/2と間に挟む。 ○x<3。 ○正解です。 ○まるをつける。 ○杏奈さんの分配法則は書くだけにした。 ○他の解き方として大切なこと。 ○分配法則の復習になる。 ○いろいろな解き方を知ることで数学的な考え方が身に付く。 ○特に演繹的な考え方が身に付く。 ○なぜ、書くだけになってしまうのか。 ○紹介できる時間を確保できるようなプリントの内容にする。 ○ただ、問題を並べているだけ。 ○問題分析をしていない。 ○どのくらいの広がりがあるのか考えていない。 ○力だめしは、席に着く手だてでいいか。 ○そう考えてきた自分は何を考えてきたのか。 ○何も考えていない。 ○今、気づく。 ○B連立 0.2x−0.1y=0.6 0.1x−0.6y=−0.1 ○省略します。 ○全部終わって、時間が25分過ぎている。 ○そもそも問題づくりに問題がある。 ○今日、それに気づく。 ○いままでの慣習?でやっていた力だめし。 ○先輩教師の教え(チャイム着席の手だて)を忠実に守っていただけ。 ○説明できる力を養うことで、数学科の大きな目標を達成できることを知る。 ○まず、やってみよう。 ○2週間前の「そもそも問題が・・・」の先生の助言の意味が今、やっと1つわか る。 ○1つの問題の持つ重みを知る。 ○問題づくりも生徒の立場、生徒の立場? 教師の立場? ○ただやらせるだけ? ○何を身につけてもらう? 身につけさせたい? ○説明する場面はやる気につながる? ○次の時間もやってやろう、となる? ○ほめると勇気づけの違いを考える。 ○現象と過程??????? ○結果と努力。 ○対等? ○尊敬? ○アドラーの本をまた読み返す。 ○わかっていない。 ○まだ、わかっていない。 ○まず、続ける。 ○今できるのは、これだ。 「授業5分前から」を続けます。 次のことはまだ、早いようです。 よろしくお願いします。 ◆返信 A先生 こんにちは。 > 「授業5分前」記録 > > 2年生 > > ○会議室で次の授業の「変化の割合=傾き」の説明を復習する。 > ○説明を細かく分解したノートをみる。 →これを書いてほしいですね。 聴き手を意識した説明になっているでしょうか。 > ○口で言う。 > ○みないで言う。 > ○5分前、会議室から教室へ。5mぐらい。 > ○祢津さんがきて「プリントを持ってくるんですか」。 > ○「はい、お願いします」。 > ○教室へはいる。 > ○「こんにちは」。 > ○黒板の周辺に男子生徒が4人いる。 > ○教室を見渡す。 > ○女子生徒が10人ぐらい座っている。 > ○黒板を係の生徒が消している。 > ○一緒に拭く。 > ○「先生、いいよ」 > ○「ありがとう」といって続ける。 > ○黒板消しを清掃する。 > ○祢津さんがきた。 > ○今日は何も聞かない。 > ○教室の時計をみる。 > ○1分前、諏訪部君と尾形君以外は席に着く。 > ○机の道具を調べる。 > ○レポート用紙に書く。 > ○24人。 > ○祢津さんがプリントを配りはじめる。 > ○自分で時間をみて配ってくれる。 > ○静かになった。 > ○45分になる。授業開始。 > ○タイマーを2分30秒にする。 > ○黒板に線を引く。 > ○縦に線を引く。 > ○できた人用の問題を3問書く。 > ○5x=30 −4x=−80 −x/7=1。 > ○タイマーをみる。 > ○残り1分40秒。 > ○全体をみる。 > ○顔を上げている生徒が1人。 > ○ちょろちょろしている。 > ○諏訪部君。 > ○祢津さん、鉛筆が動いている。 > ○できている生徒はいないな。 > ○机間指導。 > ○苦労している問題はBだろうと思いながら。 > ○どういう解き方をしているか。 > ○問題Bに手をつけていない生徒がさっとみて14人。 > ○諏訪部君にいく。 > ○プリントに書く。 > ○(−7/9+1/4)×36。 > =−28+9 > = > ○−28+9だけ解いてごらん。 > ○2+3x<x+8 > 3x−x<8−2 > < > < > ○ここまで書く。 > ○Aは自分でやってみるか? > ○「ん!!」 > ○Bの連立だけが空欄になっている生徒に「両辺に10をかけてごらん」と教え > る。鉛筆が動く。 > ○その生徒を挟んで祢津さんにいく。 > ○@は答えを書いている。 > ○答えが違う。 > ○途中計算がない。 > ○勘だな。 > ○「答えをだしてくれたね」。 > ○「うん、先生次の問題がわかりません」 > ○「次の問題?」。 > ○けなげだ。 > ○わからないことが苦しい。 > ○わからないことが恥ずかしい。 > ○担任の先生と相談してみよう。 > ○家庭学習ノートに36マス計算を頼もう。 > ○本人に聞いてみよう。 > ○本人に聞いてからしよう。 > ○@はそのままにしておく。 > ○全体で説明しよう。(後で書きます) > ○Aを教える。 > ○諏訪部君と同じ式を書く。 > ○ここでタイマーがなる。 > ○祢津さんの場所で「はい、どうぞ」。 > ○誰もでない。 > ○Bで時間をとられているな。 > ○できた人からどうぞ。 > ○また、祢津さんへ目をやる。 > ○8−2は書いた。 > ○3x−xは3になった。 > ○「ん?」 > ○線分の図を書く。(罫線が消えて書けません) > ○3つのxがあるよ。 > ○1つ分のxをとって残りはいくつ。 > ○「2つ」。 > ○xが2つね。 > ○じゃあ、答えはどうなる? > ○2x。 > ○はい正解。 > ○黒板に3人でて書いている。 > ○男子3人。 > ○祢津さんにもどり、ここからどうする? > ○言葉で言える? > ○「どちらも2で割る」。 > ○「どちらもって、どれとどれ?」 > ○指で押さえた。 > ○言えた!! > ○方法はわかっている。 > ○よし、やってみなさい。 > ○彼女を離れる。 > ○「もう3人、書いてみないか」。 > ○結局2人でてくれた。 > ○1問余る。 > ○黒板の前に立つ。 > ○赤のチョークを持つ。 > ○顔のところに持っていって「これ」って感じで指示する。言葉は使っていない。 > ○Bがポイント。 > ○@(−7/9+1/4)×36 書いていなかった。 > ○通分をします。 > ○いくらで通分をしますか。 > ○席順に指名する。 > ○分母はいくつですか? > ○佐藤君。 > ○36です。 > ○後ろの佐藤さん。 > ○36です。 > ○7はいくらになりますか? > ○「先生、分配法則で解いてはいけませんか?」。 > ○急に杏奈さん。 > ○急に? > ○よし、いいところに気がついていますね、この方法が終わったらやりましょう。 > ○7はいくらになりますか? > ○前田君。 > ○28です。 > ○どうして28になるか言葉でいえますか? →これは無理でしょう。言葉で言えますかといわれていえたらたいしたもので す。言外に「いえないでしょう」ということを感じるからです。 > ○真希さん。 > ○いえない。 > ○いえるようにしていない。 →説明とは、自分なりの言葉であいてに「こういうことなんだよ」と伝えるこ とです。 いきなり結論を聴いています。 まず問題を読みます。 これは「○◎の問題です」というように1つひとつやっていくのです。 いきなりやらせても無理です。 おそらく、A先生もできないと思いますよ。 私につっこまれたら、立ち往生すると思います。 自分の家はどこか これだって難しいでしょう。 > ○これが「中学数学科の基礎基本の1つなんだ」と気づく。 →そうです。普通の指導では説明の練習なんてさせないのです。 何より、教師ができません。下手この上なしです。 > ○実際、こういうことだったんだと今日の今気づく。 > ○つまり、2×3→「2個のミカンが3個あります」というような説明をする生徒を > つくっている。生徒の立場からすればつくられている。説明ができる生徒を育てよ > う。 > ○分母を4倍すると分子も4倍されます。 > ○こちらの分子はどうなりますか? > ○真希さん、もう一度お願いします。 > ○9です。 > ○正解です。 > ○圭君、どうして9になるのですか? > ○分母を9倍したので、分子も9倍します。 > ○正解です。 > ○分母が36で同じになりました。 > ○分子の計算ができますね。 > ○分子はいくらですか? > ○諏訪部君。 > ○−19です。 > ○正解です。 > ○−28+9が計算できていた。 > ○−19/36に36をかけます。 > ○いくらですか? > ○尾形君。 > ○−19です。 > ○よし。 > ○黙って、−19/36×36/1と書いて約分の線を引いた。説明してもらえばよ > かったのだが。 →できないでしょうね。 説明とは、相手のことを考えないとできません。 相手によって説明のしかたが変わります。 > ○時間が14分を過ぎていた。(対策が浮かんだ。最後に書いておきます) > ○次にいきます。 > ○A2+3x<x+8 > 3x−x<8−2 > 2x<6 > x<3と書いてある。 > ○3x−x<x+8は最初の式をどうするとなりますか? > ○公平君。 > ○左辺にxで、右辺に数だけを集める。 > ○いいでしょうね。 > ○集めるは移行するといいます。 > ○項を移行すると符号が変わりますね。 →どうして変わるのか、生徒はわかっていますか。 説明できますか。 例をあげられますか。 できないのなら、それは表面的にできているに過ぎません。 とどのつまり、わかっていないのです。 > ○指で示しながらいう。 > ○2x<6からどうするとx<3になるんでしょう、言葉で言ってください。 > ○ゆみさん。 > ○両辺を2でわりました。 > ○正解です。 > ○2x/2<6/2と間に挟む。 > ○x<3。 > ○正解です。 > ○まるをつける。 > ○杏奈さんの分配法則は書くだけにした。 > ○他の解き方として大切なこと。 > ○分配法則の復習になる。 > ○いろいろな解き方を知ることで数学的な考え方が身に付く。 > ○特に演繹的な考え方が身に付く。 > > ○なぜ、書くだけになってしまうのか。 →教師も生徒も、「問題を解けばいい」という発想だからです。 私の場合、学習は、解いたところから始まる と思っています。 > ○紹介できる時間を確保できるようなプリントの内容にする。 > ○ただ、問題を並べているだけ。 →解ければいい という考えがあるのです。 > ○問題分析をしていない。 > ○どのくらいの広がりがあるのか考えていない。 > ○力だめしは、席に着く手だてでいいか。 > ○そう考えてきた自分は何を考えてきたのか。 > ○何も考えていない。 →だから機械的になりますね。 生徒にとっても、新しい発見がありません。 「またこれか」です。 > ○今、気づく。 > ○B連立 0.2x−0.1y=0.6 > 0.1x−0.6y=−0.1 > ○省略します。 > ○全部終わって、時間が25分過ぎている。 > ○そもそも問題づくりに問題がある。 > ○今日、それに気づく。 > ○いままでの慣習?でやっていた力だめし。 > ○先輩教師の教え(チャイム着席の手だて)を忠実に守っていただけ。 →自分の発想を根本から疑ってみましょう。 > ○説明できる力を養うことで、数学科の大きな目標を達成できることを知る。 →すごく大切なことがわかりましたね。 私のクラスの子どもは、失礼ながらA先生より説明が上手だと思いますよ。 > ○まず、やってみよう。 →まずは、あなたがやることです。 それを送ってください。 プリントして生徒に配るのです。 わかるかどうか、読んでもらうのです。 > ○2週間前の「そもそも問題が・・・」の先生の助言の意味が今、やっと1つわか > る。 →そういうことです。 > ○1つの問題の持つ重みを知る。 →力試し やらないより少しマシ というところでしょう。 同じやるなら、もっと生徒に力がつくことを考えます。私なら。 > ○問題づくりも生徒の立場、生徒の立場? 教師の立場? > ○ただやらせるだけ? > ○何を身につけてもらう? 身につけさせたい? →これが明確でないのです。 何も伝わってきません。 先生の明確な主調がないのです。 > ○説明する場面はやる気につながる? →かなりの力がつくことは間違いなし。 > ○次の時間もやってやろう、となる? →そんな甘いものではありません。 > ○ほめると勇気づけの違いを考える。 →その前に、つまらないことをやめ、生徒がやろうというものをやることです。 ほめるはそれからの話です。 > ○現象と過程??????? > ○結果と努力。 > ○対等? > ○尊敬? > ○アドラーの本をまた読み返す。 > ○わかっていない。 > ○まだ、わかっていない。 > ○まず、続ける。 > ○今できるのは、これだ。 > > 「授業5分前から」を続けます。 > 次のことはまだ、早いようです。 > よろしくお願いします。 まず、自分で説明してみましょう。 相手によって説明を変える よくわかっている生徒に対して。 まあまあわかっている生徒に対して。 あまりわかっていない生徒に対して。 わかっていない生徒に対して。 (例2) 数学が得意な生徒に対して。 数学が得意じゃない生徒に対して。 基本的な知識が不足している生徒に対して。 数学の用語がよくわからない生徒に対して。 興味を引くように説明する。 奥深さを知らせる説明。 生活に応用できるように説明する。 たとえば、上のことで、説明を使い分けられますか。 こういうトレーニングをしなければいけませんね。 私は、徹底的にやりましたよ。 先生でいえば、バレーボールのチーム。 サウスポーのエースがいるチーム 拾いまくる粘りあるチーム サーブがいいチーム のせてしまうと力を発揮するチーム など、相手を想定して練習するでしょう。 どうしてバレーではやって、教材研究ではやらないのでしょう。 不思議です。 まずは、自分で徹底的にやってください。 プリントに印刷し、生徒に読んでもらいましょう。 添削してもらいましょう。 「ここはよくわかる」「ここわかんない」など、いろいろ書いてくれると思い ますよ。 ------------------------------------------------------------ This is a multi-part message in MIME format. ---------------------------------------------------------------- 杉渕先生へ こんばんは 「授業5分前」 1時間目 1年生(27人) ○5分前に職員室を出る。 ○校長室から出てきた不登校の生徒と一緒に行く。 ○祐二君である。 ○教室へはいる。 ○祐二君すんなり入った。 ○「こんにちは」 ○黒板はきれいになっている。 ○黒板消しもきれいである。 ○生徒の机の上を見る。 ○用具の準備は11人。 ○教科書、ワーク、ドリル、ファイル、ノート2冊。 ○1分前、係がプリントを配りはじめる。 ○時計をみて配りはじめる。 ○席がうまってくる。 ○前列全員に配り終わる。 ○全員着席。 ○机に伏せている生徒が2人いる。 ○タイマーを3分にセットする。 ○できた人用 step1「@の問題の説明文を書く」を自分で板書する。 ○今日で3回目の指示。 ○板書用の線は教師が引く。縦に4本。 ○問題は3問。 @ −24+13 A −6−(+4) B (−7)−(−4)−(+3) ○問題を解いている。 ○机に伏せていた生徒も解いている。 ○学習用具の準備19人。 ○準備されていない生徒は男子6人、女子2人。 ○全体を観る。 ○鉛筆が動いていない生徒は誰か。 ○全員動いている。 ○不登校の生徒が気になる。 ○1分後くらい、机間指導に入る。 ・つまずきのある問題はどれで誰か。 ・個人的に「学習用具を出しなさい」 ・つまずいている生徒への助言。 ○Aでつまずいている生徒が1人いる。 ○中鉢君は、−6−(+4) =−6+4 =−2 ○2行目に赤線を引き、「ここおかしいな?」 ○「あ!!」といって直す。 ○正解する。 ○もう一人は祐二君。 ○九九は合格。 ○32÷4のレベルを個別に指導している。 ○Aを解いているが、@が間違い。 ○−6−(+4) =−6+4 =−10 ○しかし、答えを出している。 ○黙って通り過ぎる。 ○もうひと周りする。 ○全部答えを出している生徒は何人か。 ○ざっと数えて21人。 ○全員@の説明を書いている。 ○できている生徒はいない。 ○数直線がでている。 ○小嶋さんだ。 ○後でひろってみよう。 ○他は全員財産借金で説明。 ○Bを解いている生徒が5人。 ○タイマーがなった。 ○男子生徒が4人でる。 ○4人とも説明はできていない。 ○意欲を優先した。 ○「こら、走らないで」 ○争って教卓にぶつかる生徒もいる。 ○黒板の前で2人が争う。 ○じゃれながら争っている。 ○Aの問題だ。 ○「阿彦君、Bのとなりに同じ問題を書いて解いてごらん」 ○亮太君は今日初めてでる。 ○生徒が板書している間、祐二君のところへ行く。 ○Bができている。 ○間違っている。 ○(−7)−(−4)−(+3) =(−7)−4+3 =(−7)−1 =−6 ○つまずきは、代数和の計算にある。 ○小嶋さんの数直線がいいな。 ○黙っていた。 ○このころから、隣をみたり後ろを見たりする生徒がいる。 ○プリントを寄せ合って説明の見比べをしている。 ○女子に多いな。 ○男子は黒板を眺めている。 ○全員書き終わる。 ○着席した。 ○まるつけをします。 ○「先生、赤ペンを忘れました」、と木村君。 ○余分を貸す。 ○@を書いた人は説明してください。 ○指示棒を持たせる。 ○からだで書いたものを隠さないように。 ○−24+13 =−9 「−24と+13の間に線を引きます」といって縦に線を引く。 「借金24万円と財産13万円をたします」 「借金が9万円残ります」 「答えは−9です」 ○「いまの説明でわからないところはありませんか」 ○「先生から、聴きたいことがあります」 ○「線を引いたのはなぜですか?」 ○「トランプの枠のことです」 ○「なるほど」といって、−24と+13を□で囲む。 ○祐二君はこの考え方ができない。 ○小嶋さんの考え方を紹介したい。 ○「別の説明はありませんか」 ○小嶋さんがでない。 ○「ちょっと、はずかしいかな」 ○「別の方法で説明している人もいますよ」 ○「何を使ったと思う?」 ○「数直線!!」と阿彦君。 ○「正解」 ○「阿彦君、説明してくれますか?」 ○「え〜と、え〜と・・」とはじめる。 ○「黒板で説明してください」 ○でてくるのがはやいこと。 ○定規で線分を書く。 ○−24を書く。 ○「+はこちら(右を指して)の方向へ行くので」 ○「13いきます」といって山形の矢印を13個分書く。 ○「すると−9にいきます」 ○「0の位置を書いてごらん、そうすると見やすいな」 ○数直線には0を入れさせる。 ○数の位置がわかりやすいため。 ○−9からまた山形の矢印を9個書いて0を書く。 ○全員黒板を向いている。 ○祐二君もずっと観ている。 ○「はい、ありがとう」 ○「答えは正解です」 ○「わからないところはありませんか?」 ○正解は27人中26人。 ○祐二君には授業中に−3+1を数直線でやらせてみよう。 ○「次の問題を説明してください」 ○「どうぞ」 ○「先生、どっちが説明するのですか」、阿彦君。 ○そういえば2人で書いていた。 ○「それでは、亮太君お願いします」 ○Aまで説明を書いている生徒はいない。 ○机間指導で見つけた誤答は−(+4)=+4が1人。 ○−6−4=−2が1人。 ○−6−(+4) =−6−4 =−10 ○「ここは」といって、−(+4)を指す。 ○「財産4万円をとられるだから、4万円の損になります」 ○「だから、−4になります」 ○「−6−4は@と同じで、借金6万円と借金4万円をたすので借金10万円になり ます」 ○「答えは−10です」 ○「阿彦君、同じですか?」 ○「はい」 ○「わからないところはありませんか?」 ○正解者25人、ミスが2人。 ○まるをつける。 ○中鉢君は直して正解していた。 ○「Bをどうぞ」 ○「簡単だ!!」と言いながら田中君がでる。 ○(−7)−(−4)−(+3) =−7+4−3 =−3−3 =−6 ○「ここは{−(−4)}、借金を取られるわっはっはです」とおどけて、+4を示 す。 ○「−(+3)は、財産をとられるひいーん」といって、−3を示す。 ○「−7と+4で−3になり」 ○「−3と−3で−6です」 ○「聞きたいことはありませんか?」と自分で言っている。 ○誰もでない。 ○「@とAの説明がBに使えますね」 ○「はい、ありがとう」 ○「まるです」 ○「後ろから集めなさい」 ○授業が終わってから、説明をみる。 ○説明を書いている(途中も含めて)生徒は、21人。 ○小嶋さん以外は、財産借金の説明。 ○問題は全員解いている。 ○誤答は、祐二君の代数和の考え方と中鉢君の減法計算の符号のミスの2つ。 ○見落としていたのが、木村君のBの計算ミス。 ○−7+4−3 =−11−3 =−14 ○祐二君の@と同じである。 ○次の授業5分前以内で治療しておこう。 ○忘れないようにかごの内側に付箋を貼る。 ○1の3→木村→−7+4=−11。 ○ここまで14分。 よろしくお願いします。 ◆返信 A先生 こんばんは。 > > 「授業5分前」 1時間目 1年生(27人) > > ○5分前に職員室を出る。 > ○校長室から出てきた不登校の生徒と一緒に行く。 > ○祐二君である。 > ○教室へはいる。 > ○祐二君すんなり入った。 > ○「こんにちは」 > ○黒板はきれいになっている。 > ○黒板消しもきれいである。 > ○生徒の机の上を見る。 > ○用具の準備は11人。 > ○教科書、ワーク、ドリル、ファイル、ノート2冊。 > ○1分前、係がプリントを配りはじめる。 > ○時計をみて配りはじめる。 > ○席がうまってくる。 > ○前列全員に配り終わる。 > ○全員着席。 > ○机に伏せている生徒が2人いる。 > ○タイマーを3分にセットする。 > ○できた人用 step1「@の問題の説明文を書く」を自分で板書する。 →説明をはじめましたね。 > ○今日で3回目の指示。 > ○板書用の線は教師が引く。縦に4本。 > ○問題は3問。 > @ −24+13 > A −6−(+4) > B (−7)−(−4)−(+3) > ○問題を解いている。 > ○机に伏せていた生徒も解いている。 > ○学習用具の準備19人。 > ○準備されていない生徒は男子6人、女子2人。 > ○全体を観る。 > ○鉛筆が動いていない生徒は誰か。 > ○全員動いている。 > ○不登校の生徒が気になる。 > ○1分後くらい、机間指導に入る。 > ・つまずきのある問題はどれで誰か。 > ・個人的に「学習用具を出しなさい」 > ・つまずいている生徒への助言。 > ○Aでつまずいている生徒が1人いる。 > ○中鉢君は、−6−(+4) > =−6+4 > =−2 > ○2行目に赤線を引き、「ここおかしいな?」 > ○「あ!!」といって直す。 > ○正解する。 > ○もう一人は祐二君。 > ○九九は合格。 > ○32÷4のレベルを個別に指導している。 > ○Aを解いているが、@が間違い。 > ○−6−(+4) > =−6+4 > =−10 > ○しかし、答えを出している。 > ○黙って通り過ぎる。 > ○もうひと周りする。 > ○全部答えを出している生徒は何人か。 > ○ざっと数えて21人。 > ○全員@の説明を書いている。 →説明といっても、いろいろあります。 どのくらい書けるのでしょうか。 > ○できている生徒はいない。 →それはA先生の基準ですか? > ○数直線がでている。 > ○小嶋さんだ。 > ○後でひろってみよう。 > ○他は全員財産借金で説明。 > ○Bを解いている生徒が5人。 > ○タイマーがなった。 > ○男子生徒が4人でる。 > ○4人とも説明はできていない。 > ○意欲を優先した。 > ○「こら、走らないで」 > ○争って教卓にぶつかる生徒もいる。 > ○黒板の前で2人が争う。 > ○じゃれながら争っている。 > ○Aの問題だ。 > ○「阿彦君、Bのとなりに同じ問題を書いて解いてごらん」 > ○亮太君は今日初めてでる。 > ○生徒が板書している間、祐二君のところへ行く。 > ○Bができている。 > ○間違っている。 > ○(−7)−(−4)−(+3) > =(−7)−4+3 > =(−7)−1 > =−6 > ○つまずきは、代数和の計算にある。 > ○小嶋さんの数直線がいいな。 > ○黙っていた。 > ○このころから、隣をみたり後ろを見たりする生徒がいる。 > ○プリントを寄せ合って説明の見比べをしている。 →これがおもしろいんです。 説明は、一人ひとり違います。その子がもろにでます。 ですから、プリントを集めて分析するとおもしろいと思います。 しかし、生徒の関心は自分の説明が人と同じでないことにあります。 同じでないと不安な子が多いと思います。 > ○女子に多いな。 > ○男子は黒板を眺めている。 > ○全員書き終わる。 > ○着席した。 > ○まるつけをします。 > ○「先生、赤ペンを忘れました」、と木村君。 > ○余分を貸す。 > ○@を書いた人は説明してください。 > ○指示棒を持たせる。 > ○からだで書いたものを隠さないように。 > ○−24+13 > =−9 > 「−24と+13の間に線を引きます」といって縦に線を引く。 > 「借金24万円と財産13万円をたします」 > 「借金が9万円残ります」 > 「答えは−9です」 > ○「いまの説明でわからないところはありませんか」 > ○「先生から、聴きたいことがあります」 > ○「線を引いたのはなぜですか?」 > ○「トランプの枠のことです」 > ○「なるほど」といって、−24と+13を□で囲む。 > ○祐二君はこの考え方ができない。 > ○小嶋さんの考え方を紹介したい。 > ○「別の説明はありませんか」 > ○小嶋さんがでない。 > ○「ちょっと、はずかしいかな」 > ○「別の方法で説明している人もいますよ」 > ○「何を使ったと思う?」 > ○「数直線!!」と阿彦君。 > ○「正解」 > ○「阿彦君、説明してくれますか?」 > ○「え〜と、え〜と・・」とはじめる。 > ○「黒板で説明してください」 > ○でてくるのがはやいこと。 > ○定規で線分を書く。 > ○−24を書く。 > ○「+はこちら(右を指して)の方向へ行くので」 > ○「13いきます」といって山形の矢印を13個分書く。 > ○「すると−9にいきます」 > ○「0の位置を書いてごらん、そうすると見やすいな」 > ○数直線には0を入れさせる。 > ○数の位置がわかりやすいため。 > ○−9からまた山形の矢印を9個書いて0を書く。 > ○全員黒板を向いている。 > ○祐二君もずっと観ている。 > ○「はい、ありがとう」 > ○「答えは正解です」 > ○「わからないところはありませんか?」 > ○正解は27人中26人。 > ○祐二君には授業中に−3+1を数直線でやらせてみよう。 > ○「次の問題を説明してください」 > ○「どうぞ」 > ○「先生、どっちが説明するのですか」、阿彦君。 > ○そういえば2人で書いていた。 > ○「それでは、亮太君お願いします」 > ○Aまで説明を書いている生徒はいない。 > ○机間指導で見つけた誤答は−(+4)=+4が1人。 > ○−6−4=−2が1人。 > ○−6−(+4) > =−6−4 > =−10 > ○「ここは」といって、−(+4)を指す。 > ○「財産4万円をとられるだから、4万円の損になります」 > ○「だから、−4になります」 →これはわかりやすいと思います。 > ○「−6−4は@と同じで、借金6万円と借金4万円をたすので借金10万円になり > ます」 > ○「答えは−10です」 →聴き手の反応を見るとどうですか。 > ○「阿彦君、同じですか?」 > ○「はい」 > ○「わからないところはありませんか?」 →出ないでしょうね。 私の場合、「わかる」となると、説明させます。 > ○正解者25人、ミスが2人。 > ○まるをつける。 > ○中鉢君は直して正解していた。 > ○「Bをどうぞ」 > ○「簡単だ!!」と言いながら田中君がでる。 > ○(−7)−(−4)−(+3) > =−7+4−3 > =−3−3 > =−6 > ○「ここは{−(−4)}、借金を取られるわっはっはです」とおどけて、+4を示 > す。 > ○「−(+3)は、財産をとられるひいーん」といって、−3を示す。 > ○「−7と+4で−3になり」 > ○「−3と−3で−6です」 > ○「聞きたいことはありませんか?」と自分で言っている。 →なかなかいいですね。 やはり、説明させるとその子がでますね。 > ○誰もでない。 > ○「@とAの説明がBに使えますね」 > ○「はい、ありがとう」 > ○「まるです」 > ○「後ろから集めなさい」 > ○授業が終わってから、説明をみる。 > ○説明を書いている(途中も含めて)生徒は、21人。 > ○小嶋さん以外は、財産借金の説明。 > ○問題は全員解いている。 > ○誤答は、祐二君の代数和の考え方と中鉢君の減法計算の符号のミスの2つ。 > ○見落としていたのが、木村君のBの計算ミス。 > ○−7+4−3 > =−11−3 > =−14 > ○祐二君の@と同じである。 > ○次の授業5分前以内で治療しておこう。 > ○忘れないようにかごの内側に付箋を貼る。 > ○1の3→木村→−7+4=−11。 > ○ここまで14分。 > 新しい展開ですね。 生徒の説明、だんだん変わっていくと思います。 これが、いずれ授業に活きて働くようになります。 ------------------------------------------------------------ これにて終了。 |