才能について |
教師1年目から、いろいろな研究会や合宿に参加しました。 すごい人たちを見てきました。 いくらやってもかなわないと思いました。 自分の才能のなさを、うらめしく思いました。 私は、コンプレックスの固まりでした。 才能がない分は、努力するしかない… しかし、努力しても才能がなければ…と落ち込んでいました。 そんなとき、次の文章に出会いました。
斉藤喜博流にいうと、「才能は生まれながらのものではない」ことになります。 この考え方は、私に希望を与えてくれました。 光明一筋。 「生まれながらのもの」でないとすれば、努力によって道は拓けます。努力すれば、その道の超一流になれるというのです。 反面、この考えは、自己との対決をせまるものです。自分には手が届きそうにない実践家を見た場合、「俺とは才能が違う」といういいわけができません。「才能」うんぬんを口にするのは、努力をしていない証拠になるからです。 ある方に「杉渕は、才能が違う」といわれたことがあります。 どんな才能なのでしょうか? 自分では、才能らしきものはないと思っています。 ただし、続けること、最後まであきらめないことはできるように思います。 しつこいんですね(笑) これも、才能といえば才能なのでしょうか(笑) それから、もう一つ。 すぐ行動します。 思即行動 です。 子どもからはこういわれます。 「(先生は)うるさいのう」 3年目、鈴木鎮一氏の『愛に生きる』(講談社現代新書)に出会いました。 これだと思いました。 必読書です。 才能とは何かが、はっきりしました。 それからです。 劣等感を持たなくなったのは。 最近、「zone」という番組で松井選手のお父さんの話を聴きました。
私にぴったりの言葉です(笑) うれしくなります。 努力は、いくらでもできます。 やるかやらないかは、自分次第です。 私のように才能がない者でも、20年やれば、そこそこになることができます。 ただし、手を抜く人はだめです。 |