師匠からの年賀状 


 


   師匠からの年賀状


   師匠から、年賀状をいただきました。
   次のように書いてありました。
  
   
教育は授業で行う行為です。

  
   印刷ですから、どの人にも同じ文面です。
   しかし、これは私宛のメッセージだと思いました。
  
   やはり、なんといっても授業ですね。
   学級づくりは、授業を通して行う その通りだと思います。
   学級づくりと授業は、ばらばらではありません。
   学級がよくなれば、授業がよくなります。
   授業がよければ、学級がよくなります。
   コインの表裏のような関係なのです。
  
   どのような授業をするのか…
   現在の杉渕流のメインは、表現&追究です。
   ・表現…音読、歌、話すなど
   ・追究…発言、考える、作文、調べるなど
   うまくミックスしてるのが、国語の授業ですね。
   解釈したことを音読で表現する。
   解釈の違えば、表現が違います。
   解釈したからといって、表現できるとは限りません。
   考える→表現する   表現する→考える
  
   音読表現は、かなりよくなってきました。
   話すということに関しては、まだまだです。
   考えたことを表現し切れていません。
   ※作文の方がいいですね。
    話すとなると、4割引くらいでしょうか。
  
  

 
学ぶ場の雰囲気が学力を左右します。

  
   と書いてありました。
  
   「学ぶ場」
   まずは、学級でしょう。
   次に学年、→その階→学校
  
   「雰囲気」
   決定的なのは、教師です。
   雰囲氣をつくることができるのは、教師だけ
   といっても過言ではありません。
   雰囲氣をよくするのも壊すのも教師。
   私は、このように考えています。
  
   さて、どのような「雰囲気」がいいのでしょうか。
   ・一人ひとりのやる氣がすごい
   ・助け合う
   ・支え合う
   ・高め合う
   ・困難なことに挑戦する
   など、いろいろあるでしょう。
  
   私が見た学級のほとんどは、教師の雰囲氣にそっくりでした。
   その先生の人柄が反映されるのだと思います。
  

   雰囲氣

  「雰囲気」
   これは、いろいろなところで感じますね。
   家庭。
  「ただいま」
   帰ると…家の中の雰囲氣が暗い。
   瞬間的に察知できますね(笑)
   感じようと思わなくても、感じてしまうのです。
  
   その人の持つ雰囲氣。
   その人の近くにいくと…
   ・安らげる
   ・あたたかくなる
   ・パワーが出る
   ・氣分が悪くなる(笑)
  
   お店の持つ雰囲氣。
   私の場合、値段よりも雰囲氣を優先しますね。
   某ディスカウントストアーは、安いです。
   でも、雰囲氣が好きではないので行きません。
   雰囲氣がいいお店には、何度も行きます。
   ・店員さんの対応
   ・清潔
   ・センスのいい装飾
  
   集団の雰囲氣。
   リーダーが決めますね。
   監督が替わるとチームが変わるといわれます。
   プロ野球、Jリーグなどを見ていると、まさにそうですね。
  
  

   雰囲気 2

   教室の雰囲氣をよくするために、いろいろなことをしてい
  ます。
   掃除をします。
   念入りに掃きます。机などを拭きます。
   整頓します。
   ゴミが落ちている教室、床が汚れている教室…
   やはり、あまりいい雰囲氣ではありませんね。
   ゴミが見えない、汚れが氣にならないということが、すべ
  てにつながります。
   観葉植物などを置きます。
   植物があるだけでも、いい感じになりますね。
   教室掲示、その他いろいろ。
   教室の雰囲氣がよくなると、子どもが落ち着いてきます。
  
   それよりも大事なのが、教師が持つ雰囲氣です。
   醸し出す空氣といってもいいかもしれません。
   ・和やか
   ・さわやか
   ・落ち着いている
   ・癒される
   ・凛としている
   ・エネルギーがあふれている
   ・熱い
   ・明るい
   教師の持つ雰囲氣が、子どもに影響します。
   相田みつをさんの「ただいるだけで」の世界です。

   学 力
  
   「学力」
   ここでいう学力は、狭い学力でしょうか。広い学力でしょ
  うか。
   どちらにも、とれますね。
  
   狭い学力
   いわゆる知力です。
   ・基礎学力
   ・知識
   ・スキル
   ・その他
  
   広い学力
   ・生きる力(人間力)
      思いやり、やさしさ
      判断力
      段取り力
      認識力
   ・その他
  
   学級集団の雰囲氣がいいと、がんばれます。
   よくないと、がんばれません。
  「みんな、がんばっているな。よーし、ぼくもがんばろう」
   いい影響を受けます。
  「みんな、さぼっているな。ぼくも、少しくらいなら…」
   同じ人間でも、雰囲氣に左右されますね。
   やる氣の違いが、学力に大きな影響を与えるのだと思います。
   

  慈 愛


 教師の奥深い慈愛が学ぶ楽しさの中で人間としての生き
 る力を育み教師を敬愛する姿勢を身につけます。


  
   私が今考えていることとぴったりでした。
   それは、「慈愛」です。
   まだまだたりない点です。
   学級の子については、かなりできるようになってきたと思
  いますが…
   それ以外は、まだまだです。
   相手に、望んでしまうのです。
   どこかに
   「自分がこれだけやっているのだから…」
   という思いがあるのでしょう。
   ときに、相手を責めてしまいます。
  
   すべてに「慈愛」をもって接する…
   大きな課題ですね。
  

   難しい課題
  
   昨日、尊敬するある方からメールをいただきました。
   「慈愛」に対する感想です。
   この方は、慈愛そのものです。
   その人柄に、多くの人が惹かれています。
   私にとって、あこがれの存在です。
   どうして、そんなにやさしくなれるのか…
   どうして、いつもにこにこしていられるのか…
  
   私の場合、次の2点が大きな課題です。
   ・自分がその人のために時間、お金、労力をかなりさいた
  場合
   どうしても、期待してしまいます。
   見返りを期待してしまうのです。
  「お礼の一言があってもいいだろう…」
   というように。
   ・自分を非難してくる人に対して
   最近は、無視(笑)しています。
   メールなどは、返信せずゴミ箱直行(笑)
   直にかかわるとなると…
   反撃は得意です(笑)が、最近はしなくなりました。
   かわせるようになってきました。
   しかし…ものすごい非難に対しては…まだまだですね。
   慈愛どころではありません。
   
   その人が、なぜ自分をそこまで非難するのか
   考えないといけませんね。
  

   自分のことを非難する人も愛するのが慈愛…
   だとしたら、厳しいですね。
   相手の立場がわかり、背景にあるものを読み取る…
   相手が自分を非難せざるを得ない原因を見る…
   などなど、洞察できないといけません。
   それとともに、包み込む必要があります。
   相手がどう思おうと、相手がどうであろうと愛する…
   『愛と誠』を思い出しました。
   『捧げつくすのが誠の愛』
   しかし、これはその人を好きな場合です。
   誰に対してでもということではありません。
   師匠がいうのは、誰に対してでも ということです。
   学級の子ならできるんですけどね。
  

   膚で感じる

 子ども達の心の叫びを膚で感じられない教師に教育の未来は語れません。

   その通りだと思います。
   
   もっと、感性を磨かなくては。
   感覚をとぎすまさなくては。
   子どもたちの心の声を聴こうとしなくては。
  
   3学期の課題です。
  
   今日から、3学期が始まります。
   12日 席書会
   13日 保護者会
   15日 学習会(講師)
   18日 学力テスト(東京都の)
   第一週から、ハードスケジュールです。
   それが終わると、2月4日の発表が待っています。
   忙しいですね。
  
   しかし、予定をこなすことがメインではありません。
   子どもを伸ばすことがメインです。
  
   冬休み明け…
   子どもたちはどんな顔をして登校してくるでしょうか。
   初日は、緊張しています。
   2日に目に実態が出ます(今の杉渕学級の場合)。
   楽しみです。
  
   喝!

   師匠からの年賀状、私にとって大きな刺激になりました。
   喝!
   という感じでした。
  
   3学期がスタートしました。
   朝、教室へ。
   大きな声であいさつ。
   大きな声で返す子、びっくりする子、いろいろです。
   子どもたちの実態をつかみました。
  
   始業式、態度は良好。
   休みぼけという顔はありませんでした。
   ※休みの子1人。
   転入あり。
   これで、38人に。
   あと3人で2クラスです(笑)
   校歌、弱くなっています。
   声が出ていません。
   でも、予想された範囲です。
   まあ、こんなものでしょう。
   行進は、まあまあでした。
   朝礼台のかたづけ、自主的に行っていました。
  
   教室へ。
   冬休み中に起きた問題を解決しました。
   ※女子の問題。
   整理すれば、単純な問題でした。
   叱らずに指導しました。
   これでよし!
   氣分が晴れないまま年を越した子は、今日から正月ですね。
   私も、すっきりしました。
  
   改めて、あいさつ。
  「あけましておめでとうございます」
   張りのある声でした。
  
   さっそく、基礎学力づくり。
   いつものように、計算から。
   ※子どもたちは、準備して待っていました。
   転入生は、実力があります。
   ちょっと練習すれば、すぐに追いつきます。
   初めてのケースですね。
   あーよかった(笑)
   2月4日の発表までには何とかなるでしょう。
   このあと、「なんのこれ式!」、漢字、音読、歌。
   音声系は、やはり落ちていましたね。
   特に、歌は練習しないとガクンと落ちます。
   声量、響き、その他いろいろ。
   今日から、再スタートです。