挑戦! 学校創り |
挑戦! 学校創り 私が学校創りを意識したのは、26歳のときでした。 研究推進委員長になり、校内研究を進めたのです。 体育 器械運動の研究でした。
を実行しました。 今考えても、すごいことです。 よくできたなと思います。 若い私を、同僚が助けてくれたのです。 全員が授業すると、お客さんがいなくなります。 口だけの人がいなくなります。 全学級が公開授業をすると、学校全体がよくなるのです。 感覚的にそう思いました。 次の年は、「子どもが創る運動会」に挑戦しました。 運動会委員長として。 他の先生方には、休んでもらいました(笑) 私が仕切って、実行。 W先生が、手伝ってくださいました。 その方は6年担任。 6年生を動かしてくださいました。 結果は、大成功! ほとんど、子どもの手で創り上げることができました。 反対していた校長も、手のひらを返したように絶賛。 地域のお偉方から、大絶賛を浴びたのです。 「いやー、杉渕くん、よかったよ」 現金ですね(笑) 最初の学校で、 ・校内研 ・運動会 を組織しました。 大成功をおさめました。 これが、私の学校創りのスタートでした。 2校目は…駅から5分の学校。 一人ひとりはいいのですが…つるむと… 朝から夕食の話題、子どもの悪口… 「杉渕さんがきて、この学校ではじめて教材の話ができたよ」 ※当時の教務主任 そんな学校でした。 ・校内研究 ・運動会 ・特別活動 そのときそのときの立場で、学校創りに挑戦しました。 「君には、絶対に高学年は持たせない」(校長) 協調性がないからとのことでした。 「高学年になると、発言しないのよね」 「高学年になると〜」 うんざりしました。 専科の先生からは、「はやく、高学年になって」といわれました。 1年→2年(持ち上がり)→2年→1年→2年(持ち上がり) 5年間、歩き続けました(1、2、1、2) すごいですね。 この待遇は! でも、おかげさまで、1年生を2回持つことができました。 貴重な経験でした。 低学年を受け持っていては、学校創りは難しいです。 子どもの事実を示すことができないからです。 次は、ようやく3年→5年(※校長が替わったのです) やった! 高学年。 6年生になったら…2年計画でのぞみました。 しかし、学校事情で「すべて1年勝負」になりました。 ひどい先生がいたからです(他学年)。 その人をおろすために、全員がとばっちりをくったのです。 この学校には、8年(上限)いました。 学校創り50%しかできませんでした。 3校目、島へ。 学級にこもる予定が… 学校創りをしました(笑) 5年かかりましたが、いい学校になりました。 今の学校より、ずっとレベルが高かったです。 ・音読 ・歌 ・子どもが創る運動会 ・卒業式 などなど。 全校授業、交流授業、音楽朝会などなど。 システムも変えました。 午前5時間制、「基礎の時間」の創設などなど。 そして、4校目。 |
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◆学校創り ある人への手紙 「学校づくり」を始めませんか。 「指導しているのに、子どもがよくならない。子どもが悪い」とい うのは、サービス業でいえば、「工夫しているのに、お客がこない。 お客が悪い」ということでしょう。 子どもがよくならないのは、こちらの指導がよくないからです。 「ゴミを捨てないように」というだけで、子どもがゴミを捨てなく なれば、それにこしたことばありません。けれども、現実はそうなり ません。誰でもできる指導では、プロとはいえないでしょう。 方法を変える必要があると思うのです。 K小に限ったことではありませんが、ほとんどの学校は、方法論が ありません。具体的にどうしたらいいか 突き詰めていません。あい まいというか、指導したつもりになっているというか… 今日の話でも、みなさんは、根本的なことはある程度共通理解でき ていると思います。しかし、理想実現のための方法、つまり、手だて ということになると、途端に口が重くなってしまいますね。 このへんを何とかしたいですね。 具体的な行動レベルまでおろさなければ、効果は薄いと思うのです。 みんなで、もっともっといい学校にしましょう。 3学期、初日から学校づくりを始めています。 積極的に攻めています。 生活指導、歌に関わることを提案しました。 具体的なことで、やる氣になればすぐできる(実践できる)ことで す。 朝会の時 大きな声で歌わない ↓ 各クラスで、朝会の前に教師が言葉をかける。 歌の練習をする。 朝会の並び方 声を出す子を真ん中に集める。 声を出す子を集め、 「君たちは、代表です。しっかり声を出してね」 「頼むよ」 というように、役割を与える。 たとえば、このようなことをいいました。 音楽の先生も 「音楽室では声を出すのに、体育館に行くと声を出さない。これをな んとかしたい」 といっていたので、私の提案に賛成してくれました。 生活指導については、根本療法が必要であることをいいました。 今学校でやっていることのほとんどが、対処療法です。その場しの ぎです。 子どもがよくならないのは、方法が悪い。みんなで考えよう。 プラスの生活指導→子どものいい点を見つけ評価する。 たとえば、朝会の時長話をやめプラスの行動を評価する場をつくる。 全校で、学校をきれいにする。 「むずかしい」 「………」 という反応です。 なかなか難しいです。 具体的に何をするか 突き詰めて考えている人はいないので。考え ても、出てこないのです。 このへんをどうするか、私の課題でしょうね。 私は、強引に進めなければ学校は変わらないと思います。 みんなの意見を聞いていると、同じ結果になります。 毎年、「あまりうまくいかなかった」といいつつ、まったく変えよ うとしないのが普通の学校ではないでしょうか。 同じことをしていては変わりません。 私には、具体的なプランがあります。 しかし、前の学校では、そのプランが通らないのです。 教師が大変になる ことは反対されるのです。 しかし、私のプランが通ったものもあります。 特活 全校のロング集会です。 担当者(そのとき、私は特活の長でした)が大変でしたが、その分 子どもは伸びました。 体育を研究したときも、成功しました。何とか、全員に研究授業を やってもらったのです(研推の長でした)。 いずれも、数人の協力者がいました。 学校づくりは可能なのです。部分的には。 私が考えているのは、総合的な学校づくりです。 成功したとき、子どもは変わりました。数人の教師も変わりました。 しかし、多くの教師はそのままでした。 自分より年上の人に働きかけてもダメなことが多かったです。もち ろん、私のいたらなさ、人間としての未熟さもあると思います。 確かに、以前は人を強烈に批判してきました。 しかし、5年前から、態度を改めています。 それでもうまくいかないのです。 なにかの長はやらされます。荒れた学級を持ってくれと頼まれます。 前の学校では、私は下から3番目くらいでしょうか。40代のおば さまがずらー。 何か提案すると、「大変だからやめましょう」でした。 多数決で負けてしまうのです。 私に賛成してくれる人も、増えてきたのですが、いつも、1〜3票 差で、提案が通らないのです。 反対した人には、代案がありません。 そちらの意見が通った(?)のに、長をやる人はいません。 これが現実だったのです。 これからは、このようなことは世間が許さない時代になるでしょう。 学校は変わると思います。 「生活目標を一つにする」 しぼって実践していけば、必ずよくな ります。 あまりやる氣のない人が長にならなければ、いけると思うのです。 このへんは、校長さんの人事に期待したいです。 私としては、まず、ゲリラとして行動します(今もしています)。 与えられたポジションで、提案し実践していきます。 |
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